劇場公開日 2025年3月28日

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エミリア・ペレスのレビュー・感想・評価

全233件中、41~60件目を表示

5.0相反する心 グアダルーペの聖母

2025年4月22日
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楽しい

興奮

知的

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レント

4.5ちっぱいおぱい♪主演はゾーイでは??

2025年4月22日
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ドキドキ

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ゆき

5.0手ごわい映画

2025年4月22日
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悲しい

興奮

驚く

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ヤマナ

3.0姐さんでてますよ

2025年4月20日
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治めるに善悪はなく、落とし所には欺瞞はつきものである。一周まわって結局はそこに行き着く。イブのすべて的でもあるが、主演の罪は重すぎるし、弁護士も受け取ってる金は血に塗れている訳で、元上司を批判できる立場にそもそもなく、作り手も美化するつもりはさらさらないのだろが、結局はセレナゴメスが最も純粋で、そこに社会的優先順位だの高尚さだのは意味を失う。それぞれがその範囲での欲に導かれてひしめき合う社会だけが映し出される。
それにしてもメキシコ社会をここまで汚く糾弾できるものだなぁと思って後でみていたら、フランス映画でキャスティング含めて炎上したことを知る。そらそうよ。

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Kj

4.0ものすっごくパワフル!

2025年4月19日
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アメフラシ

3.5仰天の映画だった。こんなのありかと私を驚かせた。

2025年4月18日
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正直、私が好むストーリーや題材でもない。現代メキシコを舞台に、人種差別や組織犯罪またトランスジェンダーをミュージカルにしてしまうその発想に驚く。「ウィキッド」が既存のハリウッドミュージカルの枠に留まっているのに対し、この作品はその枠を大きく超えている。冒頭弁護士リタの不満を歌うミュージカルシーンは秀逸で、音楽・振り付けとも私を感心させた。

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いなかびと

3.5おっさんみたいなおばはん振りがうまい

2025年4月17日
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あの国の治安状態は想像を絶する凄まじさであるが、そういう舞台でないと話が成立たない。
性同一性障害の啓蒙映画では勿論なく、異端者がアイデンティティを確立するための居場所の見つけ方が主題のようにみえる。
「本当の自分」を手に入れて初めて見えてくるモノが必ずしも幸せに繋がるわけではなかったのが哀しい。

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ひろちゃんのカレシ

5.0遠い地球の裏側の話?

2025年4月17日
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怖い

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すけちゃん

3.5極端な人は極端に振れがち

2025年4月16日
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前半と後半でガラッと様子が変わる。
そこそこ楽しめはしましたが、最後の盛り上げ方や仕舞い方は薄い印象でした。

ミュージカル要素は比較的自然な感じで、普段ミュージカル系の映画はあんまり好きではないのですがこのくらいなら許容範囲でした。

メキシコ製ではなくフランス製なのですね。
たしかにそれはメキシコの人々にとっては色々言いたくなりそう。

海外の監督が日本のドキュメンタリーや人間ドラマを描くならともかく、政治的であったり社会的な物語を極端な語り口で描いたら・・・と思うとね。

整形とかってあんまり詳しくは知りませんけど、継続的にメンテナンスや追加手術を重ねないと維持が難しいという話を聞いたことがありますが、ここまでの変化だとどうなんでしょうね~というのは気にかかりました。

不良やヤの人がたまに良い事をして見せると、それまでに重ねた悪行が霞んで見えてしまうという話がありますけども、これもそんな印象かな~?直接描写はされませんでしたが、そこまでの麻薬王だったならかなりの事をしてきたはずでしょうし。その割には転換後の身辺警護のガードが甘すぎますし。心理的な割り切りが大物の割には甘々なんじゃないかな~?とは感じてしまいました。

カープの帽子、私も気になりました。なんだろう・・・

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寝落ち中尉

4.0葬列に広島カープの野球帽が気になった

2025年4月16日
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楽しい

幸せ

ドキドキ

この時期はどうしてもカンヌやアカデミーで受賞し評価の定まった映画を選択してしまうのだけれどこれは大当たりでミュージカルシーンに身体が呼応して暗闇にリズムをとりながら楽しんだ。そもそも日常から始まっていつのまにか非日常へと連れて行ってくれる映画が大好きである。音楽ジャンルにラップが幅を利かせ始めた昨今のミュージカルでは台詞から歌へのグラデーションがさらに心地よくなり特に今作は弁護士のラップ調の台詞にダンスが加わり照明が変わり会場の出席者全員を巻き込んでいくNGOのパーティーシーンが圧巻だった。舞台はメキシコで残虐マッチョな実はトランスジェンダーの麻薬王(マニタス)が性別適合手術を受けて(マニタスは死んだことにして)エミリアとして生まれ変わるという、ちょっと今の時代ウケを狙ったようなお話なのだけれど、そこはもうどうでもよくなるくらいにミュージカルパートが秀逸。さすが名作「シェルブールの雨傘」を生んだフランス映画である。唐突感のあるエンディングを含め良かったのだけれど最後のカメラブレブレの葬列パレードは如何なものか?付け足すならFIXの3カット程度で締めくくって欲しかった。

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たあちゃん

4.0壮絶な人生のぶっ飛んだ設定

2025年4月15日
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怖い

興奮

難しい

アカデミー賞…くらいの情報で鑑賞
イヤー濃い内容でしたね
監督がフランス人なので
てっきりフランスでの話かと思いきや
まさかの麻薬カルテルのボスからの
トンデモナイ依頼が…
メキシコの治安の悪さや誘拐、トランスジェンダーなど
社会的な問題を訴えてもいたが、そんな事はどうでもいい
次々と展開が変わり最後まで引き込まれてしまった
ラストの車のシーンは、ああしなきゃ終われなかったんでしょう
それぞれの俳優の演技もとても良かった

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かちかち

4.5想像以上に面白かった‼️

2025年4月14日
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泣ける

興奮

幸せ

ロクにレビューも見ずに、監督名だけさっくりチェックし、フランス映画ね、良し!と飛び込んだので期待を裏切られた!いい意味で。
ほぼ観ないミュージカルで、お話はサスペンス。あり得ないようであり得たのだ!
最後までドキドキ楽しめた。私にとっては今年1番の映画かも。いい誕生日になった。

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関東Blues

3.5ビンゴ!!

2025年4月14日
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泣ける

怖い

難しい

燻った日々を送る弁護士と女性になりたいと言う麻薬王の物語。

弁護士リタはある日誘拐され麻薬王マニタスに女性になる為の協力を半ば強制的にさせられるも無事成し遂げ…しかしエミリアとして生きる彼女と再会し再び幕が上がっていく。

麻薬王って時点で大悪党であることは間違いないが、そんなマニタスも1人の人間としての悩みを持ち…。生まれ変わったエミリアと接していくうちにリタとの間にも信頼と友情が。

生まれ変わっても消せない過去、そして生まれ変わっても変わらない気持ちや愛情…そんなものがふんだんに盛り込まれたストーリー。

大好きな匂い…エミリアはどう思っただろうか。

そして最早敵となった彼女。この真実を初めから言えていたら、そしてもし受け入れて貰えていたならばどれほど…。

一方からは近く、もう一方からは果てなく遠いその距離が終始切なかった。

慈善事業!?…はどのツラさげてと思わないこともなかったが、これも変化と言うことか。そしてどんな姿になっても子どもを思う気持ちは変わらないのだなぁ。

難しい性の問題を扱っていながら、狂おしい家族との関わりをよく表現しておりなかなかに没入させられた作品だった。

個人的には、よく出来たストーリーなので別にミュージカルにしなくても良かったかな…なんて。

キラーチューンっぽいものも無かったように感じたし。。

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MAR

4.5組織や警察から逃げるクライムサスペンスじゃない!

2025年4月13日
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興奮

とある直木賞本を読んでメキシコにいつか行きたいな〜と思っていたので、麻薬カルテルのボスが性転換?舞台はメキシコ?へー、観てみるか〜!くらいの知識で映画館へ行きました。てっきり逃げるための性転換手術なのかなって思ってたんです、クライムサスペンスかなって。そしたら全然違った!クィア映画だった!そしてミュージカル仕立てだった!最初の2曲で、わたしはハマりました。全曲を歌い上げる系ではなくて、気持ちの高ぶりなどに乗せて曲になるやつでした。
ぶっ飛んだストーリーだったので、エミリアはあのラストを自身で受け入れていたのかどうかが気になりました。(ストーリー的には言い落としどころじゃないかなと思います、盛りだくさんすぎておなかいっぱいでしたし…)
大人計画(松尾スズキさん)の作品を観たかのような、不思議な感覚で席を立ちました。好き。

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lotta

5.0個人的には今年度の作品賞だ

2025年4月13日
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第97回アカデミー賞最多13部門ノミネートで助演女優賞と歌曲賞受賞とのことでかなり話題性があったが、本作のテーマにあまり興味が湧かなかっため、なんとなく暇な時にふらりと劇場に立ち寄り鑑賞。
上演開始まもなく、劇場に来た甲斐が大いにあったことに大満足。
本作の観どころか、ところどころで流れる語り口調のミュージカルはとても訴えるものがあり、それはそれで意外に迫力ありで絶妙なのだ。
映像的にも、度々とらえる人物のどアップはど迫力で圧倒される。メキシコの曲なのか、もちろん音楽も雰囲気抜群で歌曲賞受賞はまさに伊達じゃない。
役者陣の演技も、助演女優賞受賞のゾーイ・サルダナだけでなく、主演のカルラ・ソフィア・ガスコンや脇を固めるセレーナ・ゴメスの熱演も鬼気迫るものがあり、それぞれが受賞してもなんの不思議もないレベルに思う。
ストーリーは奇想天外ながらもある意味ベタではあるが、終始ハラハラドキドキが止まらない。特にラストのドンパチは、結末はどうであれ大きな余韻を残す。
本年度アカデミー賞最多部門受賞の「アノーラ」も大好きな作品ではあるが、個人的には本作が本年度の作品賞だ。
あぁ…とにかく銀幕で観れて本当に良かったなぁ~と、大満足で劇場を後にした。

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いけい

3.0要素詰め込みすぎたかな。

2025年4月13日
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『女性になりたい』
そんな唐突な申し出にアクシデント的に巻き込まれていく彼らの様子が面白く、あまり説明的な描写もないのも手伝ってスピーディーな展開に魅せられましたが、後半にいくにつれ、尻すぼみになっていきました。

最後のクライマックスは残念な終わり方でした。主人公の生き方を問うのか、家族との関わりを問うのか、過去の自分なのか、後半はどこかに焦点を絞って欲しかったです。
感情移入できませんでした。

リサ役はとても良かった点とミュージカルは意外と受けいれることは出来ました。彼女の出色でした。
今年のアカデミー賞候補はそこまでレベルは高くなかったです。

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ねじまき鳥

3.5ドラッグって儲かるんだな

2025年4月12日
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最初、ドラァグクイーンとドラッグを掛けているのかと思いました。
でも、そんな単純な話ではなく。
性別や人種で差別されている人、見た目で差別されている人、学歴で差別されている人、国で差別されている人……本質は同じところにあり、且つ、差別されているからっていい人じゃない。
人を殺した先に、法律を破った先に、生きづらさの答えはあるのだろうか。
単純には解決できない問題は山積みなんだけど、エミリアのリッチぶりが、韓国ドラマの財閥もびっくりな具合で。
結局は、ドラッグを買う主な層は貧困層で、そこから搾取して、さらには貧困層には理解できない、生きづらさも存在するわけで。
ドラッグに手を出さないことが唯一の、アイデンティティーの確立かもしれないと思いました。

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su-zu

4.0外向きベクトルの映画

2025年4月11日
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フランスの才人監督ジャック・オーディアールが、サスペンスドラマをミュージカル仕立てとした映画。オーディアール監督は、舞台をメキシコに設定し、スペイン/メキシコ人と、スペイン語に馴染みのあるアメリカ人を採用して撮影を進めた。

主人公のエミリア・ペレス/マニタスは、スペイン人のトランスジェンダー俳優カルラ・ソフィア・ガスコンが演じた。その演技は、奔放の一言。彼/彼女に手術を受けさせるために世界を奔走する、狂言回しの弁護士リタを務めたのは、アメリカ人のゾーイ・サルダナ、ただし彼女はプエルトリコとドミニカに縁があり、スペイン語も上手。それでも、英語を話した時が、一番自然で生彩が感じられた。

ドイツ人が「考えてから歩き出す」と言われるのに対し、スペイン人は「走ってから考える」と言われることがあるが、その影響は確かにあった。カルラ・ソフィア・ガスコンの過去の失言が見つかってしまった。10年前ならいざ知らず、昨今のように多様性が認められ、リテラシーが求められるコンプライアンス遵守の世の中では、あり得ないこと。

私にとって一番良かったところは、セリフを喋っていたのがミュージカルに移行してゆくところ、特に群踊の場面。なぜか、北野武の「座頭市」が思い出された。あれは一見タップダンスだったが、本当は太鼓のリズムに乗っていた。彼は黒澤さんの映画を思い描いていたのだと思う。

アカデミー賞候補の有力作だった主な作品は見たけれど、この「エミリア・ペレス」が一番エネルギーに満ちていたと思う。ただし、ベクトルが外を向いている分、無駄なインパクトを発揮してしまったが。

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詠み人知らず

4.0姿を変えても過去は変えられない

2025年4月11日
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悲しい

知的

 フランスを代表する名匠のジャック・オーディアール監督が作った野心的で奇想天外なサスペンスミュージカル。いや、ジャンルを規定できない作品だ。
元は歌劇(オペラ)にする予定だったものを新しさを求め、ミュージカルに仕立て上げたという。

 弁護士のリタ(ゾーイ・サルダナ)は麻薬カルテルのリーダー、マニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)から多額の報酬と引き換えに秘密裏に女性への転換手術を行う依頼を受ける。本心を隠して生きてきたが、残された人生で願いを叶え女性として生きたいという。
リタは性適合手術の手配から残された家族の居場所など全て秘密裏に行うことを全うする。
それから時が経ち、イギリスで成功を手にしていたリタの前にエミリア・ペレスという女性になったマニタスが現れる。
マニタスはメキシコでもう一度家族と暮らすための依頼をしに来たのだ。
マニタスは女性に生まれかわり、過去の悪行を償うための慈善活動にのめり込み、リタもその活動に協力する。

 エミリア、弁護士のリタ、マニタスの妻ジェシー、エミリアの彼女になるエピファニアの4人の女性の視点で進む展開は細やかで演技も素晴らしい。結果カンヌ国際映画祭では演じた4人が同時に女優賞を獲得している。エミリア役のガスコンに至っては史上初のトランスジェンダー女優としての受賞となった。

 ところで、なぜクライムサスペンスとしては似つかわしくないミュージカルの手法を取ったのか。映画におけるミュージカルシーンはどうしても唐突である。舞台劇のミュージカルは舞台装置の中で歌い踊るので違和感はない。一方映画ではリアリティを追求した場面の中で突然歌い踊るのでリアルから離れ、ある意味滑稽でもある。

 エミリアは女性に姿を変え慈善活動に精を出すが、彼女が過去に犯した犯罪は消えるものではない。過去の凶暴さが出てしまうこともある。そうした姿はある意味滑稽でもある。
オーディアール監督はジャンルというものを超え、サスペンスにミュージカルの要素までぶちこみカオスのような映画を作った。それは比喩的にはコメディも包含したある人物の数奇な人生を表現したかったのではないか。

 さて、カルラ・ソフィア・ガスコンの件だ。
ご存知のように、過去のSNSで差別的な書き込みをしていることが発覚し、大批判を浴びている。

 アカデミー賞でも非英語作品で過去最多の12部門13ノミネートを果たしたが、受賞したのは助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)と主題歌賞の2部門のみ。ガスコンも主演女優賞にノミネートされたが落選した。もちろん賞はエミリアではなく個人のガスコンが対象なので、個人の不適切な投稿が原因ではずされたことは当然である。映画同様、過去の過ちは変えられないというという事を地で行く皮肉な結果になってしまったのだ。

 ただ、出演者の不祥事で作品そのものの評価が落とされるのはどう考えてもおかしい。昨今リスク回避傾向が強まり、主催者や製作者が過敏な対策をとるような気がしてならない。
この映画のガスコンの演技は素晴らしかったし、プライベートで不適切があったとしてもその評価は変わらない。ましてや作品の評価が変わるようなことがあってはならない。

 傑作とまではいわないが、意欲的な作品でジャック・オーディアール監督の代表作にもなる作品だと思う。外野に惑わされることなく自分の目で鑑賞して欲しい。

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kozuka
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