「枢機卿も人間」教皇選挙 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
枢機卿も人間
枢機卿と言えど人間であった。
僕から見たら神とまでは言わないけど、
雲の上の存在、欲や煩悩からは解き放たれた人間
と言うイメージだったけど、
コンクラーベで炙り出される枢機卿の姿は
人間の醜い姿そのままだった。
キリスト教ではないので僕からすれば、
なんだ人間じゃん!と親しみすら湧いたけど
キリスト教の方からしたら見たくなかった姿じゃ
ないだろうか?
観た感想としては結局何か誰かを盲目的に信じるんじゃ
なくて、信じるのは自分だなと思いました。
物語はシンプルに次の教皇を誰にするか?
なのだけど、密室で行われる事は過去の過ちやら
人を貶めたり、票集めだったりして
観やすく面白かった。
大オチも、まぁこんな事は現実的にはならないだろうけど
今の社会の流れや風潮を汲んだ前教皇が全て見越した贈り物と言う感じでとても良かったです。
コメントする
