密輸 1970のレビュー・感想・評価
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あの時代の空気感を醸し出しながら、現代的なスマートさも。
劇場でみた予告編がとてもよい出来で、鑑賞を決めたのだが、本編もとても楽しめた。
映画全体の雰囲気としては、使われている音楽などの印象もあって、ちょっと野暮ったい感じがあり、まさに1970年代に作られた映画といった空気感が醸し出されていた。
ただし、扱われているテーマは、現代的なスマートさがあって、そのバランスがお見事。
また「モガディシュ」の監督だけあって、アクションシーンの迫力が半端なく、展開のハラハラ感も充分味わえる。それと共に、細かな設定にもリアリティがあって、それぞれの登場人物の信じる「正義」の描き方も上手いなぁと思った。
(ネタバレになるので、あまり詳しく語れないが、ラストの病院のシーンは個人的にジーンときた)
感動の名作とまでは言わないが、エンタメ作品としてとてもよくできていて、観て損はない佳作。
海女さん×シスターフッド「猛龍」
1970年代はどの国もミニスカート、またはタイトで裾広のパンツ、カラフルで柄はストライプやチェック、女性の髪型やメイクも派手で明るくて元気!そのバックに流れるのは演歌&歌謡曲。リズムも歌詞も歌い方も如何にも70年代でどの歌も上手くてさすが韓国と思った。
怪しいのは誰だ?と最後の最後までワクワクどきどき楽しめた。素潜りの海女達の信頼協力関係にうるうるして気持ちよい終わり方で大満足!韓国の海女さんが水に上がるときに吹く口笛がとても素敵だった。きれいな海、珊瑚礁、小さい魚、いいなあ。でも化学工場で汚染された海で採れる貝は死んでいる。公害は大昔からあるが、日本の70年代も公害裁判、スモッグ、そして公害が原因の病気名は子どもでも知っていた。この時代の映画「ジョーズ」や60年代の「荒野の用心棒」へのオマージュありテンポもよく見てて楽しかった。女達の海女としての経験と知恵、きりりとした関係にかっこよさを感じて快感の映画でした。
評判通り面白かった!こういう映画がもっと観たい!
ネット上の評判の良さが気になってた。
やっと観たらやっぱり面白かった。
騙し合いのストーリー、知らないのに懐かしい韓国歌謡曲、シスターフッド(山田優か篠原涼子にしか見えない)、必要以上に本格的でカッコイイアクションシーン、愛らしいキャラのコ・ミンシ!
虐げられていた女たちが、強かに馬鹿な男どもを次々とやっつけるのは、観てて本当に気持ちいい。
こんな映画を、もっとください!
こういう作品が少なすぎるのも、男社会の弊害か?
ナツカオモシロイ
64年生まれのマタゾウにははっきりとした70年代の記憶がある。国も町も違うが何かしら相通じるものを感じる。本作は宇多丸さんも絶賛するのが納得いく娯楽作で、スジも映像も役者も音楽も、全てレベルが高く満足度が高かった。作品の傾向は違うが、「辰巳」と同様の映画満足感。音楽も当時ものらしく、日本の歌謡曲とも似たような感じ、釜山港へ帰れ風の曲も流れてた。登場人物では可愛く可笑しく泣かせるコ店長が最高じゃった。
久々の海外出張で羽田に行く途中で鑑賞するというナゾの行為に走ったわけだが、とにかく見ておいてよかったのである。そしてその足で出張なのにパンフも買ってしまったのである。角川シネマ有楽町のスタッフの方、「スーツケースを預かりましょうか」と申し出ていただきありがとうございました。
隣の席の兄ちゃんが盛んに前後に体勢を変える。「背もたれにドンともたれるのは前の席を蹴るのと同じく迷惑行為なのだよ」と思ったがそのうち映画に引き込まれて気にならなくなったのでした。
'70s海女シスターフッド+サメ映画
要素盛り盛りのクライムエンタメ
このクソアマめ!!!
公開終了ギリギリにして、なんとか滑り込みでリベンジ達成!いやぁ、映画中に寝るなんて良くないねぇ。今週の鑑賞スケジュールには頭悩まされたよ。ちょっとでもヤバい!寝るかも!と思ったら、これからはちゃんとポップコーンとアイスコーヒーを買うことにしよう。対策バッチリなおかげで、無事全編開眼👀
2回目見て思った。なんでこれ寝たんだ。ビッッックリするほど面白いじゃねぇか!「コンフィデンスマンJP」好きにはたまらない、最高の騙し合いバトル。韓国映画の真骨頂。これこそ、映画のあるべき姿。こんな映画が見たかった!アクションもドラマもクライムサスペンスも、ぜーんぶ自分好みの楽しいの詰まった傑作だった!
129分間、一切飽きない。テンポがとにかく良くて、スムーズに展開していくから海の流れに身を任せるかのように、ちょっとややこしい内容にも関わらずスっと頭に入ってくる。やたらリアルな描写も作品の質を向上させている要因だし、登場人物みんな個性的ってのもずーっとワクワクしちゃう秘訣。チュンジャがまあ面白く、お金のことならお任せ!な彼女は本作に持ってこい。彼女なしにはこの映画は成立しない。そう言い切れるほど。
クライムサスペンス、ドラマパートの面白さが異常。全体的に懐かしい雰囲気だからかコメディとして結構笑えるし、それより物語があまりに見応えで溢れていて、「密輸1970」のタイトルをきっちりやり遂げている。刺客とか、仲間とか、税関とか、群青劇の完成度だって高すぎる。
本作の凄いところはそこだけに留まらず、アクションだって「犯罪都市」に匹敵するレベルの大興奮。1回の戦いでこんなバリエーションを見せてくれるのか...贅沢極まりない。それも、陽気な音楽と共に繰り広げられる暴力には思わず笑っちゃう🤣長回しもすっげぇ楽しかった。
「密輸」そして「海女さん」という2つを見事に掛け合せ、ラストシーンなんかは映画の全てが集約されるように全ての要素が機能していて、ホントよくできた映画だなぁと感心した。こういう映画を作れる頭が欲しい。
この展開ならもっと盛り上げれるような演出出来ただろうな〜とか、コメディに寄りすぎるばっかりに緊張感が薄いな〜とか、思うところはあったけど、今年公開された韓国映画の中ではベスト3に入るほどの傑作くらいコメディだった。オップンがまじモナコ過ぎて笑っちゃう笑笑
間延びする
韓国映画はなんでこんなに面白いの?
シスターフッドもの
アバズレ
まるで昭和の東映作品を観ているような感覚で…「肉体の門」とかと似たようなテイストを感じるものの、お話としては面白かった。
が…あの韓国的懐メロをどう処理するべきか。
唐突に、大音量で挿入される。
その後に流れるBGMと同じなのだけど、いちいち興が削がれたりもする。
BGM全般が俺には合わなかった。
もっとハードな話かと思ってたのだけど…いや、ちゃんとハードではあったのだけど、どうにも噛み合わせが悪いというか、没入感が薄い。
安っぽいというか俗っぽいというか…アレも韓国の一面ではあるのだろうけど、華がねぇなぁって。
話しは嫌いじゃないんだ、ホントに。
虐げられた人々が「密輸」って犯罪に手を染める。そもそもが汚染物質を垂れ流す化学工場のせいなのだ。
それまで海の幸が豊富だった海で漁ができなくなる。
それ故だった。
劇中で「貧乏は罪だ」なんて台詞があった。貧乏だから犯罪に手を染める。極端だとは思うが言い得て妙だとも思う。
3年前に摘発された密輸事件で拗れた女達の友情が復活していく様とかも好きだし、大悪が税関の係長ってのも頷けたりする。
だが、どれもこれも昭和テイストで…なんの焼き直しなんだろうとまで思う。
監督があの時代ではなくて、あの時代の作品を復刻したいってんなら成功だとは思うけど…台詞も仕掛けも編集さえも、昭和の東映作品の匂いがプンプンしてる。
女性の自立ってよりは、男性社会への反抗とか脱獄とかがテーマだったと思う。
日本の女性蔑視も酷かったけど、韓国の女性蔑視も相当酷い…てか輪をかけて酷いなぁと思われる。
海女たちの背景は語られないのだけれど、あんな稼ぎもない港町で独身ならば、出てきゃいいのにと思うのだけど、それが出来ない事情でもあったんだろうか?
色々とツッコミどころはあるのだけれど、まぁ、夏だし、鮫はやっぱり怖いなぁなんて事を思い…特に目新しい事もなかったのだけど、物語はちゃんとしてたように思う。
海女さんが女性しか居ないのは、男性は漁に出るからなのかしら?それとも女性には海女に特出する性能でも備わってるのかしら。韓国の海女さんの風体も日本の海女さんと変わらずで、それはちょいと驚いたかなぁ。
ベトナム帰りと歌謡曲
密輸業者と税関と海女が密輸品を巡って争奪戦を繰り広げるクライムサスペンス。韓国映画らしい設定。でも、個人的にはかなりの大好物な部類。
どんな話なのかある程度イメージしていたし、そこから大きくズレることもなかった。でもそれでいい。嬉しいサプライズは、ベトナム帰りの軍曹たち。彼ら2人の格闘シーンはこんな映画(言い方は失礼だが)ではもったいないくらいにレベルが高かった。
お互いに騙しあい、裏をかこうとする。コンゲームのようでいて、でも熱い友情の話だった。やっぱり好きなタイプの映画じゃないか。舞台が70年代ということもあって、登場する人たちの言動に時代というか泥臭さを感じる。いや、韓国南部の港町だからなのかもしれないけど。
この70年代の舞台を彩るのが当時の韓国歌謡(と思われる楽曲)の数々。70年代の日本の歌謡曲もその傾向があるが、やたらとソウルフルだったりする。うまいと言うよりも染みるボーカル、シンプルなのに印象に残るメロディ。つらさや悲しみがにじみ出るあの曲たちがとても優しかった。
サメや船の航行のCGがちょっとしょぼいのも許せるくらいに面白かった。韓国映画で、この手のクライムサスペンスを作らせると普通にこのレベルになるってことがすごい。
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