劇場公開日 2025年3月20日

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教皇選挙のレビュー・感想・評価

全637件中、61~80件目を表示

3.5期待が大き過ぎた

2025年8月8日
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デフォルメされているとは思いつつも、実際のコンクラーベも同じような追い落としや謀略があるんだろうなとも思う。そういう意味では良くできた映画かもしれないが、個人的にはそこまでの面白さは感じなかった。カトリックの信者ならもう少し入り込んで楽しめるのかも。
最後のオチは、ベタ過ぎると思いきやもう一波乱。そこまでは予想できなかった。

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masya

4.5衝撃のラスト

2025年8月8日
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映画館で見たかったが、タイミングが合わず見ていなくて、ようやくアマプラで配信されたので見ることができた。コンクラーベの中の緊張感、噂話や真実の暴露による選挙の行方が目まぐるしく変化し、そして最後は、、、。

保守と革新、白人と有色人種、男性と女性、戦いと赦し、様々な対立軸が緩やかに統合されていくその様を見せつけられ、大変感動した。

問題発言かもしれないが、この映画をぜひ竹田恒泰氏に見てもらい、感想を伺いたいものだ★

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レイは!?★

4.0聖職者の煩悩

2025年8月8日
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知的

ストーリーも映像も、とてもしっかりと作られていて、見応えあり。見ることの出来ない世界を、映画で体験出来た気分。
聖職者でありながら、煩悩や欲に支配された行動を取るところも、リアリティあり。

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ぽん

4.5インノケンティウスの名前の意味するもの

2025年8月7日
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教皇選挙
2025年日本公開

米国公開は2024年10月25日でした
そして米国大統領選挙は2024年11月5日でした

俗世界の最高権力者の選挙に、本作の公開日程をぶつけるというところに、本作の製作意図が透けて見えていると思います
この聖界の最高権力者を選ぶ映画で、俗界の最高権力者を選ぶ時、その選択が正しいことなのかをアメリカ国民に今一度自らに問うて欲しいということだったと思います

カトリック教会のような古く長い歴史を誇るところなら、伝統から一歩も外れないことが金科玉条かと思いきや、時代や世の中の考え方の進歩に応じて教会の考え方もあわせて改革していくことが必要で重要視されています
それがあったからこそ、中世から近代、現代へと人類社会は進歩することができたのです
教皇の有力候補には、色々な人物がいます
そんな進歩に批判的なもの、教皇に相応しからぬものもいます
権力闘争ですから、これは戦争だというものもいます
やがて何度目かの投票の時に奇跡が起こります
あるいは神の怒りだったのかもしれません
狂信的イスラム教徒の自爆事件が近くで起きたのです
宗教戦争だ!と主張する有力候補
それを冷静に諌める別候補
誰も存在を知らなかった人物でした
それで、一気に選挙の形勢が変わり新教皇が決まります
新教皇は名前をどうするか問われてこう名乗ると答えます「インノケンティウス」と
その名前を聞いて、枢機卿達は驚き息を呑みます
教皇の名前はその名前で教皇がどのような教皇になろうと考えているのかの抱負を示すものだからです
その名、インノケンティウス3世は、12世紀末から13世紀初頭にかけての第176代ローマ教皇の
ことです

教皇権全盛期時代の教皇で、西欧諸国の政治に介入したことで有名です
西欧諸国に対して王権より教皇権が優位である事を示した教皇です
つまりヨハネとかの当たり障りのない教皇名とは全く違う、教会は現実政治に介入していくとの決意を示している名前だったからです

いつまでも続き終わらないウクライナ戦争、カザ紛争、イランへの12日間戦争のように 俗界では中世への逆戻りを志向するような指導者が現れて力をもちつつあります

本作は聖界でフィクションであっても人類社会がより進歩する方向に進む方向に教皇が動き、俗界に介入してでも、中世へ逆戻りする動きを押し止めて欲しいとの願いがテーマであったと思いました

現実では1月にトランプ大統領が就任し、4月には前教皇の葬儀がおこなわれました
世界各国の首脳も揃って参列しました
もちろん葬儀です黒いスーツで参列を教会から求められます
なのにトランプ大統領は青いスーツで参列しました
そして席次を最前列に変更させました
つまりカトリック教会の権威より、自身が下であるとは認めないと公然と主張したのです

現実はフィクションより強烈だったのでした

自分はキリスト教徒ではありません
しかし、天をも恐れぬ傍若無人のふるまいは、いつか神の怒りに触れるのではと思い、それが恐ろしい結果に至るのではと恐れてしまうのです

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あき240

4.5芳醇で重厚な人間模様を描きだした秀作

2025年8月7日
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興奮

知的

ドキドキ

2025年5月。実際の教皇選挙が行われたことで、この作品が注目され、Amazon Prime Videoで配信開始となったので視聴しました。

視聴をするうえでカトリック教会に関しての知識はほぼ有りません。
教皇を筆頭とした序列(力関係)もよくわからない状態で視聴をしましたが、十分楽しかったです。

 ただ、自分が高齢になった為、主要人物の顔と名前が一致できない・・・覚えられないんですよね。作品では主要キャラは一応判りやすい設定にしてはしていると思います。
衣装が皆一緒というのが、憶えにくくさせたのかなぁ・・・これは私個人の問題であり、作品には問題ありません。

 本作品、シナリオがとても良く出来ていると感じました。神に仕える聖職者ではありながらも、人間。巨大な権力を前にして欲が抑えられない、皮肉。
 当初は「この選挙をしっかりと運営する」ことを目的としていたローレンスが、自分の名前を書き出すという、人の、それも欲から一番遠い存在の聖職者なのに、欲に流される悲しい性の描きだし方がエグかったですね。

神のまにまにが大原則のはずなのに、ガッツリ人の欲と思惑と、足を引っ張り合う愚かさを描き出す反面、終盤では「神」が思い描いたかのような展開となるのですが、実のところ「前教皇」のシナリオのようでもあり、とてもとても幾重にも人の心理が描き出される見事なシナリオでした。

 そんな見事なシナリオを、役者陣が素晴しい演技で膨らませ、荘厳な音楽が本作品を豊かにし、ロケーションやスタジオセット、衣装が説得力を持たせる、素晴しいチームワークを感じます。

 全く、ド派手なアクションはありませんが、とても見応えがあり、ラストの展開も衝撃で、満足度のとても高い作品でした。

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ヤナコ

4.5骨太な骨格を持つ作品

2025年8月7日
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知的

驚く

斬新

こ、こ、これは・・・これは現世ある神の国の腐敗と失望に屈することなく何ともシニカルでかつかくもセンセーショナルな、まさに今あるとしたらかくあるべきたる神の国を描いた作品であった。その仕立てはサスペンスであり、どこまでも人間的でドキュメンタリックでありながら、表現者の擁したこの結末はもうこれ以上ない宗教的で汎用的で、反宗教的でありながら何よりも真の信仰と実存に根差した、人間存在の究極を問うものであります。神の国を描きながらここには一切の神が存在しない・・・それにも拘らずその最後に神の光が照らす先が描かれた見事な宗教映画となっている。

言うに及ばずの傑作でした。

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mark108hello

4.5確信は団結の最大の敵

2025年8月6日
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知的

驚く

色んな人の考察やレビュー、解説を読んで、理解できたこと、理解できなかったことが生まれました。

結局どこまでが前教皇の差し金だったのか…?

そこを明らかにはしないことこそ、この映画の核心。
神秘は神秘のままに
余白(疑念)があるから団結してゆく

ラストの衝撃がものすごい。「えーマジか」とおもわずため息をついちゃうレベル

また観てみてたい!今度はこの分野についてしっかり調べたあとで…

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すけあくろう

4.0ものものしいタイトルだけど謎解き全振りの映画。オチは完全にやられた。

2025年8月5日
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久々に「やられた!」となる映画でした。
オチは完全に予想外だったわけではなく、こうなるんじゃないかな?という予想の中のひとつではありました。けれども後半になる頃にはすっかり頭から飛んでいたことも含めて、完敗です。
完全に脚本を書いた人の掌の上で転がされました。
久々に映画で気持ちのいい負けを味わって満足。

タイトルから宗教や人生への説教みたいなものを連想しますが、ほぼ100%ミステリーとして楽しむ映画だと思います。
ただし、雰囲気作りは最高。本物の教皇選挙もこういう場所や作法でやるのかな?と思わされるくらいの説得力がありました。

前教皇がどこまで仕掛け、どこまで読んでいたのか?
これから他の人の考察を漁ってみようと思います。

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すかc

5.0人智を超えた存在の描き方

2025年8月5日
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数年に一度くらいの頻度でやってくる、エンドクレジット中に茫然としてしまう映画。
最後10分ほどの展開と予想のさらに向こうへ連れて行ってくれる感じ。すごかった。

教皇というものの立場がどこまでのものなのか、私は存じ上げないが、ベニテスは神が作り出した奇跡であるというような描き方なのかなと思う。

いろいろな立場によって、さまざまな見方ができる作品なんだろうと思う。
私は男(30)だが、
おじいさん達が自分の欲とプライドに溺れてゴタゴタやっている間のストレスは、非常に嫌なものだった。教皇選挙でなくともよくある光景。
しかしそのストレスがなぜいやらしく感じるのか?というところまで考えは及んでいなかった。
最後にベニテスが性別についてのカミングアウトをした瞬間(ベニテスは男女両方の特徴を持つ、インターセックスということで良いのだろうか?)、あの選挙の場にいるのが男だけだったことに初めて気がついた。
男性特有の強欲傲慢さがぶつかり合っている光景をとてもいやらしく感じていたんだと、気がついた。

しかし、良かったことはローレンスが教皇を押し付けられなかったこと。そしていろいろ考えた結果おじいちゃん達がちゃんとベニテスを選んだことかなと。

“普通”の人ではないベニテスがまとめる教会はどんなものなんだろう。
現実ではないのに、気になってしまうね。

今思い返すと、ローレンスは自分の名前を書いて入れた。でもテロが起こって仕切り直しに。そこで次に自分に入れたんだろうか?それとも考え直してベニテスに入れたのか?
暴力に訴える市民が起こした爆発によってローレンスの自分への投票がキャンセルされるという描写が何とも気になる。
神の御業か?

No.1653

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バタピー

4.0思ったより良かった

2025年8月5日
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話題作を友人とアマプラで見た。
興味本位でスキャンダラスに見せるような内容かと訝しく思っていたが、意外とよかった。
それは、唯一の良心ともいえるローレンス役の名演に救われているところが多いとも言える。

「多様性と寛容」といういかにも現代な論点、他宗教との争いを持ち出すなど、わかりやすく描かれていたと思う。
最後はなるほど、のどんでん返し。
ありがち、と言えばありがちだが、悪くはなかった。
キノフィルムズの海外買付けは期待できるものが多いと思う。

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らん

3.5枢機卿も人間

2025年8月3日
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枢機卿と言えど人間であった。

僕から見たら神とまでは言わないけど、
雲の上の存在、欲や煩悩からは解き放たれた人間
と言うイメージだったけど、
コンクラーベで炙り出される枢機卿の姿は
人間の醜い姿そのままだった。

キリスト教ではないので僕からすれば、
なんだ人間じゃん!と親しみすら湧いたけど
キリスト教の方からしたら見たくなかった姿じゃ
ないだろうか?
観た感想としては結局何か誰かを盲目的に信じるんじゃ
なくて、信じるのは自分だなと思いました。

物語はシンプルに次の教皇を誰にするか?
なのだけど、密室で行われる事は過去の過ちやら
人を貶めたり、票集めだったりして
観やすく面白かった。

大オチも、まぁこんな事は現実的にはならないだろうけど
今の社会の流れや風潮を汲んだ前教皇が全て見越した贈り物と言う感じでとても良かったです。

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奥嶋ひろまさ

4.5見応え十分な映画

2025年8月3日
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コンクラーベ今年初めて知りました。
映画でもそうですが、実際に今年行われたので知ったので、映画がかなり興味ありました。

難しい映画かなと思いましたが、そんな事なかった。結局ローマ教皇を決めると言っても、所詮は人間。なんか、権力や足の引っ張り合い、しまいには不正まで。これほんと、枢機卿なのか?と思うドロドロさ。

これがみていて面白いの何のって!有力候補者がどんどんボロがでて落ちていく中、誰が最終的に選ばれるかが興味深いです。

そして、最後の最後まで何かある。多様性という現代社会のテーマも見事に入れ込んだ、見事な映画でした。

ちなみに、コンクラーベの最長期間が興味あったので調べましたが、2年9ヶ月だそうです。いやー長い。きっとその時も映画と同じようにドロドロだったのかなぁ?

あと、日本語の根比べの由来と思ったら、全く違うそうです!

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いちごだいふくもち

4.0聖職者にもマズローの欲求⁈

2025年8月3日
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みんなご存知、マズローの5つの欲求。
おさらいすると生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求の五つ。
その中で生理的欲求と安全欲求は生き物としての岩盤欲求だから、敢えて言及する必要ないと思う。
残りの三つが厄介なのだ。
人により価値観が全く違ってくる。
家庭環境、政治的背景、学歴や交友関係、大人になれば社会的な地位により欲求が残り三つの欲求(社会的・承認・自己実現)絡みあい個人のアイデンティティへと成長する。
聖職者に社会的欲求や承認欲求って何だろう。
宗教のことが全く身近ではない私が考えるには、世の中を良くしたい、悩める人を導きたい、自身の徳を積みたいなどではないかと推測。
そんな立派な聖職者は、自身を周りから認めてもらわなくとも満足できるのだろうか。
無私の人たり得るのだろうか。
宗教に無縁の私は本当に分からない。
ただ一つ言えることは、この映画に登場する多くの聖職者は随分と俗にまみれたお方々のようだ。

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ピッポ

4.0名前が覚えられない…

2025年8月3日
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知的

キリスト教の予備知識も薄く
ユダは、わかるけど、ヨハネは聞いたことがある程度 イノケンティウス???
俳優さんは、見たことあるような…
ジャン・レノしかわからないと思って検索したら別人(笑)
でも良作品だと思う
絵や所作が美しい 知らない世界を覗き見しているような なるほどと思う信仰
ただただ見入るばかり 見応えありました
ラストも味わい深く良かった

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きなこ

4.0これは戦争だ

2025年8月3日
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映画評でおおよそのストーリーを知っての鑑賞。途中、これは三谷幸喜の重々しい版かと。あれやこれやと候補者の問題が噴出、あぁ主人公大変。推しの枢機卿からは非難され、何でやねん!の心境。
枢機卿たちのあまりに俗っぽく、男子校の中高生かと思われる描写。これを見ると尊敬されなくなりそう。シスター達のぞんざいな扱われ方、現代においても枢機卿は高年の男性だけ、そりゃぁ信者も減っていくよと思っていたら最後にそう来たか。
イノケンティウスにどういう意味があるのかないのか分からないが、どんな秘密があるのかとヒヤヒヤしたがまぁ良かった。現実なら大騒ぎかもしれないがそうなっても良いんじゃない?

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GAB I

4.0勇気のスキャンダラス描写。

2025年8月3日
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興奮

難しい

驚く

アカデミー賞で、「アノーラ」と作品賞を争ったと言うのも頷ける映画でした。

驚きのラストであり、人によっては、こんなラストは認めないと言う人も出てきそうな映画です。
深い問いかけを残す、良質なサスペンス・ミステリーですが、同時にそれくらいセンシティブでスキャンダラスな映画です。

この映画の公開中に、なんと本当に教皇選挙が起こるとタイムリーな事態となってしまい、
日本も含めて興行的に大ヒットしたのはちょっと皮肉です。

ミステリーものなのでネタバレ注意です。特にウィキペディアにはもうご丁寧に1から10まで全部記載されているので(笑)

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ガッキー

3.0顔を見て話のすじがわかってしまった。

2025年8月3日
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鑑賞方法:その他

秘密の枢機卿。横顔で登場した時はまだわからなかったが正面から顔が写った瞬間話のすじがわかってしまった。

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neko

4.0みんな知っているけど知らない

2025年8月2日
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知的

驚く

斬新

次の教皇を選出する選挙であるコンクラーベ。
日本でも報道されるので、コンクラーベのことはみんな知っていても、密室で行われる選挙の実態は誰も知らない。
そこに目を付けたのがこの映画ですが、観客を退屈させないように次から次へと教皇候補者にスキャンダルが発覚していきます。
まさか、実際のコンクラーベでは、そんなことは起こらないんでしょうが。
結局はコンクラーベ進行役の主人公が教皇に選出されるのかなと思っていると、最後に大どんでん返しが起こります。
単なる選挙をよくここまで面白い映画作品にまで作り上げたと思います。

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KAZddo

3.0「2人のローマ教皇」のような身近さを期待してしまうと…

2025年8月2日
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鑑賞方法:VOD

第97回アカデミー賞8部門ノミネートで脚色賞受賞というとても評価されていたことと、意外にもと言ってはなんだが「2人のローマ教皇」をとても楽しく観れたことによりバチカン市国が少し身近に感じつつあったこともあり、それでは本作もと期待して鑑賞。
雰囲気もあり良く練り込まれた作品だとは思うが、個人的にはいまひとつ良さを享受できなかった。ほぼずっと薄暗い屋内で込み入ったストーリーが展開されていくのは少々退屈に感じてしまったし、当然のことではあるが皆同じ服装がゆえ、なかなか登場人物の人となりを覚えきれない。そしてなにより「2人のローマ教皇」のようなコミカルさが全くない。この題材をこのモードで淡々と撮ると、エンターテイメント好きとしてはハードルが高過ぎてしまう。こんなにも評価された作品を前に、恥ずかしながら何度も睡魔に襲われてしまった。
誠に勝手な言い分であることは重々承知しているのだが、この冴えない感想が率直なところかな。あらすじをしっかり押さえてから観るべきだったのかもしれない。

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いけい

4.0程よく面白かった。 もっとハラハラする感じを想像してたけど、意外と...

2025年8月2日
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程よく面白かった。
もっとハラハラする感じを想像してたけど、意外とスッキリして分かりやすい話だった。もっと色々な思惑や筋書きが入り組んでるような話かと思っていた。小説じゃなくて映画だから、そういうものなのかもしれない。

個人的に好きなのはは、皆んなが人間臭くてしょうもない部分をもっているところ。人生の先輩方ばかりだというのに我が身のことしか考えてないとか、みっともないとこが凄く良かった。だからこそ、理想に近づくために、、、ていうのがグッと来る。
あとは、太陽の光が差して明るいところ。ちょっとだけ神様を感じた。

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まゆう