劇場公開日 2024年11月8日

動物界のレビュー・感想・評価

全110件中、21~40件目を表示

3.5特殊メイク?は素晴らしい

2024年12月6日
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鑑賞方法:映画館

CG?特殊メイクは素晴らしかった。
テーマはとっつきにくかったけど。。

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ドラゴンミズホ

4.0人間が動物に変異する

2024年12月5日
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鑑賞方法:映画館
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すぅ

多面的な問い

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

 人間の肉体が様々な獣や鳥・タコなどに変貌してしまう奇病が広がり始めた世界を描く物語です。このお話の舞台となるフランスでは、発病の兆候が見られると特殊な収容施設に強制的に入れられてしまいます。一方で、社会では発病者への偏見・侮蔑・排除が進みます。それ故、発病した本人や家族はそれを必死に隠そうとするのでした。こうした事態はコロナ禍での騒動のコピーに見えます。様々な思惑が錯綜し、先行きが全く見通せなかったあの時に本作の想を練ったのではないでしょうか。

 しかし、本作は単なるパンデミック物語ではありません。既に獣に変貌して森に逃げた母を持ち自身も感染した少年と父の親子物語でもあるのです。思春期の少年として父への反発を感じながらも父からの助けも求め、父も何とか息子に手を差し伸べようとします。でも、何が「助け」なのかが分からないのです。

 そして、もう一つ。本作は「人間の定義」をも問うていると思います。完全にタコになってしまって言葉も喋れず意思の疎通も出来なくなった存在は最早「人間」ではないのでしょうか。いや、まだ人間だろうと思いますが、本当に「人」として相対する事ができるでしょうか。もし、人間でないとするならば、その境界線はどこに引けばいいのでしょう。とんでもない例かも知れませんが、問うているものは意外と深いのでした。

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La Strada

4.0気持ちの悪い映画だが

Mさん
2024年12月2日
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M

3.0鑑賞動機:あらすじ10割

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

特殊な設定で一点突破してくるタイプと思いきや、じっくり感情や関係性を描く。それだけに逆に特殊効果などの見かけが邪魔に見える。まあ普通にやったら、ありがちな話にしかならないかもしれないので、これで正解だったのかもしれないけど。

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なお

2.5ビリー・ブラン

2024年11月30日
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英語読みならブライン。「負け犬の美学」面白そうです。可愛い。
フランス映画らしい脱線ぶりで、多様性の話かと思えば鉄砲撃ちまくる無理ストーリー。悪くはないです。

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michi

4.0ストーリーが面白い!

2024年11月28日
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鑑賞方法:映画館

人間がさまざまな動物に変異してしまう奇病が発生した
近未来が舞台のアニマライズ・スリラーとのことでしたが、
私には家族愛や人との繋がり、
このような理解が追いつかない事柄が発生したときの立ち居振る舞いなど、
人としての在り方を描いたヒューマンな作品に感じました。
母親を父子で探すシーンや、
ラストの父の決断はグッと胸に来るものがあり、
自然と涙がこぼれました。

動物に変化していく人間の造形も、ストーリーも、
両方が素晴らしかったです!!

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hkr21

4.0新鮮で鮮烈

2024年11月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

知的

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おいおい

4.0ホラーとは呼べないホラー

2024年11月28日
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鑑賞方法:映画館

興奮

一つ間違うと”ゲテモノ”になりそうなテーマと内容だが、むしろ、質の高い近未来ものの映画になっているのではないか。近未来物の佳作というところでは、内容は全く異なるが、ソイレントグリーンを思い出してしまった。それは兎も角、二時間以上のやや長めの映画を、グロテスクな内容と表現にもかかわらず、なぜに飽きさせず見られたのか。一つは、人が動物(映画では、”新生物”と呼ばれているが)になる病気のメカニズムの説明は一切なく、それが、ややもするとこの手の映画が、信じがたい事象を観客に信じこませ様とするあまりに、こじつけの理屈で”臭いもの”になるところを、逆に回避していること。一つは、新生物を、単純に人間の敵と位置付けず、さりとて、同情すべき弱者とも、ヒーローとも描かず、運命として受け入れる存在として描くことで、Real感を出していること、そのほかの要素もあるが、決定的なのは、主演の二人(ロマン・デュラスとポール・キレシュ)の演じる親子が、まさしく名演であること。

説明には、ホラー映画とあるが、決して、ホラーではない。SFもしくはヒューマン映画と呼んで差し支えあるまい。

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サム

3.5パパのママを愛する姿勢にキュン

2024年11月28日
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予想外にほろ苦青春ストーリーだった🌀
終わり方は、うん、フランス映画。

ヒト▶動物、への変異過程にあるビジュアルが秀逸。

自分と違うものを受け容れられない。
違うなら殺せ!なんてもってのほか。
そんな視野の狭い自分にはなりたくないなー。

観た翌日に参加したシネパラで『宮崎駿監督の影響を強く受けてるらしい』と聞いてなるほど納得。
“生きろ”byもののけ姫だったのね。

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らまんば

3.0メッセージは解るけど

2024年11月27日
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設定は面白いのだが、中盤あたりでオチがわかってしまった。

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takeaki

3.0硬派なクリーチャー映画

2024年11月25日
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パニックホラーと思っていたが感動社会派作品。現代の差別問題を投影した硬派な作品でした。

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ムロン

4.0父親の決断に涙

2024年11月25日
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泣ける

悲しい

知的

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REX

4.5自分の居場所

2024年11月25日
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悲しい

楽しい

難しい

「ぼくのお日さま」「ロボット・ドリームズ」と言ったように、2024年下半期はミニシアター系の映画が度々話題になるから映画好きとしてはすごく嬉しい。本作も全国上映館20館足らずにも関わらず、話題沸騰で絶賛の嵐。フランスでスマッシュヒットしたらしく、完全にノーマークだったけどこれは行かなければと、慌てて鑑賞。
タイトル、概要を読んだ限り、ゾンビ映画のようなモンスターパニック映画かと思っていたけど、正反対と言えるほど印象が違った。とても他人事には感じられない、リアリティ溢れる恐ろしく苦しい人間ドラマ。これはすごい。不覚にもめちゃくちゃ食らってしまった...。

言わば"見える化"した感染症が猛威を振るってる世界の話であるため、つい最近まで我々の日常を奪ったCOVIT-19のことを想像せざるを得ない。パンデミックが齎す世の中の変化。いまとなっては馬鹿らしい話だけど、あの当時は感染者を人間としてではなく、まるでケダモノかのように社会から遠ざけ隔離し、本作の動物変異の奇病に侵された人々と同等の扱いを行っていた。
だから本作は何もただの創作物では無く、人間の心理描写を動物という形で具現化したノンフィクションスリラーと言える。見た目がキモイ。我々人間様と同じ世界に住んでいい生き物では無い。そんな理由で現実世界との遮断を図る。だが、ここで終わらないのがこの映画の魅力。

一度悪い印象を与えてしまうと、名誉を挽回するのは難しい。人間は未知なるものに対する警戒心が一際強く、たとえ小さなミスだとしても危害を加えてしまったり、悪影響を与えてしまったのなら、そのもの全てが悪いものだというレッテルを貼る。そして、獲物を見つけたかのように過度に攻撃を始める。
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」ではそのような人間の自己中心的な考えと傲慢で悪どい所業が醜く描かれており、あそこまではないものの、本作もかなり被る部分がある。また、「もののけ姫」の〈自然界と人間界の共存〉というメッセージもまたこの映画の根幹にあり、狙いを定めた標的は絶対に逃がさないという、人間の恐ろしさがストーリーに込められていた。

このように、幾度となく描かれてきた普遍的なテーマをベースに置きながら、世界中の様々な映画を通して辿り着いたと思われる、この映画ならではの独創的な物語が全編繰り広げられており、その先に監督が込めた怒りとも捉えられる強いメッセージが、もうズタズタになるほど心に響いてしまった。
人間が動物に進化してしまうSFクリーチャーものとしての面白さももちろんあって、「エイリアン ロムルス」に次ぐ造形美に惚れ込んでしまった。というか、全身の体毛が濃くなったり、乳歯がポロポロと取れたり、爪が鋭くなったりと、進化過程があまりにリアルで震えたよね....。いつ起きてもおかしくない。そんな説得力があった。

面白いとか感動するとか、そんなことすら言いたくない。ダラダラと書いてしまったけど、少しでも興味を持った人は是非とも鑑賞して頂きたい。いまの世界の状況と相まって、色んな感想が湧き上がってくるし、自身の感じたことを話したくなるに違いない。
人間から動物に進化してしまう病が流行っている遠くない未来。人間と"動物人"は果たして共存することが出来るのか。そして、病は終着を迎えるのか。2024年ベストはもう変動することがないと思っていたが、ここに来て衝撃作を目の当たりにしてしまった。。。

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サプライズ

4.5どうぶつの森

2024年11月24日
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フランス産近未来SF映画

もしも母親が突然動物になってしまったら!?

ラスト、父と子のシーン、泣かせますね~

自分もADHDだからと、差別意識のない同級生彼女、いい子でしたね~

大谷翔平もこの映画に出てくる「新生物」なんじゃないですかね~!?

むか~し「日本のチベット」と呼ばれた岩手出身だし…

あ!私、岩手出身なので、あしからず(゚∀゚) オワリ

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うんこたれぞう

4.0シンプルな展開と高い描写技術

2024年11月23日
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jax

4.5エモーショナル

2024年11月23日
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劇中のガキの台詞で「(事件を起こしたのは) 化け物じゃなきゃロマだよ」と言っていたように動物化は差別される(主に本人にはどうしようもない)要因のメタファーと思われる。
そうした要因で差別され、隔離され、時には虐殺される。それを実に分かりやすくあからさまにする。
しかし本作はそういう社会的な批判を軽々と越えてもっとエモーショナルな領域に踏み込んでいる。そしてそこが良い。
動物化している人々の気持ちをフィクスに代弁させ、エミールの焦燥も相まって、観客に彼らを応援したい気持ちにさせる。フィクスが○んだところなんてさ、涙ぐんだよね…
主人公親子に(母親を想って)新生物を愛する気持ちがあるからなのかな。良き…

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ぱんちょ

3.5まさに新世界🤔

2024年11月23日
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新感覚の新ジャンルの映画ですね😏
鳥男はアメリカの小島やすお…じゃなくて、小島よしおかと思った(笑)

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おたか

4.5隔離と侵攻の現代に希望を描いた近未来SFパンデミック

2024年11月22日
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過去のSFパンデミックでは
主にディストピアを描いてきたが
本作では近未来のフランスが舞台だ。
夜よりも日中のシーンが多く
暗闇でテーマを曖昧にせず
観客に明確なメッセージを伝えよう
という覚悟を感じさせる。
異質な存在に対して隔離と攻撃の選択肢しか
持ち合わせていない作中の街の人々は
パレスチナ侵攻や数々の虐殺が同時に進行する
現代に生きる我々、虐げられていない者であり、
虐げられる存在にとっての希望は何かを問いかける。
虐げられる存在とそうでない存在。
作中では親子の絆そして青い恋だけが
その隔たりを超える。
変貌する肉体は成長のメタファーとしても扱われ
子が親の元から巣立つという成長物語の側面も
併せ持つ多重構造となっている。
斬新な世界観のエンタメ作品でありながら
痛烈なメッセージを突き刺す名作。

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辻井宏仁(放送作家)

4.0せつなくて泣けた

2024年11月21日
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泣ける

悲しい

知的

記憶にあるスプライスやラムのように暗く不穏な感じがして直感で「大好きなジャンルだ」と思い、あまり予備知識入れずにすぐに劇場鑑賞を決めました。いい意味で裏切られました。勝手に人間が動物に支配されていくような展開かと想像してましたが家族愛、親子愛、父と息子のせつない想いに胸が苦しくてラストは泣かされました。友情、別れのシーンでも「うっっ」って…一緒に観た妻は一切泣いてなかったので女性目線だと「父と息子の関係」はまた違うのかなぁ…女性の方で「泣けたぁぁ」って方が居たら感想聞きたいと思いました。
人間から動物へ変貌していくエミール役の俳優、すごく良かったですね。とてもイイ映画に出会えて良かったです。

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