劇場公開日 2025年9月5日

バード ここから羽ばたくのレビュー・感想・評価

全49件中、1~20件目を表示

4.0やるせない日常だけど

2025年9月24日
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鑑賞方法:映画館

どうにもならない、やるせない日常。
そのなかにある、愛に気づくのは難しい。

でも、そこに愛があるんだ。
そこには愛があったんだ。

そのことにジワジワ近づいていく感じが、なんとも心地よい。

不機嫌が、ちょっと笑顔に変化するさまか、なんとも言えない。

う〜ん、時間とともに染みてくるね〜

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ミツバチば~や

3.5導き?

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

127本目。
始まりの画、タイトルで何となく、そういう映画と予想。
刹那でしか生きられない様な環境。
でもってのバード。
この人は導きなのか?
でも彼女の何かを変えたのは間違いないけど、結局はこの場所で生きていくのだろうと思ったら、希望はあった。
いい映画だけども、もうひとつ何か足りない感じはする。
あと日本人でバードを演じるなら、草彅剛かなあ。

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ひで

3.5そこに愛があったとしても

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館

突然あらわれた不思議なおじさんと、思春期少女のひと夏の(よくある)ハートウォーミングストーリーみたいなものを思い描いていたのですが、なんていうか前提が思っていたのとぜんぜんちがった。
そこに多少の愛はあるんだろうけど、それにしても子どもたちの環境がひどすぎやしないか。
え、そういう展開なの?というあれこれも、幻想とか妄想っていうか、記憶のおきかえみたいなものだったらつらいな・・・と思いながらみました。
バリー・コーガンのチャーミングなクソ親ぶりはとてもよかったです(でもクソはクソ)。

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kikisava

5.0なんとかなる。

2025年9月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

ドキドキ

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よだか

4.0父親の愛

2025年9月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

ドキドキ

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いちごのチョコレート

4.0ここから羽ばたく

2025年9月17日
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鑑賞方法:映画館

最初、人物に寄りすぎなアングルと手ブレが激しいカメラワークのせいで酔わないか心配になった。
ただ、バードの登場以降、物語に推進力が生まれ、心配をよそに引き込まれていった。
一見、無秩序のようなたくさんのカット割りも、ベイリーの心情を説明する映画ならではの演出になっていた。
終盤の展開は呆気に取られた。あくまでベイリーの視点で描かれるため、ファンタジーなのだけど、日常の延長にある奇跡に感じ、押し付けがましくない自然な高揚感があった。
とてもポジティブで、観終わったあとに観てよかったと思える作品。

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きなり

4.0稀有な映画

2025年9月17日
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どことなくイングランドの香りが漂い、そしてロックストックやトレスポの系譜を辿りながらもケンローチな題材で描く不思議な映画だった。

言わずもがな格差社会が激しい国で、底辺中の底辺で当たり前のようにアンダーグランドな世界で生きる子供である主人公。そこには危険が隣り合わせでありながら当たり前のように恋や仕事の悩みなどもある。

birdに込められた映画の意味や希望などを類推はすれど理解はできないもどかしさもありながら、映画的な筆致によりとても見応えのある作品になっていました。

鳥が羽ばたくシーンには驚き

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ビビ

3.5最初は、なぜこんな映画を観なければいけないのかと思った

2025年9月16日
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鑑賞方法:映画館

主人公の少女12歳のベイリーに扮するニキヤ・アダムズは大柄で、14歳どころか17歳位にもみえる。既にある程度、固まっているようで、ロンドンの下町言葉とも違うぶっきらぼうな英語を話す。アフリカからの移民系を思わせる風貌、シングル・ファーザー(バリー・コーガン)、異母兄と一緒に、郊外の労働者向けの集合住宅で暮らすが、彼女は彼らとも、今は別に暮らす母や異父姉妹の誰とも似ていない。毎日違う服を着て、バックやリュックを持って外出し、それが映画に出るための条件であったかのように、一瞬だけ楽しそうにする。学校に通っている様子も、もちろん働きに出ているわけでもない。食事や洗濯のお世話を誰がしているのかも不明。お金はないようだが。

ただ、バードと呼ばれる、明らかにヨーロッパ系の男(フランツ・ロゴフスキ)が出てきて、彼は「天使」だなと思った時、全体が寓話であると悟った。
ストーリーを述べるほどではないが、まだ20歳台の父親の再婚までの数日間と、バードが生き別れした父親と再会するところが描かれる。

少なくともブレグジットの頃まで、アフリカ系等の難民の最終的な行き先が英国であることは、いろいろな映画で見てきた。英国には、彼らを受け入れるだけの度量と制度や施設があるのだろう。たとえ最初は、どうにもならないにしても、潜在的な力を持つベイリーのような娘が、バードのような天使と出会った時、蘇って途轍もない力を得てゆく。オリンピックの時見るように、今や英国は、明らかな多民族国家である。

ベルギーや、パリ郊外を扱う映画で出てくる、難民系だけれど、どこか優美さを持つところが、この映画でも垣間見られると、もっとよかったが、それは無い物ねだりということか。

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詠み人知らず

5.0両手にトカレフ

2025年9月15日
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イギリスだけじゃないけど、イギリス。
そして、日本。
あなたの世界はそこだけじゃない。

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田中

3.0おセンチなファンタジー

2025年9月13日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

驚く

鳥!って!?、、、、

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万年 東一

4.0あとからジワジワ…

2025年9月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

癒される

正直はじめはタイトルの写真のイメージと映画内容が一致しないなぁ…とこの映画はイマイチだったかなと思ったのですが、終わって友人と内容を振り返ってみた時に、あぁ、あれはこういう意味だったんだ、もっとよく内容を噛み締めて観れば良かったと思いました。
良いことばかりではない、どちらかと言うと辛いことのほうが多く起こる主人公の女の子の心がある人物?によって少しずつ開かれていく観終わってから思ったのはどことなくファンタジックで優しいストーリーでした。
観て良かったと思える作品です。

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まりも

4.5そして、ろくでなしどもはイエローを大合唱する

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

「バードここから羽ばたく」貧困とどうしようもない大人たち。その行き詰まりの世界で俯いて生きてた少女がバードと名乗るへんてこりんな人物との出会いから変わっていく姿を素晴らしい映像とスリリングなストーリーで描いたアンドレア・アーノルドの傑作。

アンドレア・アーノルドの視線はDV野郎を除いて、どうしようもない大人たちにも暖かく、貧困を生きる市井の人たちを肯定する。そのどうしょうもない大人を演じる、主人公の父役のバリーコーガンが秀逸でした、さすが。

一儲けをしようとする、バリーコーガンたちがガマガエルに酷い音楽を聴かせれば、金になるドラッグの内分泌液が出ると(バカ)、コールドプレイ「イエロー」を大音量でかけながら、大合唱するシーンが最高。お前ら大好きなんじゃん。

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ピンボール

2.5Yellow

2025年9月12日
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ブレミンガー

5.0生き物たちの詩的で自然な世界

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

現状の孤独な鬱屈とした生活に対し、
自由な生き物の世界に憧れる少女が一歩踏み出す物語。

Birdというファンタジックな存在を少女の成長する起点としながら、
一方で粗い画質、スマホ画像、手持ちカメラ撮影などで
リアルなドキュメンタリー風になっているのが面白い。

合間に挿入される生き物たちの画像も、
安易な感情の押し付けがましさがなく、あるがまま自然なのが好印象。

観ている最中は、大人たちの刹那的な生き方はもうちょっと変えられないものか、
とか変に現実的なところが気になっていましたが、
振り返ってみると、不思議と詩的な印象の残る作品でした。

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HK

4.0バリー・コーガンがどんな演技をしてるのか気になって観たが、危ういシ...

2025年9月12日
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ドキドキ

バリー・コーガンがどんな演技をしてるのか気になって観たが、危ういシングルファザーを安定の好演
そんな父を持つ12歳の少女が厳しい環境の中をたくましく生きていくのだけど、現実と幻想が入り混じった不思議な話だった
繊細な映像美もあるけど、手振れが激しく観てるのが厳しいところもあった

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NOSTOS3

1.0今の環境から飛びだしたい人々

2025年9月11日
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悲しい

難しい

ん~~ なぜこんなに評価が
…ハマらない
鳥人間はリアルそれとも、今の現実から逃れたい人だけ視えるのか… デモ、自分の父親には会っていたな〜
良く分からない作品でした

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ろくさん

4.0階級社会のリアルと少女の夢

2025年9月11日
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鑑賞方法:映画館

イギリスの労働者階級・貧困家庭の現実と神話的な幻想が交錯する不思議な余韻を残す映画だった。
貧困を描いた映画といえば、日本なら(作風はずいぶんちがうけれど)「万引き家族」「あんのこと」とかだろうか。この映画が撮られたイギリスだともっと色々な映画を思い出す。ケン・ローチとか「トレインスポッティング」とかが代表だろうか。イギリスは産業革命以来の社会階級が固定化されがちな社会でもあるから、伝統的に描かれる人々の物語なのかもしれない。日本だと家族の愛情の物語が一つの典型だけれど、イギリスの階級社会というのがこうした映画の系譜を作っているのだろうか。
舞台はイギリス、ロンドンの郊外。落書きだらけのアパートや低層アパート、街中に未開発の空き地も多数、そこに住む人には無縁のように街外れを横切る高速道路…、郊外の労働者階級の住む街である。アーノルド監督の出身地らしく、彼女の子供時代の思い出がかなり反映されているようだ。

映画のストーリーに分かりにくさはないのだが、手持ちの16ミリと登場人物が撮影した安いスマホの粗い画像で、最初はちょっと見にくさを感じた。物語では、現実ではあり得ない神話的、あるいは夢のような描写が入ってくるから、そこで少し混乱する。
しかし、それも含めて見終わってみると、ざらざらとした映像のせいか、現実の場面はリアルなノンフィクションのように感じるし、同時に夢のような描写も主観的で内面的なリアルなのだと納得させられる。おそらく、この監督独特の持ち味で、何作か見ればもっと慣れていくのだろう。

主人公は12歳の少女ベイリー。学校に行ってる描写もなく、まだ20代の父親も働いている描写はないが、これは演出上の省略であると同時に、その背後にはイギリスの実際の教育格差や失業のリアリティでもある。日本を含む先進諸国と同様、イギリスでも無職やその日暮らしの労働者、不登校も少なくないようだから、そうした現状を反映した設定なのだろう。
父親はコミュニケーションが苦手で、暴力の発作を抑えられず、しかし同時に家族や子供を愛している。警察や行政に頼るという発想はなく、またこの映画の中ではそうした制度は存在すらしていないようでもある。
ベイリーは父親が14歳の時の、最初の子供で、そこにその後の子供達と再婚相手の連れ子など、多くの子どもたちが兄弟として加わって、肩を寄せ合うように助け合って生きている。
学校に通っている子供は遠い存在で、地域のグレた少年たちと共に荒れた生活を送っている。ベイリーはすごくタフな現実を生きていて、それを救ってくれるのがスマホで取る写真。そして、空を飛ぶ鳥を眺めることだ。
そして、野原でうとうと眠ってしてしまい迎えた朝、そこで会うのがバードという名前の不思議な青年だ。父親を探しているという彼と共に、ベイリーは彼の父親を探し始めるのだが、見終わってみると、バードは本当に実在したのだろうか、彼の存在自体がベイリーのファンタジーだったのではないかと思ってしまう。どこからどこまでがリアルで、どこが空想なのかの境界が曖昧で、それがこの映画のわかりにくさでもあるし、でもずっと考えされられる魅力にもなっていると思う。

社会の底辺の厳しい現実を、時に激しくぶつかり合いながらも、肩を寄せ合うように生きる中で、思い出に残るような美しい時間も数々描かれる。現実も、人間関係も、自分自身も思うようにならないけれど、それを引き受けて生きていく人の弱さと強さの両方を描いた映画であった。
このリアルで同時に神話的な物語は、僕の心の中にも強い印象を残して、忘れられない一本になりそうである。

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nonta

5.0見たことがない映画。自然の造詣が美しく、この子が女の子ということは...

2025年9月11日
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見たことがない映画。自然の造詣が美しく、この子が女の子ということは用をたそうとしたときに分かったのだけど、子どもっぽい父、兄、父の新しい相手といい、ほほ頼るもののない世界で、生理を迎え、バードと出会うことで彼女は大人になっていく。
それにしてもDVはむごい。
イギリスの階層別の住宅や地域も見える。

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Emiri

3.0洗練された印象はないが、心に残る現代のおとぎ話

2025年9月10日
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UKの最下層労働者階級の暮らしぶりが活写されます。貧困、子沢山、不衛生、虐待、閉塞感。
ちなみに長男ハンターの彼女の住まいは少し上層なのか、界隈にゴミ落ちてなかったですね。
手持ちカメラで臨場感が倍増。ただしブレも多いので、内容も含めて少し酔いそう。

ベイリーは父親の新しい結婚相手を好いてなかったけど、初潮を通じて何となくシスターフッドができるところがいい感じです。兄やまして父は出番ないですからね。この4日間でベイリーは心身ともにとても成長しました。

フランツ・ロゴフスキの神話に出てきそうなひょうひょうとした表情、まさに自由な鳥人。バリー・コーガンはいつも特異なキャラの若者役が多かったけど、今回父親役とは(そしておじいちゃんにも)!
でも本作この二人が絡むシーンがないんですよ!観たかったな独vsアイルランドの演技対決。いずれにしても只者ではない二人です。

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sugar bread

3.0人はどんな環境でもささやかな幸せを見つけることができる

2025年9月10日
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イギリスの田舎街に暮らす12歳の少女ベイリーはシングル・ファーザーの父親と2歳年上の兄と一緒に暮らしていたが、何の前触れもなく父親がいきなり再婚相手を連れてきて、来週結婚式を挙げると告げられてショックを受ける。そんなとき、ベイリーは牧場で風変わりなバードと名乗る男と出会う。初めは警戒するものの、その雰囲気が気になって話をするうちに、バードは自分の両親を探していることを知り、手伝うことにしたのだが……。

貧しい田舎街の最底辺の人々の暮らしでは、生活の一部に暴力が組み込まれているかのようにDVは当たり前、結婚と離婚を繰り返し、「貧乏人の子沢山」と言われるように異父母兄弟が何人もいる。

でも、見ているだけでも心苦しくなってくるそんな暮らしの中でも、人はささやかな幸せを見出すことができる、ということを伝えたいんだろうな。

そして、いかにもヨーロッパらしいなと思ったのが、風来坊が何処からかやって来て希望をもたらして去っていくというモチーフ。それは現実かも知れないし、希望的感想に過ぎないのかも知れない。しかし、一縷の望みを何かに見出すことで現実に押し潰されずに何とか生きている、という人も少なくないのだろう。

ベイリーが撮ったスマホの映像なども多用しながら構成されるカメラワークでモキュメンタリー的なタッチになっていることも、現実感を増し、我々の世界と地続きにある日常生活を見せられている気分にさせることに寄与しているのだろう。

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Tofu
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