「ラスト数分がものすごい傑作!!」ANORA アノーラ ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト数分がものすごい傑作!!
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見終わった後、ものすごい余韻がありました。簡単に言えば、バカ息子と勘違い女の物語ですが、ラスト数分にこめられたやり取りが大変素晴らしかったです。
最後、雪がポイントです。イゴール(だったかな?)がアノーラを車で送った際に「トロスには内緒だよ」と、取り上げた指輪をアノーラにあげた時に、もしかしたら娼婦であるアノーラは、初めて人間の愛や温もりを感じたのかもしれません。
アノーラは、御礼にイゴールの膝に乗り抱きつきます。しかし、イゴールは「あなたとはそういった行為はできませんよ」と言わんばかりに拒みます。同時に身分の違いによる冷たさをアノーラは味わうことになり、泣き崩れます。
雪の冷たさと身分の違いによる冷たさがリンクしているのだなあと感じました。
物語のほとんどは、下品な言葉が飛び交う内容ですが、意外と退屈しませんでした。
追記 個人的な感想です。
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