劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全583件中、241~260件目を表示

3.0神の不在、

2025年4月1日
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鑑賞方法:映画館

とは大げさか。
面白く見られました。

 前段から枢機卿らを批判的に描いているのが印象的。
詳しくないが、信仰とは違うところでものごとが進んで行く所が面白い。
バチカン内の風向きによって票も動いたり。
規模は違うがさながら日本の総裁選みたいか?
ラストも文字通り風穴が空いたような作品でした。
イザベラ・ロッセリーニは若い頃より年を重ねたほうがお母さんに似てきた気がする。

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asa

4.0宗教界への強烈パンチ

2025年4月1日
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途中のスキャンダルなんかジャブに過ぎなかった・・・
そして結末に目の覚めるようなクリーンヒットをお見舞いされる!

聖職界もやはり人が集まれば派閥ができ、
投票前のロビー活動がモノをいう
現代の多様性にどう対応するか
公平中立でいられるのか?

フィクションとはいえ
コンクラベを題材によくぞ時事問題を詰め込んだなと思ってたら最後に気持ちよくノックアウトされました。お見事・・・

この衝撃度、猿の惑星以来かも

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タケミカンパニー

3.5確信と疑念と信仰と。

2025年4月1日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

キリスト教知識ほぼなし。
見た後に公式HPにあるネタバレ込み解説ページを見たらなるほどとなる事が多かった。

信仰と権力と伝統と。

ずーっと緊張感が続くので、一息できるように飲み物とか買っておくのがオススメ。

あと、可能であれば人の少ないタイミングで劇場鑑賞がベストかも。
演者の息遣いや衣擦れの音が凄く良いので、周囲の人の衣擦れや何かを食べる音がかなり邪魔に感じた。

ずーっと緊張感が漂っていて最後まで盤面が転がり続けているのも良かったのだが、登場してるメインシスターのアグネスさんが中川家の礼二さんにしか見えなくてずっとそれが頭の片隅に邪念としてあった…いやそれは置いても面白かったのだが!

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海渡

4.0ローマ教皇の願い

2025年4月1日
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楽しい

興奮

知的

今年観た映画では、映像・演出・脚本・美術・音楽含めて最高に素晴らしい。久しぶりに満足出来た。
キリスト教派最大のカトリック教会。
その最高指導者のローマ教皇が亡くなった事から、ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙(コンクラーベ)を仕切る纏め役になる。
選挙の水面下では欲望渦巻く人間模様。
神に仕え、理想を求めながらも理想どおりにはなれない枢機卿達。人間臭い陰謀やスキャンダルの数々。
自己の中の光と闇に向き合い真実を追求する為に、やりたく無い事迄やらざるを得ないローレンスの葛藤が辛い。
一部の陰謀をローレンスが暴き泥沼化するが、そんな争いに光差す最後の演説が素晴らしい。
その後もうひと波有るが、宗教映画の社会性とサスペンス風味もある娯楽性との見事なマリアージュで素敵な作品となった。
最後は、信頼出来る人達が厳しい状況の中で検討を重ね、亡くなったローマ教皇の願ってたであろう人が選ばれたと言えそうですね。

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JUN

4.0我々は何と戦っているのか?それを考えさせる映画だった

2025年4月1日
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鑑賞方法:映画館

宗教という枠組みとミステリーという味付けでストーリーは緊張感を持って進んでいく。

現代社会はつねに戦っている。
ウクライナやガザのような本当の戦争から電車の中で「スマホ見ていないでドアが開いたんだから、さっさと降りろよ」と心の中で戦うように大きいことから小さいことまで、声の大きい者が力を制する世界で生きている。

そんな世界の雫をこの映画を見て感じさせられる。
見終わったあと「私は何と戦っているのか?」と深く考えさせられた。

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豊川内角

4.5コンクラーベを鏡として世界を描く、という映画ではない。 「信仰」そのものを描く秀作である。

2025年4月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

教皇選挙という邦題だが「コンクラーベ」の方がむしろ分かりやすかったと思う。

ローレンスが冒頭で自分の「信仰への懐疑」を含む演説を行う。面食らった。教皇選挙じゃないの?

ローレンスは首席枢機卿と呼ばれる役職であり、コンクラーベの運営責任者であり、主人公である。

そしてその懐疑ゆえに前教皇に退職を願い出たが、認められず留任させられている。

ということをあらかじめ分かっているとぐっと筋を追いやすくなる。(彼は教皇になりたくない人だ)

というのも、西洋人の70代と思しきおじさま方が次々と現れ、いったい誰が教皇立候補者なのか、顔と名前を一致させるのが大変なのだ。しかも服装もほぼ同じ。

実は、コンクラーベに参加する枢機卿は全員、教皇に選ばれる可能性のある人たちであり、そしてローレンス自身もその資格のある人間である。(ここもわかりづらい。教皇立候補者という人はいないのだ。)

実際は数人の有力者がいて、票の取り合い、追い落としがおこる。

同一人物が、投票シーンではファミリーネーム、仲間内ではファーストネームで呼ばれ混乱した。

ただ、それに耐えて、見るだけの価値のある映画だった。

巨大な宗教組織のトップ選出が欲にまみれていることに、いまさら驚きはない。

この映画はその「宗教界のドロドロを暴く」ための映画ではない。

キリスト教が、そのドロドロと、暗躍と、古い因習のなかにあっても、それでも「信仰」という核が失われていないという希望の映画である。

コンクラーベを鏡として世界を描く、という映画ではない。

コンクラーベそのもの、「信仰」を描く秀作である。

ずっと良い映画だと感心しながら見ていたが、最後の10分で号泣した。

この10分で必見の映画となった。絶対にネタバレなしで見るべき。

全体に「教会は前進すべき」というリベラル色の匂う映画だ。

実際、裏工作をしているのはリベラル。

最右翼のテデスコはうるさいが、裏はなさそうだ。

リベラルの偽善が鼻につくひともいるであろう。

ただ、天皇家が男子のみに引き継がれることを海外から批判されると、カトリックの教皇だって男性のみじゃないか、と引き合いに出される存在である。

信仰、男子継承に興味のあるひとにはなおさら必見だ。

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ふくすけ

3.0うーむ(+_+)

2025年4月1日
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クリスチャンな私。でもカトリック教会の信徒ではないので、興味を持って観ました。
結論。あまりにも暗喩が多用されていて、一人では理解できない作品です。
まさに、聖書を理解するために牧師先生の説明を仰ぐようです。
皆さんのレビューやコメントを拝読します。
作品としては面白いと思いました。

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けんちゃん

4.5教皇選挙conclave英語の発音はコンクレイヴ。コンクラーベじゃないよ。

2025年4月1日
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笑える

知的

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Mr.C.B.2

4.5おすすめ

2025年4月1日
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ハリウッドストライキに伴う洋画不毛の時期が続きましたが、久々に重みのある大作に出会えた気分。
日本人には絶対作れないよなーって言いたくなる、洋画ならではの力作です。
最初は淡々と進むため眠気も感じましたが、色んな伏線を経て、ラストは「ほー、そう来るか!」と思いました。
洋画らしい洋画をお求めの方には必見ですね。

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T A

3.5おじさんばかりで、最初は誰が誰だか見分けるのが大変でした。どの世界...

2025年4月1日
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おじさんばかりで、最初は誰が誰だか見分けるのが大変でした。どの世界も同じなんだなぁーって、感じ。ローレンスの重圧感とかの描写がとても良かった。重々しい世界観もたまには良かったし、ラストはなんか予想通りでしたが、衝撃もあった。

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どん

4.0極上密室エンターティメント

2025年4月1日
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興奮

知的

「教皇選挙」というタイトルから日本人だとキリスト教の話は身近で無いのでわからないのでは、とか選挙の話で硬いのでは、と思い観るのを躊躇う人がいたら、騙されたと思ってぜひ観てほしい。
実際のところこの映画はとてつもなくエンターティメントなサスペンス映画なのだ。
ローマ教皇が急逝し、首席の枢機卿ローレンス(レイフ・ファインズ)が教皇選挙を取り仕切ることになる。
各国の枢機卿がバチカンに集結する中、前教皇が秘密裏に任命したというメキシコ系の枢機卿ベニテス(カルロス・ディエス)が現れる。本当なのか?目的は?
そうして、外部との接触を禁じられるバチカンで枢機卿たちの全体の3分の2以上の票を得たものが次の教皇となる選挙、いわゆるコンクラーベが始まる。
有力候補はリベラル派のベリーニ(スタンリー・トゥッチ)、伝統派のイタリア人テデスコ(セルジオ・カステリット)、初のアフリカ系教皇を目指すナイジェリア人アデイエミ(ルシアン・ムサマティ)ら。
ストーリーはローレンスが前教皇に近い思想のベリー二に票を集めようとするロビー活動や過去のスキャンダルの暴露や前教皇とのトラブル、陰謀が渦巻き、一向に票がまとまらない様を密室劇で描く。
こうした様はまさに今の時代の政治の状況とリンクする。
監督のエドワード・ベルガーは現代社会の縮図として教皇選挙を引用しているのだ。
実際のコンクラーベはこんなスキャンダラスな内情だとは思えないが、その内幕は密室であり外部には未だ秘密にされている。
誰も知らないということは、どのようなフィクションも可能ということで、そこをサスペンスとして利用した原作が秀逸だ。
現代社会同様、事態は消去法で決着すると思われたところである事件が起こる。
それは密室の外で起きていること。
枢機卿たちの私利私欲に夢中になっている間に起きていたすぐそばの重要な事態を思い知ることになる。それは今の政治と合わせ鏡だ。
そこから選挙の終結までは驚きの展開。
分断や多様性、LGBTQといった今の時代のテーマをこれでもかとぶちこんだ内容は正直やり過ぎ感も否めない。
ただ、エンターティメントとしては一級品の傑作だ。

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kozuka

3.5まさかの展開

2025年4月1日
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教皇選など普段分からない所を表現されているのは素直に良かった所です
選挙の策略などドロドロの展開、観ていて面白いです。最後落ちが凄かったです

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nami

4.5緊張感があります

2025年4月1日
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教皇選挙コンクラーベ

ずっと緊張感ある
これはもうサスペンス

前教皇が亡くなり新教皇を決めるために、世界中から100人をこえる候補者の枢機卿が集まり、選挙が行われる

その中でも新教皇として名が上がっている者数名の戦いになるが、票を獲得する為に秘密裏に何が行われているのか、
隠されていた陰謀を告白されるも何が本当で何が嘘なのか

前教皇にその「管理」を委ねられた首席枢機卿のローレンスは公平に取り仕切ろうと奮闘するが、次々と起こるアクシデントやどこまでが事実なのか分からない情報に惑わされ、何を信じればいいのか

とにかく最初から最後まで緊張感が半端ない

その新教皇誕生の結末が、まさに多様性の時代だからこそ正しく相応しいものだったと思えた

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Qoo

3.5そりゃあ、そんなもんだろ

2025年4月1日
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知的

冒頭で教皇が死ぬ。そして新しい教皇選びのためのコンクラーベが始まる。これは何日にもわたる。教皇になりたい枢機卿たちが暗躍、奔走する。
そんなもんでしょ。神に一番近い存在?誰が?あの壮麗、荘厳な建物、音楽、雰囲気(ヤクザの世界だってあのような演出のもと、何やら集会みたいなやつやりますよね)。それはある種のインスピレーションを人に与えるのですごいと思います。でも権力闘争はどこも同じに決まってる。そういうもんです。宗教関係は特に胡散臭いんだよね。これ、ボクの偏見。

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ゆみあり

5.0悩み、悔い改める人間の美しい姿

2025年4月1日
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神に最も近く、尊敬を集める者たちが、
象徴的な赤と白を基調とした衣装を纏い、
整然と統一、規律が保たれ、歴史の蓄積された空間において、
下俗的な権力欲を晒している様はなんとも皮肉的。

対称的に主人公ローレンスを始めとして、
自らに疑問を持ち、悩み、悔い改め、涙を流す者の姿はほんとうに美しい。

とくに前教皇が残した最後の謎を知った時のローレンスの
驚き、戸惑い、そして安堵したときの表情は
その秘密のまるで神のいたずらのような意外性、
宗教性も相まってひじょうに感動的。

バロックと現代音楽の要素を混ぜ合わせた弦楽器主体の音楽もすばらしい。

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HK

4.5キリスト教にちょっと詳しくなった

2025年3月31日
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まっさん

4.52020年代に相応しいCatholic entertainment

2025年3月31日
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楽しい

知的

いやあ、映画『教皇選挙』、実におもしろかった。カトリックが混じり気なしの100%pureな教会だ、などと思っている人は、この世のどこにもおらぬでしょう。同教会の歴史は、カノッサの屈辱や十字軍の遠征、アナーニ事件に教皇のバビロン捕囚と、数々の悲劇喜劇に彩られてきた。ましてやコンクラーベ(次代教皇選挙)となれば、お家芸たる権力闘争の頂点となるのは必定。ちょっと正確な言い回しは忘れてしまったが、枢機卿たる者、自分が教皇になることを思い描かぬ者はいないという感じのセリフがあって、そりゃそうだと思った。私が枢機卿なら、私だってそう思うよ。オレだって「男」だからな。

出演者は、予想できたことではあったが、そのほとんどがオジサン・おじいさんたちである。しかし、カトリックには、もともと多様性を受け入れる素地があった。そもそも、16世紀、今から500年前に、プロテスタント旋風に対抗して、カトリックの信仰を世界に拡大すべく比喩ではなく命を賭してヨーロッパからこの極東辺境の小国にたどり着いた者はいったい誰であったか?彼らは、驚くべきことに、羅針盤と風を頼みにここまで来たのだ。もちろん、さまざまな打算もあっただろう。だが打算のみでそこまでできるほど人間は強い者ではないのではなかろうか。

だから出演者も、2020年代の現実のカトリック教会を反映して、もちろんヨーロッパ系男性が圧倒的多数ではあるが、アフリカ系やアジア系もチラホラ見られる。entertainmentとしての権力闘争を織り込みながらストーリーは進む。選ばれた者が発した教皇名には、演者同様、われわれ高校世界史選択者も微妙な笑みを浮かべざるを得ない。そして最後の展開、たぶん意外と思う人はいないだろう。驚きはするが、2020年代のコンクラーベを扱った作品の結末としては、アレには納得せざるを得ない。

いやすばらしい。山川出版社『詳説世界史』『詳説日本史』愛読者は必見だと思う。細川ガラシャや、ジュリアおたあにもみてほしい、全きエンターテインメント作品。

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秋房

4.0非常に効果的なBGM!

2025年3月31日
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市丸よん

5.0最後まで飽きさせない傑作

2025年3月31日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

ほぼおじさんの顔のアップばかりですが、
予想外の展開もあり、最後まで飽きませんでした!
「多様性」「宗教」「戦争」について考えさせられる
メッセージ性と娯楽性を両立させた傑作だと思います。

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nabe1
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