「隔離されても世界はやってくる」教皇選挙 Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
隔離されても世界はやってくる
カトリック教会は世界中にあるから、枢機卿たちが教皇選挙のために隔離されても、世界のほうが外からやってくる。リベラル対保守、欧米と非欧米、叩けば埃も立つスキャンダル。密室劇ながら退屈させない脚本には、今日のカトリックの芯を突く問題が次々と。最後の衝撃は、そう来たか、お見事と言いたくなる。それにしても保守派の枢機卿の名前がテデスコ(イタリアの苗字だが、意味は「ドイツ人」)とは意味深。最後に選ばれる教皇が選ぶ名前も意味的にピッタリ(ネタバレ防止で名前はここに書かず)。
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