「白人×リベラル層に媚びた、賞レース向けの傑作です。」教皇選挙 Wauuさんの映画レビュー(感想・評価)
白人×リベラル層に媚びた、賞レース向けの傑作です。
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ポリコレのダブスタ自己欺瞞が顕現した傑作。
意図してやってるなら最早リベラルへのネガキャンだし、そうでないなら尚救いがない。
死んだリベラル派の前教皇が今わの際に送り込んだ、性分化疾患&イスラム地域出身の刺客が、前教皇のシナリオ通りに新教皇になるお話。他の枢機卿は皆、死んだ前教皇の掌の上であり、さしずめ道化。
上記のようにポリコレメッセージを前面に押し出してくる割に、
・下半身の問題を起こすのは黒人
・東洋人の枢機卿は(ぜんぜん実在するのに)面白いほどに登場しない
など、無意識に監督の差別感情が漏れ出している or 意識的に白人×リベラル層に媚びている様が痛快(さすがに後者だと思いたい)。
バチカンを舞台にしているが、バチカンである必要性は全くと言って良いほど感じられない。
作り手側の
・批判しやすい(そして、そのことでメッセージを発信しやすい)
・映像作品にしやすい(舞台装置が単純なのに映像映えする)
・注目を浴びやすく収益が見込める
という都合で、インスタントに消費されてしまったローマカトリック教会にアーメン。
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