「ガチでフランシスコ教皇が亡くなってしまった。」教皇選挙 プリズナーN0.6さんの映画レビュー(感想・評価)
ガチでフランシスコ教皇が亡くなってしまった。
面白いが地味であり、地味だが面白い良作。
原題の“コンクラーベ”を日本語の“根比べ”と見立てるのは以前からだが、本当に根比べの連続で進行を務めるローレンス主席枢機卿には「ご苦労さま」と言いたい。
スキャンダルからゴシップ、陰謀や調略など、あらゆる手段で教皇を目指す聖職者たちが、意外にも欲望に塗れた人間性を持っており、そこに安心感とある種の哀しさを覚える。
そして最後に明かされる“大どんでん返し”で、一挙に持っていかれて物語は終わる。素晴らしい。
PS 実際にローマ教皇が肺炎で一か月も入院していたが、もし万が一のことがあれば、リアルコンクラーベが行われるところだった。そうしたらこの映画の公開もどうなっていたか。
PS2 本当にフランシスコ教皇が亡くなってしまった。これで興業収入が伸びるかも。
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