劇場公開日 2025年3月20日

「権力を手にすることがそれ程の価値があると思えなくなった今この映画はどんな意味を持つのだらうか?」教皇選挙 はるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5権力を手にすることがそれ程の価値があると思えなくなった今この映画はどんな意味を持つのだらうか?

2025年6月13日
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鑑賞方法:映画館

聖職となされる神の家に棲む人々も組織を成してしまえばビジネスや政治の世界とも余り変わらぬと言うことなのだ。それを前提に物語は進んでいく。教皇になる為には手段など問題ではなく権謀術数は数限りなくそれを見抜くチカラは途方もない労力を要するようだ。苦悩は苦悩を呼び投げ出したくもなるのも無理はない。その苦悩を見事に演じ切ったところがまず見どころと言わざるを得ない。
そして、疑問と多様なこころ、そう、寛容である為にはどうすればいいか?そんなことを投げかける映画だった。
人としてどうするか?と疑問と間違いを犯すこと許す寛容。いずれにしても、生きることは全て修行の様なものだと割り切らなくてはならない。修行は何も宗教家だけのまのではない。
しかし、最後に投げかけられた問いに対して彼はどう向き合うのだろう?

はる
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