劇場公開日 2024年11月8日

動物界のレビュー・感想・評価

全73件中、21~40件目を表示

4.0ケモノノケモノ

2024年11月13日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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uz

2.0コロナ禍を経験したからこその違和感が気になってしまう

2024年11月13日
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人間が動物に変異する奇病の蔓延というアイデアは面白いし、それを具現化した特殊メイクやVFXも見応えがある。
ただ、何のためにそのような設定を導入し、それで何を訴えようとしているのかが、今一つ分からない。
この奇病は、エイズや新型コロナなどの実際の病気のメタファーではなさそうだし、この奇病で、新種の狼男や吸血鬼やゾンビを描こうとしている様でもなさそうだ。
奇病を発症した人に対する差別や抑圧、あるいは、健常な人と発症した人との分断や対立みたいなものも、それなりに描かれてはいるのだが、それがテーマであるとも思えない。
別に、無理矢理、寓意やメッセージを読み取る必要はないのだろうが、それでも、こうした奇病に対する対応の不自然さは気になってしまう。
例えば、自分が、いつ、この奇病にかかってもおかしくない状況のはずなのに、人々に、そうしたことに対する不安や警戒心が全くと言っていいほど感じられないのは、どうしたことだろう?
新型コロナの頃は、隣の人がマスクをしていなかったり、ちょっと咳をしただけで、あれほど過敏に反応していたのに、この映画の高校生たちが、ごく普通の学校生活を謳歌しているばかりか、主人公の少年の異変に気付かないことには、大きな違和感がある。
奇病に対する社会の対応にしても、発症した者を捕獲したり隔離するばかりで、病気の予防法や発症が疑われる場合の措置(病院や保健所に届けるなど)が周知徹底されていないことには首をかしげざるを得ない。
そもそも、社会がこんな対応をしていたら、主人公のように、発症を隠そうとしたり、家族が発症した人をかくまおうとするような事例が後を絶たなくなるはずで、施策としては完全な失敗と言えるだろう。
祭りの夜に、村人たちが、発症した人たちを、問答無用で撃ち殺そうとする場面は、唐突で脈絡がないとしか言いようがないが、こんなことを放置していたら、それこそ、社会の秩序は崩壊してしまうだろう。
その一方で、父親と少年が、施設に入る前に行方不明になった母親を独自に捜し出そうとしたり、病気を発症した少年が、施設に入ることを拒否しようとする理由にも、あまり説得力が感じられない。
病院で面会した母親は、そんなに酷い扱いを受けているようには見えなかったし、施設に収容されても、家族等が面会できる(そのために、施設の近くに引っ越したのだろうし、終盤で、父親が少年に「面会に行くから」とも言っている。)のだから、それほど孤独にはならないように思えるのである。
もし、病気を発症した人や家族が、施設に対して良からぬ印象を持っているのであれば、施設内の様子を明示するなどして、その理由をきちんと説明するべきだったのではないだろうか?
いずれにしても、ラストシーンからは、結局、「束縛から逃れて自由に生きろ!」みたいなことが言いたかったのかとも思えるのだが、その一方で、そのために、このような特異な設定とストーリーは必要だったのかという疑問も残るのである。

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tomato

3.5動物である人間が持つ、原始的な愛のかたち

2024年11月13日
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観ながら、「人間も動物でしかない」という視点でこの世界は描かれているような気がしました。

動物に変わっていく子供ら「新生物」と呼ばれるものが、
・異教徒や移民など?
・新型コロナなど疫病のパンデミック感染した人々?
・怪我や病気で外見が変わってしまった人?
・政治的立場でマイノリティになってしまった人?
そのどれでもあり、そのどれでもないのかもしれない。
人間は他者とのかかわり・社会性によって成立する生き物であるが、「新生物」はそこから逸脱し、社会に居場所を失った「異形の者」すべてを内包していそうな気がしました。
そんな「異形」の在り方は、どことなくデル・トロ監督のモンスターたちや、石森章太郎がかつて描いた漫画版・初代仮面ライダー本郷猛を思い出しました。

そして動物も人間も変わらず、「妻や子がどんな姿や立場になったからって、夫(父親)は家族を慈しみ、守ろうとするものだ」という、本能のような「愛」を示していたような気もしました。

ただし、「何故感染し、どんなスピードで肉体が変異していくのか」の設定が曖昧だし、「人としての知性は残るのか消えて動物になっていくのか否か」なんてのも不明確なんで、そこらへんが気になって没入できず、ラストシーンで感情移入しきれなかったのが、作品のせいなのか、自分の性格のせいなのかは判断が難しいところ。

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コージィ日本犬

3.0設定は奇抜だけど、わりと良作

2024年11月12日
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悲しい

すごく面白かったという訳ではないんだけど、まあまあ見ごたえのある映画だった。
観る前に若干ザ・フライ的なグロさがないかだけ心配していたが、そこはわりとソフトでした。
ただ、途中で出てくるセイウチ(?)に変体したやつだけ、ちょっとザ・フライ感があった。

冒頭の「何を食べて、何を話すかでその人の存在が決まる」という父親のセリフが妙に心に残った。

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タブロー

4.0ベジタリアン

2024年11月12日
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人が動物に変化する奇病という設定からどう物語が展開するのだろうと思っていたら、家族愛、友情とか前向きな感情が残るプロットだった。

自分はベジタリアンなのだけれど、動物との共生というテーマが思い浮かんだ。欧州ではベジタリアン人口は増加傾向で、日本もそうならないかなと期待している。

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CR7

4.5嗚咽ですわラスト

2024年11月12日
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疫病の始まりってずっと昔からこんなんだったんやろな
無理解ではなく無知 それでも愛してくれる者はいて光の方向へと変わっていくコロナも始めは村八分自殺色々ありましたよね動物界も隔離ではなく穏やかに暮らせる場所へとたどり着きますように
しかしカエルちゃんなんて愛らしい顔

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たん

4.5制度に反抗しろ!

2024年11月12日
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鑑賞方法:映画館

全く事前の情報を入れずに観に行きましたが、のっけからギアがフルスロットルに入った作品で、終始刮目して鑑賞しました。

舞台は近未来のフランス。感染すると動物になってしまう(獣化してしまう)病気が世界的に蔓延してしまった世界。感染者は人間としての理性を失って凶暴化することから、監獄同然の施設に閉じ込められてしまう。ここだけ聞くと実にSFチックで、あり得なさそうなストーリーですが、この病気を新型コロナに置き換えれば実はつい最近現実のこととして我々の眼前に広がった悪夢であり、そう感じた瞬間に恐ろしい現実を戯画化したお話だと捉えることとなり、心の奥底に突き刺さるお話でした。

内容的には、獣化してしまった母親の回復を信じた父(フランソワ)と息子(エミール)が、移送中の自動車事故で行方が分からなくなった母親を捜すものでしたが、その過程でエミールも獣化していることが判明。それを知ったフランソワのショックは計り知れないものがありましたが、最終的に”制度に反抗しろ!”という自らの信念に従い息子を助けるフランソワ。その充足感、満足感を映して幕となりましたが、悲劇的な話でありながらも、悔いが残らない生き方を見せたフランソワの行動と、最後の笑顔に、勇気を貰った気がしました。

また本作で注目すべきは、その映像の素晴らしさ。獣化してしまった人間のリアルな姿は、恐ろしくもあり愛おしくもあり、感性を揺さぶられるものでした。そしてこのような内容でありつつも、フランソワとエミール親子の情愛をきちんと描いているのを皮切りに、エミールと同級生の恋愛を描いてみたり、エミールと先に獣化して鳥の姿になってしまったフィクスとの友情を描いてみたり、はたまたフランソワと女性警備隊員のジュリアとの信頼関係を描いてみたりと、登場人物たちの輪郭を立体的に見せる描写が随所に挿入されており、非常に味わい深い作品でした。”制度に反抗しろ!”というフランス人らしい反骨心を冒頭でフランソワに言わせ、最終盤でフランソワに実行させるところや、ジュリアがフランソワに対して繰り出した格闘術を、危機に陥ったフランソワが繰り出すことになるなど、伏線の回収にも余念がありませんでした。

そんな訳で、本作の評価は★4.5とします。

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鶏

4.5結局は愛の映画。

2024年11月12日
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てつ

4.0期待度◎観賞後の満足度◎ あなたは愛する者が自分とは違う者になった時、それを知った時に変わらず愛することが、背中を押すことが出来ますか?

2024年11月11日
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もーさん

4.5試練を受けた父子の物語

2024年11月11日
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人の身体が動物へと変わる奇病?進化?が蔓延した社会に生きる、とある父子。

子供が父親の愛情を認識していく過程が素晴らしい。細かな設定が施された脚本、また無理のない思春期ドラマの演出もいい。ラストは勿論、中盤を含め何度か泣けた。

この作品は傑作かもしれない。

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石岡将

3.5邦題、どんぴしゃだなー。

2024年11月11日
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獣人化に対峙する人間達の話だけど、まんま人種差別な話だし、感染してない人達にただただ追い込まれていく感染者達がいたいたしい。メイン3人の家族関係にも興味がつきない。なかなか見応えあり映画。

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peanuts

3.5おい、ヒト、なにしてる?

2024年11月11日
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世に変身譚は数々あれど、こちらは少し異色のSF。だが設定はかなり甘い。突然変異の奇病が流行し、人々がいろんな動物(フツーは一種類だが)に獣化してしまうという近未来を描く。しかし当局の対策は、その新生物を捕獲し施設に隔離するだけというゆるいもの………

巨大な毒虫に変身した主人公が家族に迫害され、その父親が投げつけたリンゴに当たって死んでしまうのはカフカの小説だが、映画の父親は既に獣となった妻を探し続け、獣化しつつある息子を必死に守り、その不条理と疎外の構図に抗おうとする
そして、フランス映画のお約束“エスプリ”とやらが注入される。決してエンタメに振り切らず、問題提起や学びを盛り込まないと気が済まないのが“彼等”の矜持。だから、米国製エンタメのように観終わって、ああ面白かった、にならず何かほろ苦さが残る。
それでも、獣化しつつある息子の視点から、フツーの人間達を意識的に見させるカメラ撮りは興味深い。ラストで『生きろ!』と叫んで息子を逃がす父親が切なく、奇声を上げながら、森を遁走する息子の姿も胸に刺さる。

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オプンチア

2.0獣になるウィルス

2024年11月11日
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悲しい

難しい

SFファンタジー
こんな作品よく考えたな〰️と脱帽
母親がこのウイルスにかかり隔離 南仏にできた施設に移送中に、バスが転落
移送中の感染者(ほぼ獣だが…)が森に逃げ出し、その中にいた母親を父と息子で探す奇想天外なストーリー
母親似の息子も…
最後に父親の取った行動は良かったのかな

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ろくさん

4.0ポテチ

2024年11月11日
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どこのどこの、
どこの誰から頼まれた♪

命をかける価値もない、
これほど汚れたニッポンの、
ひとの心が生み出したー・・♪

川内康範の、子供向け変身ヒーロー作品、
「正義のシンボル コンドールマン」を、
例に挙げるまでもなく、

本作は、
古今東西の、
ヴァンパイア、ゾンビ、
ビースト、モンスター、
DCEU、マーベルといった、
無数に存在する物語フォーマットに則っている。

同種のフォーマットであっても、

観客の記憶から速やかに消え去る作品と、
半世紀を経ても人々の心を捉え続ける作品が存在する。

それは何故か。

答えは、

VFXやアクションといった表層的な要素だけではなく、

シナリオ、演出、そして俳優の芝居といった、
いわゆる【平場】と呼ばれる部分の質の高低にあるとも言えるだろう。

本作は、派手なVFXや流行りのアクションに頼ることなく、

爪の下の爪、
子の毛を剃る父、
洗濯物の匂い等、

緻密に練られた脚本と、
卓越した演出によって、

観客の想像力を最大限に刺激する。

ポテチを食べるシークエンス、

森を疾走するシーン、

コンドルマン・・・
翼を持った友人と叫ぶシーン、
観客も一緒に叫びたくなるように、
徐々にクレッシェンドさせていく演出は高度な技術である、

また、
その意図をシェアできている、
編集、音楽含めたポスプロチームとの共同作業も素晴らしい。

観客にそれぞれ異なる経験視界視点から物語を読み解き、
自分だけの解釈を生み出す余地を残す。

ある者は、
作品に現代社会における分断や疎外感、解放感を投影し、

ある者はファンタジー作品や文学作品との類似性を発見する。

また、
親子の絆や人間の普遍的な感情を深く掘り下げる者もいれば、
音楽や芸術作品との関連性を指摘する者もいるだろう。

父子の関係を通して、
観客を信頼し、彼ら(観客)の解釈の多様性を尊重する姿勢が際立っている。

それは、観客一人ひとりが作品の中に自分自身を見出し、
共感し、そして新たな発見をすることを可能にする。

父と子のラスト、ポテチも含めて、

観客に思考を促し、感情を揺さぶり、
そして人生観すら変える可能性も秘めている、

というのは言い過ぎだろうか。

【蛇足】
飛ぶ者の主観、見上げる仲間、
お互いマイノリティのカット、
は、
U2のアルバム「魂の叫び」
「All I Want Is You」のサーカス団を描いたMV、
を思い出した。

「百年の孤独」の世界観でもある。

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蛇足軒妖瀬布

3.5なかなかの良作

2024年11月11日
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泣ける

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luna33

3.0奇病の原因や対策の話じゃない❗️

2024年11月11日
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泣ける

人間が突然変異する奇病が流行っている世界で、人々はどう過ごしているのかが描かれていた。
新生物に対して理解できない者は恐れ、攻撃する。理解できる者は共生をと考える。
いろいろな考えがあってどれが正義で正解かはわからない。
自分ならどうするかと考えさせられる映画だった。

私も一人息子を持つ親として、ラストのフランソワ(お父さん)の決断にはグッと来てしまった。

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シンプル

4.0独特の世界観と表現

2024年11月11日
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たいやき

3.5異端への恐れ、差別…そして愛。フランス映画らしい描き方。

2024年11月11日
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豆腐小僧

3.0住むべき世界に境界線ができた時、親は愛よりも生存を優先させなければならない

2024年11月11日
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悲しい

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Dr.Hawk

3.5マジョリティからマイノリティへの変貌

2024年11月11日
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最初は半獣(動物になった人間)のことを見下していた主人公が、話が進むにつれて主人公自身が徐々に半獣へと変貌していくことで、マジョリティからマイノリティへと立場が入れ替わっていく話。
映画を観ていて2010年公開の映画『第9地区』を思い出した。

鑑賞中は「自分が同じ状況に置かれたらどういう行動を取るのがベストなのか?」みたいなことを考えずっと頭を悩ませていたが、あまりの難問っぷりに頭から煙が出始めてきたところで「これは空想の世界の話で、実際には起こり得ないので考えても無駄」と思考停止。

映画を観終わっての結論は「マジョリティを守るための秩序によって、マイノリティがどれだけ苦しめられているのかをわからせるための映画」という感じ。
そう考えるとスッキリした。

父親のフランソワはきっと近所から「奥さんと息子さんがあんなことになって大変ねえ」と影でこそこそ噂されているとは思うが、愛する家族のことを最優先に考えて仕事や捜索に奮闘する姿に感動を覚え、途中から尊敬の眼差しで観ていた。
世の中には妻が妊娠中に不倫するような男もいるのに、妻の見た目が獣になっても愛し続けていて偉すぎる。

映画の最初と最後に出てくるポテトチップス演出が絶妙。
オープニングでは親に対する息子の反抗期表現だったのに対し、ラストでは息子に対する親の愛情を伝える手段となっていて、「ポテトチップスをバリバリ食べる」というちょっと滑稽にも思える画に、これだけの深みを与えていて思わず唸ってしまった。

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おきらく