アンダー・ユア・ベッドのレビュー・感想・評価
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DV夫 VS ストーカー
邦画のリメイクらしいですね。
激しいDVシーンとSEX描写。それが売りなのかなと
感じるくらい、何度も何度も出てくる。
序盤で、結末までのストーリーが見えてくるし、
あまりおもしろくなかったですね。
こんな話だったら、邦画版は見なくて、いいかな。
盗撮、盗聴、侵入。こんなストーカーを
好きになるわけがない(笑)
またしても我々ベッドの下派の魂が救われた
2019年に公開された高良健吾くん主演の日本版が好きだった。自分のようなベッドの下派が報われる作品だった、
そしてこれは韓国でのリメイク版。
ただし監督は何故かSABUさん。
基本的には日本版と同じなのだけど、夫のDVってこんなに激しかったっけ?
死ぬっつうの。
まあ、これによりベッドの下に潜むストーカー野郎が救世主になり、我々ベッドの下派の魂も救われたわけで。
兎にも角にも夫の暴力に苦しむ女性を演じたイ・ユヌさんが素敵でした。好きになるのもやむを得ず。ベッドの下もやむを得ず。
孤独なストーカーを演じたイ・ジフンは高良くん同様イケメン過ぎて感情移入が難しいけど、暴力夫を演じたシン・スハンもカッコいいので女性も楽しめるのでは?
ストーカー vs ドS
原作も日本版も未見での鑑賞。
主人公周りのアレコレが色々破綻してた。
家庭崩壊した主人公の家が裕福なハズないのに、大学には行けて、店まで開ける。
盗聴器や監視カメラ、モニターに周辺機器まで揃える、それらの財力はどこから来たのか。
どうやって携帯に盗聴器仕込んだかも不明。
不法侵入した際はいつも裸足だったけど、靴はどこ?靴下はわざわざ脱いだの?
そもそも旦那の帰宅時にベッド下にいたなら、一晩中出られないハズ。
専業主婦のイェウンが出掛けるとも限らず、下手したら数日身動きがとれない可能性すらある。
見つかるリスクが高過ぎるのだが、そうまでして近くで感じたかったのか。
演技や演出はよかったが、脚本はイマイチ。
常連客がぼろアパートに大きな水槽をいくつも買ってたのは何かの伏線かと思いきや、何もナシ。
主人公の兄の事故死や、ヒョンオにも兄がいたことなども、特に本筋には活きず。
夫婦も最初からあの関係なので、奥行きも感じない。
最後、主人公も刺されたハズなのにピンピンしてるのもよく分からなかった。
何より、あんな仕打ちを見過ごしておいて『好き』とは絶対に認めない。
最後に守ったかもしれないが、あの状態で旦那放置して自分は逮捕されて、それでいいの?
シュールな笑いはいくつかもらったが、自分にはハマらなかった。
強烈な映画で、名前を呼ばれると絶頂できる人なら共感できるかもしれない
2024.6.4 字幕 アップリンク京都
2023年の韓国映画(99分、R18+)
原作は大石圭の同名小説
恋焦がれる女性を監視する男を描いたスリラー映画
監督&脚本はSABU
原題は『언더 유어 베드』で「あなたのベッドの下で」という意味
物語は、閑静な住宅街の立派な邸宅にて過ごす、専業主婦のイェウン(イ・ユンウ)が描かれて始まる
彼女は暴力的な夫ヒョンオ(シン・スハン、幼少期:ホン・ソウ)から日常的に暴力と暴力的なセックスに苛まれていた
彼女の父が危篤になっても帰省を許さず、何かあるとすぐに蹴り付けた
映画は、この夫婦の様子を24時間監視している男ジフン(イ・ジフン)を描き、彼が大学時代に彼女にだけ名前を呼ばれたことで執着している様子を描いていく
彼は彼女が住む街に観賞魚店を開き、彼女の来店を待っていた
街角で再会した彼女は、あの時のような美しさはなく、ただ香りだけは変わらなかった
ジフンは来客した彼女のために観賞用の水槽とネオングッピーを提供し、「餌だけはウチで買ってください」とお願いすることになった
そして、水槽の搬入の際に電子ロックの暗証番号を覚え、その後留守の時に侵入し、多数の監視カメラと盗聴器を仕掛け、さらに彼女のスマホにも盗聴器を仕込んだ
日本でも映画化された作品で、今回は韓国人キャスト&ロケによって、日本人監督のSABUが手掛けている
韓国映画で「セックスによるR18+」というのは珍しい印象があり、かなり激しいセックス描写が多用されている
暴力描写も容赦なく、殴る蹴る、首を絞めるなどの直接的なものが多い
物語は、自分の名前を呼んでくれた女性に固執し、彼女が「殺して」と言うまで何もしない男を描いていて、彼の心情を理解するのは難しい
夫は「暴力を共同作品」と捉えていて、ジフン自身もそれに共感している部分があるように思う
自分のできないことをしてくれる男を崇拝しているように思えるものの、彼女が「この世界から抜け出したい」と考えるきっかけを与えることになり、それがラストの惨劇へと繋がっていた
殺し切れなかったことでイェウンにはさらなる悲劇が待っているのだが、逮捕された彼は何をすることもできず、視ることもできない
何がしたいのかわからない主人公で、共感性はゼロのまま退場しているのが何とも言えないところだろうか
ともかくセックス&バイオレンス好きな人には良いと思うが、かなりキツイ内容なので、女性は避けた方が無難なように思えた
いずれにせよ、リメイク元をほとんど覚えていないのだが、見比べる意味はあまりないように思える
共同作品だと思っていたのは夫だけで、父親の医療費などを頼りにしていた実情から耐えてきた部分があったのだが、いずれは破綻していた関係のように思える
同じ名前のジフン(キム・スオ)と言う不気味な男が登場し、彼は勤務先の社長夫人を殺してしまうのだが、「彼になっていたかもしれない」と言うモノローグも意味不明に思えた
名前を忘れられないことに執着し、それが叶えばOKという感じになっているのだが、それに共感できる人は皆無のように思える
忘れてほしくない人には覚えられると思うが、せめてその先の未来を感じられるような結末であれば良かったのになあと感じた
ずーっと見ていたよ
日本版が申し訳ない。
全く観たことがないまま韓国版を観た。
あとは個人的な感想文。
学生時代印象が薄くまた友達の少なかった主人公が唯一自らの名前を呼んでくれただけで、存在意義を実感してくれたヒロインの彼女に愛を感じ、好意が伝えられないまま時は流れ、彼女は結婚してセレブ妻としての生活を営んでいた。
主人公のヒロインに対する異常な執着心も怖いのだが、暴力を振るい続ける彼女の夫も怖い。
しかし、もっと怖いのは主人公と彼女の夫が境遇が違えど、次男であり兄を快く思っていないことは互いの共通点だろうか。家制度を重んじる家系ならば、兄は認められ、弟は蔑視する。こんな二人が一人の女性をめぐり最後は殴り合いになる。
彼女はもっと別の方法でSOSのシグナルを出す機会があった、それこそホテルに宿泊できるのならば、痣だらけの彼女を不思議に思わぬ不可思議。
DV夫も片目が失明したら医者としてはお後真っ暗だろうから、はっきり言ってざまあみろなエンディングだったのが悪いことした人間には罰が下るとも解釈できるのだが、はれて暴力から開放された彼女はどうするのだろうか。
主人公は逮捕されるが、主人公に愛を感じくっつくのか、或いは金のために夫との関係を続けるのか、色々な考察ができる内容でした。
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