モンキーマンのレビュー・感想・評価
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文句もあるが、嫌いじゃない
「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年!)主演のデヴ・パテルが監督主演する復讐劇です。
インド系英国人として思うところがあるのか、インドの格差社会などに焦点を当てた活きのいい映画。回想シーンがくどくてもう少し短くならんかとか、そこは銃じゃなくてナイフだろとかの文句はあるのですが、後半は血みどろアクションで嫌いじゃないです。
ハヌマーンはタイだと思ってました。(byウルトラマン)
スラムドッグ$ミリオネアのデヴ・パテルが監督・脚本・主演の復讐劇。
ジョン・ウィックの大ファンらしくアクションシーンの所々というか全体にオマージュが見られる。(「ジョン・ウィックも使ってた銃だぞ」ってそのまま過ぎw)
権力者やお金持ちが悪党で搾取されている底辺庶民がそいつらを倒すというのはどこの国でも気持ちの良い物語として不動の人気なのかと思うが、インドだと上下の格差がとんでも無く大きい分、見終わった後のカタルシスは相当ではと期待をしていたが、思ったほどではなかった。
多分ジョン・ウィックのアジア版感が強すぎなのと尺の長さで途中で飽きてしまったのが理由だと思う。
ヒンドゥ教の宗教観をベースにしたヒーローものだが、地下闘技場でタイガーが「ここで皆が信じているのはインド・ルピーだ!」というセリフが一番の本音に聞こえた。
シヴァ神は、オネエの味方です
最初の襲撃に失敗、潜伏の地でハヌマーンとして覚醒。いよいよ母親の仇を討ちに単身乗り込む。
ラストに向かうデーブ・パテールの立ち姿が、死を恐れぬ戦士然としてゾクゾクする。
ラスボスとの対決が若干の盛り上がりに欠ける点はあったもののリベンジアクションとしては合格点。
改造三輪自動車のカーチェイスは、新鮮。狭い路地でも爆速で駆け抜けるし、スピンターンも見事。
お姐シヴァ軍団の活躍には、拍手喝采でございます。
Bleach
地下格闘場の噛ませ犬をして暮らす男が幼い頃の復讐に燃える話。
八百長試合のコマとして働きながら故郷を焼き家族を殺した輩を捜す中で、マッチのロゴを手がかりに上流階級のラウンジに従業員として潜入して巻き起こっていくストーリー。
たまには勝たなきゃオッズだだ下がりじゃ?なんて思うけれど、それは置いといて話しが展開して行き、なんだかあっさり…調べるよりワンコ手懐ける行の方が長くね?
流石にすんなりいかないのは良いとして、途中から長い回想が入ったりしてまったりだし。
アクション作品ではあるけれどそこにワクワクするものがあまり無いし、ドラマは妙に哀愁たっぷりだけどテンポが悪くて中途半端な仕上がりという印象。
リキシャがターボ付きなのは萌えたw
ジョーダン・ピールが買った復讐劇!
ジョーダン・ピール印と宣材のビジュアルに
惹かれて鑑賞しました。
率直に申し上げて既視感たっぷりで、
新鮮味はほぼ無く、インドが舞台という独特の世界観
を楽しむ感じでしたね。
アクションの山場は2回しかないんですよねー。
1回目は大敗し命からがら逃げ&命を救われ
ロッキーのように修行してからの再戦!
で、『ノースマン 導かれし復讐者』を彷彿とさせる
終い方でした。
もっと『ジョン・ウィック』的な息をもつかせぬ展開
だと良かったのですが、割とタルい展開なので、
ちょっと退屈しちゃったんです。
だから121分は長すぎだと感じちゃいましたね。
期待して観ちゃったので点数もそれなりです。
監督デビューにして主演のデブ・パテルには
今後も期待しようと思います。
モンキーマン?
デブ・パテルはブルース・リーとかジョン・ウイックやりたかったんかな〜、とは思うが、ミニマルな割に話が入って来辛かったり、撮影が近すぎ暗すぎでなんだか分かんなかったり、上手くいってるとは言えない。
それにあんまりモンキーマンじゃなかった…
ハヌマーン降臨! ワイルドなインド・アクション映画の興奮! 粗削りな魅力とパワーの快作!
インド、ある男の復讐劇。
前半の復讐に至る準備から、実行時の興奮。
犯行後の延々と続くノンストップ逃亡アクションにドキドキ。
悪い奴を徹底的にやっつけてくれるとスカッとする。
そして王道的な展開で、いったん休養からの復活!
まずは闇ファイトで盛り上がる。
そしていよいよクライマックス、これまでの怒り爆発!
よどみない格闘アクションに燃える!
軽快な「ジョンウィック」印のアクションに魅せられる。
少しマンネリ化、インフレ化してしまった「ジョンウィック」が失ったワイルドさがある。
(「ジョンウィック」のアクションは、もはや”防弾スーツの格闘ダンス”という「型」で、戦いではなくなっていた。本作でも、これ以上洗練されてしまうと魅力半減のギリギリの線。)
「NOPE」のジョーダン・ピールが製作者の一人、「スラムドッグ$ミリオネア」主演のデーヴ・パテールが、製作・監督・脚本・主演作というから興味深い。
特にパテールのこだわりと「熱」が伝わってくる。
舞台がインドでありその社会的な背景と、ハヌマーンなど伝説的要素が、アクション映画としてはとても新鮮です。
以下超余談です。
特オタなら「ハヌマーン」のことは45年前からお馴染みの存在。
「ハヌマーン」と言えば、ウルトラ6兄弟と共闘したインドの巨大ヒーローです!
ウルトラ怪獣軍団と戦い、墓泥棒は容赦なくひねりつぶし、勝利のダンスを踊るのだ!
「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」!もう45年経ってしまった…。
インド版 ジョン・ウィック
大好きなジョーダン・ピールが関わってて、よく出てる俳優が主演、って理由で観ました。
主演はデブ・パテルで監督も彼との事、今回で名前を覚えました(笑)
劇中にタイトル名が出てくるけど、インド版ジョン・ウィックと言っても、そんな遠くない(笑)
ワンちゃんも出てきて、アクションもバッキバキで、たぶん影響あるのでは?
そんな悪くないけど既視感あって、もう同じようなのノーセンキューかな…(笑)
それもあってか最後の方ダレました、15分ぐらい切った方がスッキリすると思う。
ハヌマーン神話をノワールバイオレンス風味で
デーヴ・パテル監督・脚本・主演で超絶アクションと聞けは観に行かざるを得ないだろう。なんかほっこり系のイメージを持つ彼がノワール・バイオレンス・アクションを撮る、というのも興味津々だし、とにかく予告がワクワクしたぜ。
ちなみに、この映画の中のインドは架空のインドなので、別に社会派を狙って撮ってるわけじゃないだろう。インド版ゴッサム・シティだと思うと良い。
で、本編はというと、予告のワクワクにお釣りが来るほどの最高アクションの連発!だった。
なにせ監督本人が「ジョン・ウィック」や「ザ・レイド」に影響を受けたと公言しているのだ、ネオンに照らされたピンクとブルーの照明や、エレベーターからとにかく大量に出て来る敵など、テンションの高まるシーンの多いこと!
その他、トニー・スコットやマイケル・マン、ニコラス・ウィンディング・レフンからの影響も感じる、とにかくやりたい事と撮りたい絵のオンパレードで、こだわりにこだわり抜いた「この1本に賭ける愛」をビンビンに感じた。
そういう映画は、観ている方の心も熱くさせる。
ストーリーはリベンジもの、という事になっているが、それはちょっと違うと思う。
この映画の真のテーマは「神」だ。
物語の序盤、闇の闘技場でタイガーが言う。「ムスリム、ヒンドゥー教、隠れキリシタンもいるかも知れないが、ここで皆が信じているのはインド・ルピーだ!」と。
それは主人公の村を焼くことになった経緯も、その黒幕でもある導師・シャクティも、村を焼いた張本人、警察署長のラナも、ナイトクラブのオーナー・クイーニーも皆同じである。
この世に君臨する絶対神が金、というのはなんとも世知辛いじゃないか。この世で一番大事なものが金だなんて、なんとも虚しいじゃないか。
それが後半、一気に変化する。闘技場に再び現れたモンキーマンは、やられ役・悪役であることを辞め王者キングコングを倒し、ブーイングを浴びる。それが続いて相手を倒すと、一転モンキーマン・コールが起きるのだ。ここの流れはかなり強引でもあるけど、金が絶対神じゃなくなる瞬間であり、金に縛られ操られる世界にひび割れが走った瞬間でもあるのだ。
ではモンキーマンこと主人公(一度も名前は呼ばれないが、役名はキッドである)の「神」とは何なのだろう?
最後に対峙したシャクティの命乞いに、彼は「許せるのは神だけだ」と言い放ち、とどめを刺す。
薄れゆく意識の中で、思い出すのは母の笑顔。彼にとっての神は母であり、母への愛と献身こそがモンキーマンの戦士としての本質なのだ。
ここまでずっと「神」と表記してきたが、映画のセリフは「バグワン」でもっと概念的に「神聖な存在」という意味だそうな。
心の中の神聖なものを支えに、闘うと決めた男の壮絶な勝利。アクション映画に欠けがちな「何で闘ってんの?」の部分に一本筋が通った快作だ。
ちなみに「許せるのは神だけだ」はレフン監督作「オンリー・ゴッド」の原題でもある。エレベーターの扉が開いた時の、シンメトリーと赤と黒のコントラストも相まって、レフンファンとしてはイチオシのシーンだったなぁ。
数々のアクション映画に思いを馳せつつ、こんな面白いなら監督2作目も観に行こうと心に決めた。新作公開が楽しみな監督が増えたのは望外の喜びであることよ。
終始、“なんでこんな映画作ったんだろう”という疑問を持ち続け、終わった・・・
何となく予告で薄々わかってはいたけど
どういうつもりでこんな話を作ろうと思ったのか?これを監督・主演のデブ・パテルさんが構想8年かけて撮ったというんだから信じられない・・・
ただ、ひたすらバイオレンスで全く面白みの無い復讐劇ドラマだった
若い頃の自分ならこういう無意味にバイオレンスで退屈な作品でも面白がって観ていたかもしれないけど、今となっては全く楽しめず、冒頭の文面の気分しか残らなかった
=ハヌマーン!自分が何者かを思い出す時、必然の力作に
強烈な一打!否、超連打!! 野蛮で血なまぐさく暴力的でエネルギッシュな社会派アクション、あるいはアクション映画の皮を被った社会派映画?アクションと融合させながら痛烈な社会批判を込めた、表現の責務と可能性。
目!己のために戦う復讐の鬼から、貧しい人々の暮らす地域(コミュニティ)に根を張るように義賊へ…見世物からヒーロー、エンターテイナー、そしてそうやって張られてきた根はいずれ芽を出しては神となるスラムドッグ・ヒロイズム。地べた這いつくばって、太陽を食べる勢いで手を伸ばすそのさまに、刮目せよ!!
「ジョン・ウィック」好きか?テンションの高さゆえに時に見づらいほどハンディ手持ち撮影&編集による、ジョン・ウィッキズム溢れる凄まじく超絶怒涛のアクション(と色味)!ビーストを殺せ〜!! 猿のマスクを劇中終盤で色抜いて変えるのもよかった、なんて思っていたら割とすぐ脱いじゃった。
超見たかった本作、その高い期待に応えてくれた!若き実力派デヴ・パテルは英国生まれだが、世界的出世作の『スラムドッグ$ミリオネア』然り『ライオン』など自らの人種・出自と切っても切り離せない役柄を演じてきた。そんな彼が原案から書き、脚本・製作・主演、そして監督と務めた本作はとてつもない熱量で見応えに満ちた素晴らしく目の離せない一本となった。
P.S. 撮影中に手の骨を折ったり…撮影はインドネシア。劇伴に少しトップガンを彷彿とさせるものがあった。
アクションとドラマのバランスが中途半端
アクションとドラマのバランスが中途半端
もっとアクション満載にするか
ドラマを描きたいならもう少し
キャラや行動の背景を描く方が良かったと思う
もしくはインド映画みたいに三時間越えの長編にしてアクションもドラマもしっかりやるか…
とは言えクライマックスの怒涛のアクションはかなりのクオリティ
カメラ長回しのアクションと全身をしっかり映すカメラワークはブルース・リーやジャッキー、最近ならジョン・ウィックやザ・レイド辺りを彷彿とさせる
ていうか多分めちゃくちゃ影響受けてると思う
ラストの一騎打ちとか手に爪付けた奴出て来たりしないかな?ってちょっと期待した(笑)
クライマックス以外のアクションは正直微妙
カメラが忙しく動き回るから何やってるのか良く分からない
まぁ個人的にはクライマックスのアクションとオート三輪(トゥクトゥク?)のカーチェイスのシーンだけでも金出す価値はあったと思う
インド版ジョン•ウイック
前情報で目的が復讐だと知っていても、そのきっかけとなる事件の映像が出て来るのが遅いので、何が具体的に起きていたのか?母親との記憶の映像が繰り返しボヤッとしたままに進行するのが残念!
ポスターの写真がかなり迫力あるので、かなり怖いのかと思ったけど、それほどでも無かった。
殆ど銃を使わずに殴り合うアクションスタイルで次々に敵に向かう姿は正にジョン•ウイックそのものと言う感じ。
目が疲れる😳楽しめるがカオスなアクション映画
復讐劇ベース。らしくないヒーローが覚醒する。カメラワークが素晴らしいのか?目まぐるしく疲れ目必至。ストーリーは一応着地するが、なぜそのアプローチなのかは疑問。伏線の放ったらかしや分かりにくさ、ラストでタイマンに臨む署長や悠然と構える教祖、イヤイヤ違うでしょ。もっと臨戦しなさいよ!
注目はヒジュラ(第三の性のことかと)が助け出したことで匿ってもらえ、ラストで彼ら?が加勢したこと。途中さりげなくトランスジェンダーへの抑制にも触れたから監督の思いがあったのかなぁ。
粗は山ほどあるがスルーしてカオスな世界を楽しみましょう、けっこう楽しめます
情報量の多さが魅力的
インド神話から始まり、エモーショナルな復讐劇で期待以上の作品でした!様々な場面でのアクションとスリのシーンはとても痺れました!
主人公が最下層からじわじわと上り詰めていく過程は最高。
社会派要素が含まれていてまさに今の時代を映し出していました。ラストもカッコイイ!
フツーに面白かった
マリーゴールドホテルなど、愛嬌あるイメージのデヴ・パテル。いつもと違う演技に期待、どれぐらい怖くなれるのか?フツーに面白かったです。鍛えられた身体が凄い!アクションも、洗練されオシャレ。画面の色合いや雰囲気がジョン・ウィックみたいですが、神話やタブラの音楽などインド要素も満載です。が、このインド要素をもっと理解出来ると、より楽しめると思いました。
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