「ホラーとサスペンスの狭間というのがユニーク」スリープ ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーとサスペンスの狭間というのがユニーク
これはホラーなのか、サスペンスなのか。その間を行ったり来たりするのが、ユニークだ。
睡眠中の夫の奇行から始まる部分は、ほとんどホラー。医師により睡眠障害と診断されるが、妻の母親が連れてきた祈祷師は悪霊のせいだと言う。祈祷師を信じた妻の様子がおかしくなり、果たして治さねばならないのは夫の方か、妻なのか。次々新たな面が展開し、興味を惹き付けていく面白さ。
最後の、夫から妻への言葉で一見ハッピーエンドなのだが、夫の職業が俳優であるという伏線を考えると、嘘を演じていたのではないかという可能性も残すところが、なかなか。
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