「”ファニーな3人組”」ANORA アノーラ szmushiさんの映画レビュー(感想・評価)
”ファニーな3人組”
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2024年制作(アメリカ) 監督:ショーン・ベイカー 点数:4.0
< あらすじ >
ストリップダンサーとして働いているアノーラ(愛称:アニー)は御曹司イヴァンと出会う。アニーはイヴァンと店外でも会うようになり、1週間の彼女になることを契約、ラスベガスでの旅行を経て結婚するに至る。
しかし、イヴァンの両親にそのことが知れ、結婚をなかったことにするために男たちが送り込まれる。両親もアメリカから来ることになり、両親から逃げるイヴァンと彼のために振り回されるアニーと男たち。結果、2人の結婚はなかったことになり、アニーは短い夢に涙する。
< 感想 >
鑑後感はスッキリとしたもので、面白かったと思える作品だった。
特にトロス、ガルニク、イゴールの3人組が振り回される様がファニーで最高だった。
過剰すぎるくらいに間抜けで強引ではあったけれども。
ただ、アニーがイヴァンと結婚するのを決めるシーンにはあまり納得がいかなかった。
イヴァンを金づるとしてしか見ていないと思っていたのに、アニーにとって、彼女契約を結んだ1週間は結婚してもいいと思うほど幸せだったのか。
最後のシーン、イゴールに体を預けるアニーの心情は正直あまりピンとこなかった。
終盤での悪態をつきあいつつも仲よさげな2人の関係性は良かったが、ラストシーンにモヤモヤが残る部分があった。
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