「"確信"に執着せずに、疑問を持ち続けること」教皇選挙 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
"確信"に執着せずに、疑問を持ち続けること
先日、コンクラーベが有ったので、この映画を観る良いタイミングだと思い、本作を観ました。
事前予習は不要で。サスペンス映画だと思って鑑賞すれば、楽しめます。
前半は退屈に進みますが、少しずつ伏線が張られながら、最後のどんでん返しに向けて、
中盤から展開が強まり、とても良いテンポで話が進みました。
枢機卿が集まると、どうしても同じ文化・言語同士がまとまるようですが、
最初ラテン語を話していた コンクラーベの取りまとめ役である主人公は、言語を米語に換えます。
これは、米国人枢機卿への支持を、みんなに訴えているのですが、この演出はニクイ!
ハリソンフォード似の主人公は議長の様なまとめ役なのだが、
その本人が教皇候補者のひとりであり、投票する側でもある状態は、いかがなものか?! と思うが、
これは、実ルールなので、文句は言えない。
5回目の選挙の結果が、提示されなかった。
投票後に、紙を燃やす過程を 映画の中で、見れて良かったが、紙を燃やすだけならば。。。
せいぜい 中世後半位 からの短い伝統でもある事も想像がついた。
教皇名”インノケンティウス (Innocentius)”は「無害」と言う意味だが、
過去にはインノケンティウス3世が、フランス、英国、神聖ローマ帝国国王を破門にするほど強硬な"原理主義指導者"だった。
ヨハネは。イエスの12弟子の中で最も愛された人で、"普通の保守派"のクリスチャンネーム
クリスチャンネームこそが、それぞれが目指す姿勢を示しています。
男が女よりも優れているのではなく
男女には秘密の関係が存在し、それは過去にもさかのぼる ということがあるから、重要なポジションには、1つの性に厳正している という1面もあると思います。
この映画を観たら、同じようなノリの邦画「12人のやさしい日本人(1990年)」を??見る事を勧めます。
YAS!さま、初めまして。
6作品に共感、ありがとうございました。
>枢機卿が集まると、どうしても同じ文化・言語同士がまとまるようですが、最初ラテン語を話していた コンクラーベの取りまとめ役である主人公は、言語を米語に換えます。これは、米国人枢機卿への支持を、みんなに訴えているのですが、この演出はニクイ!
主人公ローレンスの新教皇推し第1候補ベリーニと第2候補トランブレが、英語圏の枢機卿だったので、この演出スイッチは巧いと思って観てました。
>教皇名”インノケンティウス (Innocentius)”は「無害」と言う意味だが、過去にはインノケンティウス3世が、フランス、英国、神聖ローマ帝国国王を破門にするほど強硬な"原理主義指導者"だった。…クリスチャンネームこそが、それぞれが目指す姿勢を示しています。
ラストで新教皇ベニテスが、「インターセックス」の手術を受けないことと、「インノケンティウス」と名乗ったこと。
前教皇がチェスの8手先を読んだ人物なら、新教皇はチェスの駒にはならないキャラだった、という大どんでん返し!に★5つを付けました。
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