劇場公開日 2025年3月20日

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教皇選挙のレビュー・感想・評価

全864件中、161~180件目を表示

4.0どこまでリアルなんだろう

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

通常スクリーンで鑑賞
なかなか面白かったです。
丁度リアルでもコンクラーベがありましたが、
本物の選挙に出た司教様も進行?の参考にこの映画を見た人もいるとの噂も聞き、見てみようかと足を運びました。
全般を通じて重苦しい雰囲気にみんなの緊張が伝わってきて、それが良い味を出してました。
とは言え、どこまでリアリティがあるのか私には分かりませんが、作中でも言われていたように権力争いのていを要すばかりで、皆さん聖職者なんですか?(作中でも出てきますが笑)と言いたくなる内容でした。
結果、予想しなかった所へ落ち着いて、やれやれと思うまもなく、最後に新たな火種が・・・
もしこれが本当にリアリティのある映画だとしたら、逆に聖職者の方々の資質を疑ってしまう気持ちにさせられます。
ちょっと複雑な気持ちですね、
映画のリアリティがあるなら現実に幻滅
逆に作り話ならこの映画もこんなもんでしょ的な
 なので、どこまでリアルなんだろうと言う疑問が湧いてやまないところです。

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スキーヤー

4.5面白い!

2025年6月7日
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つねに8手先まで読むと言われた前教皇。彼が撒いた種によって物語が次々と展開していく〝推理サスペンス〟として観ていたが…。

終盤、ローレンスが自分の法王名をヨハネに決めていたことですべての合点がいった。

洗礼者ヨハネは、イエスが尊敬する先駆者であり、イエスに洗礼を授けイエスが神の愛する子であることを証明した人物。

前教皇=神、ローレンス=ヨハネ、ベニテス=イエスの構図がピタリとハマる。

イエスの働きの出発点を作った重要な役割を担ったヨハネのように、ローレンスはベニテスを新法王に任命する。ベニテスこそ、新しい価値観を体現する奇跡の赤子だったのだから。

アメリカのMAGAとリベラルの対立をわかりやすく表現しつつ、二項対立こそ戦争だと訴える。前教皇が大切にしていた亀(新たな価値観)を泉に解放し、3人の乙女が扉を開き歩き出す姿に、作り手の真っ直ぐな希望を見た。

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Raspberry

4.0地味良い映画

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

ドキドキ

「みんな同じ服着てる!
じいさんばっかだ!」


序盤は正直誰が誰だか
把握するだけでいっぱいいっぱいで
(ただ主要キャラは
クセつよ系だったり目立ってましたけど)、
どうだろうか?と思ったけれど、
後半に連れてキャラが絞られて行って、
展開も尻上がりに
盛り上がっていくのは楽しかった

どんどん面白くなっていく
こういうのは良い映画の鉄則と思う
(尻すぼみの名作はあるのだろうか?)

だからって
派手にすればいいわけではなく
むずかしいところなんだろうけども

この映画も、
アクションもなく
殺人事件とかもなく地味だけど、
ちゃんとサスペンスは機能してて
今時逆に新鮮な気もしたり

ただ現実とリンクしてると没入感が増したり
それもあったかな?

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ぺも

4.5男性絶対優位社会に対する痛烈かつ上品な皮肉

2025年6月6日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

コンクラーベの選挙権を持つのは枢機卿という偉い人のみの間接選挙。全員が男性なんですね。(今どき)対して女性はシスターとしてあくまでも生き神様のような枢機卿に傅く存在。信仰心に男女差はないと思うけど。コレ以上はネタバレになるのでラストだけいうと、最後、あまりのことに雷に打たれたように固まる首席枢機卿(主演)の窓越しに見える隔離からやっと解放されたシスター達がキャッキャいいながら帰って行くシーンがいいですね。

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ひろ702

4.0深い作品!

2025年6月5日
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鑑賞方法:映画館

現実のコンクラーベが重なり、興味があって観に行きました。なかなか深い内容で、伝統的な部分と最新式?な部分のコラボレーションとか、映像美、音響など良かったです。レイフ・ファインズもなかなか良かった!

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yurilyn

4.0コンクラーベがあったので

2025年6月3日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

驚く

観に行ったら大変勉強になりました。

でも最後のオチはどうなんだろう。
実際には起こらないかと思いますね。。。

でもそう在りたいという監督の想いは伝わったので良しとしよう。

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four7777

5.0ここ最近の中で一番。

2025年6月1日
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泣ける

知的

驚く

最近の洋画でここまで心を揺さぶれるものがあったろうか。
ローレンス卿の苦悩の描写が秀悦。
どうか彼に神のご加護がありますように…。

私の陳腐な表現では伝わらないので興味があるなら是非見て欲しいと思います。

強いていうなら

たぶん
トランプさんはこの映画は嫌いなんじゃないかな…笑
好き嫌いは分かれると思う。

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YUKARIN

4.5人は死なないサスペンス

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

殺人はなし、怖い物も出てこないし、誰も走らないし。宗教という装飾を取り払うならば、イケオジが右往左往する話なのだけど、目が離せない。それだけで面白い。そこにコンクラーベという秘密会議の装飾を加えるから輪をかけて面白い。

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定点カメラ

5.0亀とは

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

公式サイトに亀の解説が詳しく載っていたけど、私は別の印象を受けた。
 亀はキリスト教における「蛇」の暗喩では?
 亀は蛇ほど人を堕落させないけど、ゆっくりと人を堕とす。
 新教皇の秘密を知った主人公は、それをうまく使えば、選挙はやり直しになり、自分が後釜になれるのではと考えたとする。
 中庭の池に亀を逃がしたあと、幻の歓声が聞こえたのは、新教皇ヨハネになった自分を夢想したからではないでしょうか?

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犬塚恭介

4.0聖人も俗人

2025年5月31日
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知的

難しい

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マツナミコ

4.0面白いのか?

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ドキドキ

数日間で巻き起こる人間模様。
上を目指す人に、
聖人君子はいないのですかね?
現実のコンクラーベでは
どこまで泥臭いのか、
知りたいところです。

日本の由緒あるお寺の総本山でも
色々とあるのでしょうかね。

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Jsan

5.0興味本位で鑑賞

2025年5月30日
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鑑賞方法:映画館

驚く

斬新

映画「天使と悪魔」で知ったくらいしか知識がないなか、最近行われたコンクラーベがどんなふうなのか知りたくて鑑賞。

限られた場所でのシーンなはずなのに、退屈させない話の内容。枢機卿も人なんだと思えるスキャンダル。

驚愕のラストは思わず次回作(選ばれた教皇がどんな感じで世界と歩むのか)を期待してしまうそんな作品でした

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少し映画を観る程度

4.5「誰」と戦うのか

2025年5月29日
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マスゾー

4.0映画館で観るべき作品

2025年5月29日
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鑑賞方法:映画館

そもそもローマ法王という存在にとても興味がなく知識もゼロ。そんな私があらすじも読まずにアカデミー賞ノミネート、脚色受賞ということだけで興味半分で観に行ってきた。

遅刻してしまったため私が鑑賞し始めたところはちょうどタイトルが浮き上がったところから。
タイトルは私の好きなレタリング。
そしてガヤの音がめちゃくちゃいい。

タイトルのConclaveもお恥ずかしながら初めて聞いたし、知った。ラテン語でCum(一緒に) clavis(鍵)を組み合わせて鍵と一緒に(意訳:秘密の部屋、密室)という意味だそう。

この作品は映画館で観る作品だった。
音響がとにかくいいし、単色の色合い、フィルターをかけたであろう映像。
弦楽器を主としたオーケストラがとにかくかっこよすぎたし、映画を引き立てていた。
カメラワークもとてもよく、個人的に引の映像がそのシーン独自の雰囲気を表現している様で好きでした。

正直ストーリーはほぼ会話で眠たくなる。なんならおじさん達の醜い争いもういいですと思うぐらい会話。
私自身、権力や地位に全く興味がないからその辺りは共感できずでしたが、自分じゃなくて今の日本…いや世界の政治はどうだろうと当てはめた瞬間、これって物凄く大事な選挙じゃない?と思い始めた。
むしろやっていることが日本の政治家やこの前のアメリカ大統領選と変わらないのではと。
有権者って本当に大事で、この映画こそ7月に選挙を控えている我々が観る映画なのではと思った。

また醜い争いだけでなく、最後の展開にはびっくりさせられた。
なんなら客席からも「え、○○...?」と声が漏れてる人がいた。
オチの持っていき方はノミネート作品の中では1番良かったかも。

前情報としては名前だけ覚えておくといいかもしれない。いろんな名前が出てくるのと、下の名前で読んだり苗字で呼んだりするから、えっとどなたでしたっけってなりました。

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Erina

3.5"確信"に執着せずに、疑問を持ち続けること

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

先日、コンクラーベが有ったので、この映画を観る良いタイミングだと思い、本作を観ました。
事前予習は不要で。サスペンス映画だと思って鑑賞すれば、楽しめます。

前半は退屈に進みますが、少しずつ伏線が張られながら、最後のどんでん返しに向けて、
中盤から展開が強まり、とても良いテンポで話が進みました。

枢機卿が集まると、どうしても同じ文化・言語同士がまとまるようですが、
最初ラテン語を話していた コンクラーベの取りまとめ役である主人公は、言語を米語に換えます。
これは、米国人枢機卿への支持を、みんなに訴えているのですが、この演出はニクイ!

ハリソンフォード似の主人公は議長の様なまとめ役なのだが、
その本人が教皇候補者のひとりであり、投票する側でもある状態は、いかがなものか?! と思うが、
これは、実ルールなので、文句は言えない。

5回目の選挙の結果が、提示されなかった。

投票後に、紙を燃やす過程を 映画の中で、見れて良かったが、紙を燃やすだけならば。。。
せいぜい 中世後半位 からの短い伝統でもある事も想像がついた。

教皇名”インノケンティウス (Innocentius)”は「無害」と言う意味だが、
過去にはインノケンティウス3世が、フランス、英国、神聖ローマ帝国国王を破門にするほど強硬な"原理主義指導者"だった。
ヨハネは。イエスの12弟子の中で最も愛された人で、"普通の保守派"のクリスチャンネーム
クリスチャンネームこそが、それぞれが目指す姿勢を示しています。

男が女よりも優れているのではなく
男女には秘密の関係が存在し、それは過去にもさかのぼる ということがあるから、重要なポジションには、1つの性に厳正している という1面もあると思います。

この映画を観たら、同じようなノリの邦画「12人のやさしい日本人(1990年)」を??見る事を勧めます。

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YAS!

5.0カリカルチュア化はされているが問題点は挙げられている

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ドキドキ

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ジュスト

3.0ボスへの道。。

2025年5月28日
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田中スミゑ 90歳

4.5観てよかった

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

ドキドキ

ワイワイおもしろおかしく観る内容ではないのはそうだけどテンポよく内容も深いのであっという間でした。
俳優の演技力の高さ。表情の深さですね。締めも想像を超えてくれて久しぶりになるほどそれでそうなのかとうなされた笑 登場人物はそれなりにたくさんいるので顔がわからず最初のほうは頭で整理するのが大変だったくらい。とてもおもしろかった。

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まひろ

4.0バチカンの隔離された密室で展開する極上の政治サスペンス劇。

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

ゴールデンウィーク直前、平日の昼間だというのに劇場は満員だった。つい3〜4日前に教皇フランシスコの訃報が届いたことが影響しているのだろうか。
現実世界でも2013年以来のコンクラーベが行われることになるのだ。

教皇の急死の報を受け、世界中から枢機卿たちが「聖マルタの家」にやってくる。
首席枢機卿のローレンス(レイフ・ファインズ)は教皇の死に目に会えず、最後に教皇と言葉を交わしたのはトランブレ枢機卿(ジョン・リスゴー)だった。
ローレンスは次期教皇を選出するための選挙の準備に取り掛かるのだが、トランブレに対してある疑念を抱いていた…。

枢機卿は、教皇が任命した教皇に次ぐ権威の聖職者で、世界中で100人を超える枢機卿たちがそれぞれ担当教区を受け持って任務に就いているようだ。
次期教皇はこの枢機卿たちの互選によって決められる。
この映画では次期教皇の有力候補が数名存在するが、どうやら立候補や推薦はないらしい。選挙は枢機卿たちの自由投票で行われ、2/3以上の票を得た者が教皇となる。
2/3以上の得票者が出るまで投票が繰り返されるのだが、得票数上位者での決選投票という方式ではないから、場合によっては長くなる。
投票は午前と午後の2回しか行われないので次回投票までにそれなりに時間が空くから、その間に投票権者同士の会話もあれば、期間中は外界から隔離されているとはいえ職員との接触はあるので、何らかの情報がもたらされることもあり得る。そうなると、何度目かの投票で潮目が大きく変わったり、予想外のダークホースが現れることも起こり得るのではないか…というところに着目した(と、思われる)物語。

トランブレを初めとする次期教皇候補たちにはそれぞれに秘密があり、それらが次々に暴かれていくというサスペンスが密室選挙を背景に展開していく。
各人各様の秘密はカトリックへのアンチテーゼと読めなくもないが、あくまでフィクションのエンターテイメントを楽しみたい。
主人公のローレンスがいわゆる探偵役なのだが、そのローレンス自身は教皇になりたいとは思っていない素振りで、この選挙を滞りなく終わらせることに注力する姿勢を示す。
たがその実、彼こそが教皇の座を虎視眈々と狙っているのではないかと私には感じられた。そこがこのサスペンスの巧妙なところかもしれない。

ローレンスが探るでもなく見つけていく各種の証拠は、前教皇が計算ずくで仕掛けておいたようにも思える。それに操られるようにローレンスは捜査させられていたのかもしれない。ローレンスをこの選挙を主導する立場の首席枢機卿に指名したのも前教皇なのだから。
そして、本当は自分が次期教皇にふさわしいと心の底では思っていた(だろう)ローレンスのその道を閉ざしたのも、前教皇の計算だったと考えると面白い。
ローレンスはインターセックスを罪だと考えていたように保守的な面を持っており、前教皇は彼を人物として評価しつつも自身の革新的な思想との隔たりを感じていたのではないだろうか。
そうなると、シスター・アグネス(イザベラ・ロッセリーニ)もその協力者だったに違いない。

映画の冒頭から、カメラはしばしばローレンスの後ろ姿(背中・後頭部)を追う。
そして、台詞がない場面でローレンスの鼻の呼吸音と、赤基調の大仰な祭服の衣擦れ音を必要以上に拾っている。
苦悩するローレンス、思考を巡らすローレンス、行動するローレンスを密着して見せるこの手法が意味深長で、彼の怪しさを示しているように私は感じた。

システィーナ礼拝堂とマルタの家はチネチッタに建てたセットだとのこと。
教皇の居室があり、バチカンに滞在する枢機卿たちの宿泊所にもなるマルタの家の内部は、実際はどうなのか知らないが、現代の技術でセキュリティが施されている様子。教皇の死後にその居室が封印されるのは事実らしい。

映画の結末はある種どんでん返しだと言える。
そもそもローレンスは信仰に迷いを感じていた。そんな彼に、前教皇は強烈なメッセージを送ったともとれる。

どうやら、枢機卿たちが「教皇になりたい」と口にすることはないらしく、誰を次期教皇に推すかという話を互いにするだけだとか。そんな枢機卿たちの話題の中で有力候補が浮かび上がってくるのだろう。
でも、ちゃんと自分の教皇名は決めているという。だから、選ばれれば直ぐに教皇名が決まるのだ。

以下、2025/5/10追記**********
2025年のコククラーベは、2日目(4回目の投票)でレオ14世を新教皇に選出した。初のアメリカ出身の教皇だそうだ。
選挙前のバチカンで、枢機卿たちがアイドルのように市民から握手を求められたり、写真に納まったりしていたのには、驚いた。
この選挙に際しても、映画のように有力候補者の名前が挙がっていて、なるほどこうなるのかと感心した次第。

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kazz

3.5勉強になった

2025年5月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

アカデミー賞作品ってことで鑑賞
コンクラーベって何?って思いながら鑑賞
ローマの選挙の話
選挙の中での人間模様が描かれてた
最後は少しもやもやしたけど
映画鑑賞後いろいろネット検索した
現実の世界でも選挙がありなるほどってなった

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ぴか