「秀逸な脚本」教皇選挙 ニモさんの映画レビュー(感想・評価)
秀逸な脚本
静寂で、静粛で。
格調高く、厳かで。
でも礼拝堂の中は生身の人間ばかり。それは外界と同じ。
とても良くできた脚本で、見終わったあとは唸った。
見ているこちらは誰のことも信じられなくなってくる。登場する人物を疑心暗鬼の気持ちで見守ることになる。
だが...そのすべての想像を超えてくる。
冒頭は淡々と物語が進み、シスターが出てきた辺りで大きく展開する。
画面は背景のグレー色と司教の赤い祭服のコントラストが美しい。色っぽい場面も刺激性も皆無だが、脚本が秀逸。
よくここまで仕上げたと思う。素晴らしい作品だと思う。
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