「素晴らしい間の取り方」教皇選挙 ゆーきさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい間の取り方
教皇選挙(コンクラーベ)の話。キリスト教最高権力者を決定する選挙なので、「白い巨塔」「清洲会議」のような被選挙人のストーリーを予想していたが、違うものでした。
選挙を執り仕切る人の苦悩を描いたストーリーで新鮮でした。
選挙が進むなかで、スキャンダル、陰謀、不正が発覚していき、選挙が難航する。
新しい切り口のストーリーも良かったが1番印象に残ったのは静寂の間が素晴らしく、その時の全体的構図もシンメトリーが意識的に使われていて美しいです。また、全体的に黒や灰色が多い中、赤い服や赤い絨毯など、まるで絵画の様な美しさがありました。
難点は
①人の名前が多い
日本人からすると外国人の名前がなかなか覚えられないものです。○○枢機卿が大量に登場するので誰が誰か分からなくなります。
②キリスト教のルールが分からない
キリスト教のルール、戒律が分からないので一部意味が分からない所があります。
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