「ボスへの道。。」教皇選挙 田中スミゑ 90歳さんの映画レビュー(感想・評価)
ボスへの道。。
政治、会社、病院、
おじさんが集まると、どこも、構図は権力闘争
当然
聖職者も
男だ
だからこそ
結末は皮肉
男には弱点があって
それは女
結局
実際には
男への影響を通じて
女のほうが物事を動かしているのではないか?
シスターアグネスの事も
ラストが修道女たちが歩いていくシーンだったのも
それを暗示していると思う
そして人間には弱点があって
それは情愛
ローレンツも前教皇を愛していた
「我々は理想に仕える存在であり
理想そのものではない」
このような展開となった真相の
核心部分は言葉で語られず
前教皇の愛したチェスボードと亀の表象で静かに暗示されている
この映画では
大事なことは「説明」されずに
演出で暗示される
現実的な話になるが
根本的に、男性には、「仲裁」というものが出来ないと思っている
自分が肩入れしなかった側を攻撃して叩き潰すのみ
両者の言い分をバランスよく聞き、公正な配慮ができやすいのは
女性のほうだと思う
だからある組織のボスに
男の弱点(沽券、プライド、権力欲、支配欲、縄張りとその巡回欲、子分を引き連れたい欲、格下を言いくるめたい欲、強い者には弱く弱い者には強い)が一つもなければ
その人は
女
なのだ
そんなことが
現実にもあったので
興味深く見た
田中すみゑさま、初めまして。
>政治、会社、病院、
おじさんが集まると、どこも、構図は権力闘争
>現実的な話になるが
根本的に、男性には、「仲裁」というものが出来ないと思っている
自分が肩入れしなかった側を攻撃して叩き潰すのみ
>男の弱点(沽券、プライド、権力欲、支配欲、縄張りとその巡回欲、子分を引き連れたい欲、格下を言いくるめたい欲、強い者には弱く弱い者には強い)
「コンプラ」とか「ポリコレ」とか、都合の良いワードが生まれては消費されていくだけで、本質的には何も変わっていないと感じています。
映画のレビューに込めた現実社会への皮肉や風刺の考察に、とても共感しました。ありがとうございました😊
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