エミリア・ペレスのレビュー・感想・評価
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聖母たちの子守歌
ミュージカル映画ですが、
セリフの延長として気持ちが高まった時に歌が出てくる感じで、
”私歌うまいでしょ”の押し付け感なく、音楽もカッコよくスタイリッシュなので、
ミュージカルの苦手な私でも楽しく観ました。
登場人物の中では、主役のエミリア・ペレスより、
彼女(彼)の変身ぶりと自身の変わらなさを比較して気持ちが揺れ動く
友人弁護士リタの表情、言動に強く魅力を感じました。
仮に全く新しい善の人間に生まれ変われたとしても、
過去を完全に捨てず、良いとこ取りをしようとするならば、
眼を背けたい過去の自分の悪と対峙しなければいけない。
主役のガスコンが自身の過去の発言で炎上し、
過去に向き合わなければならなくなったのはなんとも皮肉な話。
物語は悲劇的な方向へと進みますが、
最後は聖母になることができたのだから、彼女の人生は幸福だったのかもしれない。
そう思わせてくれるような音楽の持つ力は、やっぱり大きいですね。
あの子たちにはまっとうに自分らしく育ってほしい
もしミュージカルじゃなかったらどうだったかなと鑑賞中不遜にも考えていました。
ミュージカルシーンは斬新にいろいろ工夫されていたし、パフォーマンスも良かったのですが、非ミュージカル部分で高まった緊張感やテンションが、フッと緩和されてしまうというか、ちょっと冷却されてしまうように感じました。
素材としては充分刺激的なものだし、名匠ジャック・オーディアールを持ってすれば、ドラマとしての更なる掘り下げでワンランク上の傑作に仕上げられたのではないかなあ。
ゾーイ・サルダナはアカデミー賞に値する素晴らしい演技とミュージカルパフォーマンスでした。真面目で有能そうな立ち振る舞いにプラスして、あの少し憂いを含んだ表情がなんとも良いですね。
ただ、ラストのエミリア奪回のシーンの武装組織の精鋭を集め先端の銃器を揃える強めの描写が、結局は「力には力で」と私には映ってしまい、少し興醒めしてしまいました。勿論リタも大好きなエミリアを何としても助けたく、そういう描写にせざるを得なかったのでしょうが。
以上いづれもあくまで個人の意見ですのであしからず。
ミュージカル仕立てじゃなくても・・・
呆れながらおもしろく観ましたよ
エミリア・ペレスさん、欲張りすぎ。
何事もほどほどですよ。
いくらお金が有り余っているからといって全てが思い通りにならないと癇癪起こすなんて、
バチ当たりますよ。
(そう説教したくなりました。
あの弁護士は只のイエスマン。
やはり人生には良くないことは良くないと断言してくれる人が必要だということ。)
言葉にもリズムと音階がある。
ミュージカル部分も違和なく納得する。
エミリア・ペレスの数奇な人生の幕切れを美化する為にも
この手法がユニークで見易かったのかも。
麻薬王は女になりたかったと切望。
でも恋愛対象は女性で、女性に成ってからも女性との(レズ)恋愛を謳歌するが(元)女房が欲するヒモ男には嫉妬するなんて。
エミリア・ペレスさんの事だからてっきり又男性に変わりヒモ男と男対決するのかと思ったが。
神様からのギフト(性別)は大事にしてくださいよ。
セリーナ・ゴメスがかわいい
映画としてはおもしろい
私の人生を変えてくれた
こないだ鑑賞してきました🎬
これは一言で言うと元麻薬王の贖罪の物語ですね🤔
エミリアと次第に信頼を築く弁護士リタと、マニタス時代の妻ジェシーの3人がメイン。
リタにはゾーイ・サルダナ🙂
なぜ彼女が知り合いでもないマニタスの依頼を受けたのかいまいちピンときませんでしたが、結局はエミリアと協力関係に。
ガモーラのような戦闘力はないものの、信念を持った女性でしたね😀
エミリアにはカルラ・ソフィア・ガスコン🙂
元麻薬王という難しい役どころを、時折でる昔の話し方や仕草で巧みに表現。
味のある演技でした。
ジェシーにはセレーナ・ゴメス🙂
歌唱シーンはさすがです👍
マフィアの妻という高飛車な感じも、にじみ出ていた印象。
ミュージカルシーンがちょっと唐突に始まる場面もあり、他にもコメディっぽさやシリアスなドラマもありの盛りだくさん😳
私はちょっと消化不良でしたが、映画全体としては及第点👍
ガスコンの一連の騒動で、アカデミー賞は助演女優賞と主題歌賞のみに留まりましたが、それでも観る価値はありますね😀
余談ですが、クレジットの順が
ゾーイ・サルダナ
カルラ・ソフィア・ガスコン
なので、ゾーイが主演でガスコンが助演なのでは❓と思ってしまいました😅
まあ後半はほぼダブル主演でしたね🤔
ゾーイサルダナ
自分らしく生きるとは?
悪い意味で主演が話題になってしまった本作。映画に罪はないので鑑賞。
毎日を鬱々と生きる弁護士のリタのもとに麻薬王のマニタスが性適合手術を受けたいと相談をする。数年後再び出会った2人は…というお話。
新しく人生を送りたいと思ったとしてもよほどの強い意志がないと身体を変えても本質は変わらない。エミリアはマニタス時代に強くなければならないと残虐な行為をしてきたわけやけど、心の中ではずっと無理をしていたんやなあ。
見た目が変わってもエミリアの子どもや家族を思う気持ちは変わらなかった。それは父性なのか母性なのか?
人を心から愛し、苦しみから救う。エミリアの求めていた生まれ変わるという願望は最後のシーンで叶えられたんやと実感。ただ、幸せに生きてほしかったよ。過去の代償はあまりにも大きかった。
カルラソフィアも熱演やけど、ゾーイサルダナのほうが目立ってたかな?ゾーイさん、あまり歌うまくない(ごめん)のが逆にこの作品にはマッチしていた。
コッテコテのミュージカルではないので、私みたいにミュージカル作品苦手な人でも割と観やすいと思います!
なかなか野心的な力作
前情報を入れずに
前情報を一切入れずに観た!ん?ペドロアルモドバルの新作出たんだっけ?と思いつつ、いきなりインド映画みたいに踊り出して最初ちょっと笑ってしまった。すっごく心揺さぶられるほどではなかったけど、リタの歌や踊りは素晴らしいと思ったし、優駿なのに搾取されるやるせなさや、依頼を受けなんでもやり遂げるタフさはカッコよかった!あのあと心やすらかに過ごせますようにと願う。マニタスとエミリアは違う俳優さんが演じてるのかと最後まで思ってた!パンフレットを読んで、1人の俳優さんが演じてると知ってお見事!と思った。過去の発言で炎上とか色々残念だけど、そういう情報を入れずにみれて自分はラッキーだった!南米ではブーイングという話もあるが、私は映画として普通に楽しんだ。セレーナゴメスも可愛かったし良い演技してたと思う!スクリーンで見れてよかった!配信では見る気しないね。
「パリ13区」の後ということで期待し過ぎたか
2022年外国映画ベストテンの3位に置いた傑作「パリ13区」に続くジャック・オーディアール監督作。
カンヌで評価されアカデミー賞では最多ノミネートということで期待し過ぎたか、十分面白かったけど圧倒的ではなかった。激しく愛した前作には遠く及ばなかった。
メキシコの麻薬カルテルのボス(トランスジェンダーのカルラ・ソフィア・ガスコン‼︎)が女性弁護士(ゾーイ・サルダナ)のサポートにより性別適合手術を受け、エミリア・ペレスとして新たな人生を歩むことに。
クライムなのにミュージカル、シリアスなのにエンターテイメント。そういう意味では間違いなく斬新。
ちなみに30代に突入したお久しぶりのセレーナ・ゴメスがボスの妻を演じた。やはり女子力は抜群。益々いい女になった。
最後にエミリアと愛し合う女性を演じたアドリアーナ・パスについても記録しておかないと。
そう、4人でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞‼︎
ワクワクが止まらない!
タイトルなし(ネタバレ)
メキシコの麻薬王マニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)は、妻ジェシー(セレーナゴメス)とふたりの子どもがいる身である。
しかしながら、彼は子どもの頃から自分の性に不満を抱いていた。
心情的には女性であるのだが、周囲の環境からそれでは生きていくことができず、麻薬の世界・暴力の世界に身をやつすしかなかった。
が、地位を築いた現在ならば、麻薬王の自分を葬り、元の女性になりたい、そして、それが叶うと信じた。
そのために働く者として指名されたのが、女性弁護士リタ(ゾーイ・サルダナ)だった・・・
という物語を、なんとミュージカル仕立てで描いています。
なんとも強烈なルックの作品。
特に前半は面白い。
が、性転換に成功し、エミリア・ペレスと名乗って行方不明者捜索のNPO・NGOを立ち上げてからが、意外とツマラナイ。
元の麻薬王の自分は葬り、家族をスイスの湖畔に疎開。
そこまではよかった。
だが、家族恋しの思い募って、正体を隠して家族を引き寄せてからが、どうも行動的には元の暴力の世界の行動に戻ってしまう。
身体は女性になった。
心も女性になった・・・はずだった。
でも、暴力の世界で生きて来た身は、最終的には暴力の論理で行動してしてしまう。
極端に言えば、「善行積めども、悪党は女になっても、やることは悪党」みたいな感じ。
可哀想、哀れ、といえばそうなんだけども・・・
どうも最終的に、わたし的には、ジャック・オーディアール監督の暴力志向(良いと思って志向しているわけではないだろう)が、悪目立ちした感じがして収まりがわるかったです。
ごちゃ混ぜ
何よりメキシコ怖すぎて!!
様々な要素がてんこ盛り でも根っこにあるのは愛の物語
メキシコの麻薬王が性転換して女性として生き直す物語にてミュージカル。いったいどんなジャンルなの、となるし、まあ、いろんな要素が詰め込まれておりましたが、オーディアール監督が名ジャグラーよろしくきれいにさばいてみせます(いったい何個のボールを回していたのやら)。
でも、この作品の本質は様々な形の愛を描いた愛の物語だと思っています。エミリアの子供への愛、エミリアとエピファニアの間の愛、ジェシーの実は変わらぬ夫への愛……そういった中でも私が気に入っているのはエミリアとリタのシスターフッド、姉妹のような愛と信頼関係です。リタとエピファニアの初対面のシーンは、双方に「お噂はかねがね」みたいな感じがあって本作屈指の名場面だと思っているのですが。
あと、リタを演じたゾーイ•サルダナはやはり助演なんでしょうね。物語を引っ張ったのは、信じられないほど特異な人物であるエミリア•ペレスで、これが主人公、リタはその紹介をする語り手といったところでしょうか。このパターンは結構あると思います。とりあえず思いついた例は『華麗なるギャツビー』で怪人物ギャツビーを語るニック・キャラウェイです。
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