「フィクションであってほしい・・。」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 moon-yokoさんの映画レビュー(感想・評価)
フィクションであってほしい・・。
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ロイ役、トランプ役の演技には、凄味がある。
後者は本人でないか?と錯覚するぐらい、彼になっている。
過激な表現、分かりにくいところも多々あるが、
良識ある青年が、勝利にとり憑かれ、
巨大なモンスターになる過程をうまく表現している。
とても、怖い映画。
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わたしは常々、思う。
勝つため、全力で人を陥れたり、利用する人間を避けたいと。
作品で描かれている全盛期のロイ、勝利に固執したトランプ、
どちらも、関わりたくない、巻き込まれたくないタイプの生き物だと思った。
どれぐらい、実話を含んでいるのか、アメリカに疎い、私は判断できないが、
仮に 7、8 割が本当だとするならば・・
”アメリカ” と ”民主主義の自由” を掲げ、自分の快楽のまま、取引を楽しみ、
決して負けを認めず、引かず、媚びず、顧みず、
勝つまで攻撃し続けるモンスターが、この世に存在することを認めざるを得ない。
この話、9 割以上がフィクションであることを心より願う。
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