「鼻息」教皇選挙 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
鼻息
ストイックではあるが支持は得られぬ候補者、極論に振れて強い求心力を得るが主流の支持は得にくい者、主流ではないが第二勢力を鳩合する者、工作好きな中道派、そして状況を読み解き調整に長けた者と人間模様の描き方も丁寧である。明示的には触れないが、この世界ならばそうであろうと見送った違和感を一気に回収する見事なフィニッシュ。
絵心の巧みさに感心する。壁が抜けるシーンや最後の説法のショットは宗教絵画のように額装したい構図である。
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