「バードが導くベイリーの希望」バード ここから羽ばたく ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
バードが導くベイリーの希望
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主人公ベイリーの視点を通して、自身の成長と家族の本質的な愛情に気づくストーリーだ。
ベイリーのおかれた環境は、おせじにも幸せとは呼べない。
父親は4日後に結婚式をあげるようで、新妻となかなかうまい関係性が築けないベイリー。
それが原因で父親ともうまくいかない。
そんな状況下で出会うバードは、少し変わったミステリアスな存在感を纏っている。
ともに過ごしバードの父親を探すことで、母を守る、父親の愛情に気づくといった、
家族愛をテーマにしつつ、ベイリーが少しずつ大人になる姿を描いている。
兄は兄で彼女がいるが、最後の最後で別れざるを得ない状況になる。
そこに寄り添う父親と妹ベイリー。
ベイリーが初潮をむかえた際に父親の新妻を頼り優しくしてもらう。
そこでわだかまりがなくなり、父親との結婚を心から祝福できる心持ちになるベイリー。
常にバードがベイリーに寄り添う。ベイリーからの「大丈夫」という言葉が
ベイリーに希望の光になったに違いない。
バードは本物の鳥の姿になったりするが、これはベイリーの想像だと思う。
クソみたいな大人もたくさん出てくる(毒を持つ)が、子どもたちはピュア。
子どもたちがどう成長するかはやはり親や子どもを
とりまく大人次第なのだろうと思う。
やはり俳優としては、ベイリーの父親を演じたバリー・コーガンの存在感が圧倒的。
バードを演じたフランツ・ロゴフスキも只者ではない。
これからも要注目の俳優だ。
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