「技術屋の誇りVS国の威信を懸けた茶番」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン uruさんの映画レビュー(感想・評価)
技術屋の誇りVS国の威信を懸けた茶番
“アポロ11号の月面着陸画像はフェイクだ”
という嘘だか本当だかわからない噂話を、子供の頃に聞いたことがあった。
なんとこの度、その都市伝説が映画になったという。
ワクワクしながら見た本作、伝説の真偽はさておき、とても面白い物だった。
技術屋としての誇りと、文字通り血の滲む努力。
混乱の時代を生き抜く女性の強かさと脆さ。
そして、アメリカという国の、尊大にして傲慢な『国の威信』とそれに振り回される面々の悲喜交々。
全てが絶妙なバランスで、テンポよく描かれている。
映像の真実は知る由もないが、そこには確かに、
人類にとって大きな飛躍を成し遂げた人々の姿がある。
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