「8階でございます。」教皇選挙 shige12さんの映画レビュー(感想・評価)
8階でございます。
どんなところでも人が集まれば政治が行われる。そして欲望が渦巻き、野心が生まれ、それぞれの思惑が絡み合う。教皇の死をきっかけに伝統と格式がある教会という空間で繰り広げられる、嫉妬に妬み、猜疑心、策略,陰謀、買収、裏工作に猟官運動と密談、伝統的なしきたりがあり典型的家長制で閉じられた空間だからこそより色濃く繰り感じられる。主人公が黒子役に徹しようとすればするほど逆に担ぎ出され、最後に少し野心を覗かせるのも人間臭くて良い。外発的な爆発と内発的なシスターの告発からの新教皇選出でこの閉鎖した空間に風穴を開けたということだろう。そして迷い出した亀は元に戻る…🐢
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。