「破綻寸前の完璧」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
破綻寸前の完璧
のっけからスワンソン選手のマシンガントークが炸裂して、CMのような映像が高速展開します。続いてアポロ計画の基地に移って、シリアスなドラマが始まると思いきやお姉さんと怪人が周りをかき回し始めます。
発射シーンの高揚感はツボを押さえた演出でしょう。
ドタバタ喜劇的な狂言回しを軸にして発射準備の緊張感と政府高官の陰謀のサスペンスが交錯するので、一歩間違えればビッコを引くような作品になるところを絶妙のバランス感覚で一級の娯楽作品に仕立てました。
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