「現代に語りかけている作品」教皇選挙 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
現代に語りかけている作品
静けさの中に響き渡る息遣いと足音。
コンクラーベは緊張感に満ちていて
こちらも参加している感覚になりました。
中間管理職のつらさとドロドロの人間関係。
陰謀、差別、スキャンダルなど…。
目が離せない密室ミステリーを堪能。
信仰の敵は”確信”
内に秘めていたものがどんどん炙り出される。
なんといっても色彩とカメラワークが見事。
そうきましたか!というフィナーレに
現代的なものを感じました。
人は誰もが罪を抱えて生きている。
『伝統』か『多様性』か。
突き刺さるものがありました。
レイフ・ファインズのラストの微笑みが印象的。
音楽にも引き込まれました。
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