「いかにもハリウッド的な良質な娯楽大作」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン よしてさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いかにもハリウッド的な良質な娯楽大作

2024年7月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予告を見て「カプリコン1」を思い出さざるを得なかったのですが、実際に見てみるとなかなかの娯楽作。
1960〜70年代のファッションに身を包んだスカーレット・ヨハンソンさんの魅力は素晴らしく、また、夢のある時代のアメリカ宇宙開発の模様が描かれていたのもよかったです。

ただ、前半の月着陸計画におけるPR活動や企業とのタイアップなどはどの程度実態に基づいたものなのか、判別しにくく、後半のフェイク映像制作などはさすがに完全な創作であるはずですが、予算を得るための上院の集票活動は実際にありそうで、どこまで物語にリアリティを感じながら見るべきかの戸惑いはありました。

とはいえ申し分なく楽しめた作品ですし、綺麗に終わったことも含めて、想定外に良かった作品でした。

よして