「罪滅ぼしといいつつ身勝手」エミリア・ペレス kogeruさんの映画レビュー(感想・評価)
罪滅ぼしといいつつ身勝手
鑑賞した頃アプリが不調で書き込めなかったのですが、意外なほど高評価が多くてびっくりしました。
「リリーのすべて」や「わたしはロランス」もそうだけど、結婚してから昔からの気持ちが抑えられなくなってトランス手術する男の言動が、あまりにも身勝手で女性としてイライラします。
おまけにエミリアは過去の醜い所業で得た莫大な富を罪滅ぼしに慈善事業に乗り出すのはいいけど、そこで感謝とかされるのもなんだか納得できない。
自分は新しい恋のお相手とルンルンするくせに、嫁が他の男と結婚しようものなら相手を殺す勢いなのは、術前の医師と弁護士の会話「姿を変えても本来の人間性は変わらない云々…」というのが伏線になってたかな?所詮独占欲の強いチンピラにしか見えなかった。
最後も対立するギャングとか政治家に誘拐されるならまだしも、なんじゃそりゃな展開だし。
いきなり雪国に行かされたかと思えば呼び戻されて束縛されたり、嫁と子供が可哀想で仕方ない映画でした。
アカデミー賞取らなくて良かったです。これが取ったら怒り心頭ですよ。
ゾーイ・ザルダナとセレーナ・ゴメスがとても良かった、ダンスシーンも、それだけは良かった。
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