明日を綴る写真館のレビュー・感想・評価
全51件中、21~40件目を表示
聴こえる写真
コンクールで3連覇の快挙を成し遂げたプロの若手カメラマンが、佳作を受賞した写真に惚れ込んで、撮影者に押しかけて弟子になり巻き起こっていく。
最初はずいぶんやさぐれて、人としてどうなの?なカメラマンだっけれど、鮫島写真館に行ったらいきなりコミュ強!?
自分は写真を撮るタイプではないけれど、まあ言わんとすることはめちゃくちゃわかり易いし、ストーリーもシンプルでわかり易いし、キレイ過ぎる展開の連続。
ということで、ギャップも毒もなくて意外性もないから大きく盛り上がりはしないけれど、温かく優しく物足りなさは感じず面白かった。
ところで、岡崎ってそこそこ栄えてますよね…。
期待度○鑑賞後の満足度◎ 結局泣かされてしまった…親子和解の件(くだり)は予定調和だなぁと思いつつ…ただ、結婚式のシーン(ここもややくどい)の拍手は平泉成の長い俳優人生への拍手の様に思えました。
①予告編で紹介された話の筋自体にはあまり興味は引かれなかった。
ただ、長い間ドラマや映画で、その演技で楽しませてくれ続けている平泉成の初主演映画ということに惹かれて観に行っただけ。
だって一人でも多く観てあげたいじゃない?
②
平泉成がドラえもん、佐野晶哉がのび太的な立ち位置
主演が平泉成との触れ込みですが、実際は佐野晶哉が主人公ですね。
二人ともカメラマンであり、佐野演じる太一が平泉演じる鮫島の写真に憧れ
弟子入りするのが導入です。
太一は徐々に鮫島の写真の素晴らしさの理由を見つけていくわけですが、
そこは徐々にというよりも、割とすぐに気づいちゃいますし、
いつのまにか弟子入りOKになっていて、心の変遷の機微みたいなものは
ほぼ描かれないのが、私としては残念でした。
ストーリー展開も、ゆるやかに多幸感に溢れるようなつくりになっていて、
そこは好感が持てるのですが、
途中のロードムービー的演出や、写真撮影シーン(特に野外での)が長かったりと
勢いがないと言いましょうか、テンポがいまひとつ良くないと感じました。
とはいえ、脇がベテラン俳優陣によりガッチリ固められており、
佐藤浩市、市毛良枝、黒木瞳が特に素晴らしかったですね。
つくりあがりも悪くないですし、鑑賞後感も良いので、良作ではありますが、
もう少しコンパクトにまとめてもよかったかなと思いました。
平泉成さんにはまだまだお元気で、いろいろな作品に出演いただけるとうれしいです。
【追記した】何かに迷い求める人には道標
優しい役も怖い役も出来る
平泉成さんを見に映画館まで。
存在感はあるが、もっと欲しい。
冒頭からカメラ青年の眼は死んでいた。態度もよろしく無い。これではいい写真は撮れない。ピアノの音は、その場の空気、心の流れを表しているのか?しばらく変化する楽曲を楽しむが、少々多すぎた感が有り、ここぞという場面で音は死んでいた。もったいないと思った。気になったのは、いきなり弟子になったこと、音声の問題、などなど。
写真館店主の言葉で同意する場面がふたつ有る。ひとつは港、もうひとつは写真館2階のソファーで青年に向けた言葉。生み出すという事はそういうことです。
原作は知らなかったが、漫画の表紙絵?を見て若者の放つ光と空白を感じた。その映画化なら、これは何かを失った人の、探し求める人の物語だと感じた。子供は親のことを知らないし、その逆もあり、知った時の驚きも大きい。親子は似たもの同士、誰にでも当てはまる物語といえる。
終わってみれば市毛良枝さんの印象が強く残った。
妻の気持ち夫知らず。泣いた。
※
【追記した】
佐野さんの演技はまだ若い、それでも悩む青年カメラマンを演じていた。現在活躍している中堅やベテラン俳優も、最初は同じ、そこから努力して周りに助けられ素晴らしい役者になってゆく。本人達が一番分かっている。彼の未来はどうなっているのか?
平泉成さんは、やっぱり脚本かな?写真館の主人に重きを置けば成立しそうな気もするが、原作に忠実に進めた結果なのか?よく分からない。
青年カメラマンのママ(黒木瞳さん)の涙の流れる場面があった。しかしサラッと過ぎて、そこに繋がるものは無い。大切なものを見つけた息子、ママはママで、切ってきたものがあったはずで、これもよく分からない。
美保純さんは良いんです、元々可愛いから。問題は美容院帰りに病院のベットに横たわり、布団の中に居たかの様な形だったことで、テレビ・映画の悪いところ、いつも綺麗な状態で撮影は始まる。演技以前の問題か?
鑑賞中に写真館店主の息子の言動に反抗、ハマっている自分がいた。嘉島陸さんの存在は、それだけ良いものだったと思う。いい俳優。
※
普通にいい映画!
カメラが大衆化し、実質持ってない人がほぼいない時代。
それでも心に響く“現像”はそれほどあるわけではない、、
つまり主人公のコトバを借りれば、それほどに“自身の心情”を写しておらず、よりカルい“POP”なモノが跋扈しているだけだともいえるのか、、、まぁそうなのだろう。
平泉さんに失礼な作品
平泉さんの初主演作という事で地に足のついた作品になるのだろうと思い観に行きました。
結果、非常に残念な作品に・・・
脇の豪華さはここまで紡いでこられた平泉さんのお人柄なのでしょう。
しかしながら、太一役の佐野さん?若手アイドルですか。
こちらが主役なのかと勘違いしてしまうような扱い。しかも演技は残念。
彼のチープな演技とストーリーの矛盾で全く感情移入出来ないまま終わりました。
ストーリーに関係なくドラム演奏があり、これはなんだろうかと思ったら普段ドラムをされていらっしゃるようですね。
アイドルの宣伝映画ならば最初からそのように言ってもらえれば良かった。
そのダシに平泉さんを利用されたような気持ちになら非常に残念な気持ちで映画館を後にしました。
ここでのレビューで高評価をされていらっしゃるのはきっと太一さんのファンの方なのだろうな、と思います。
興業成績を考えるとアイドル起用も否定はしませんが、それならばせめてもう少しきちんと演技の出来る方にしていただきたかったですね。
映画自体ではなく、ここまで多くの素晴らしい作品にご参加いただいた平泉さんほか本当の役者さんに対しての評価として星1はつけさせていただきました。
名バイプレイヤー・平泉成の集大成!
地元愛知出身の名バイプレイヤー平泉成さんの映画初主演ということで、愛知県民の義務と誉れを感じながら鑑賞してきました。平泉成さんの人柄が伝わるような温かい作品で、癒しのひとときを味わうことができました。
ストーリーは、東京で活躍しながらも、人物を撮ることが苦手な気鋭のカメラマン・太一が、たまたま見かけた人物写真に心を揺さぶられ、その撮影者である鮫島から何かを得ようと、鮫島が愛知で営むさびれた写真館を訪ねて弟子入りし、鮫島の写真家としての譲れぬ思いに触れる中で、大切なことに気づいていくというもの。
普段は温厚だが、頑固で譲れぬものを持つ鮫島は、まさに平泉成さんのイメージどおりのキャラクターで、主演としての収まりのよさを感じます。そんな鮫島が語る写真に対する熱い思いが、若きカメラマンに大切な気づきを与えるという構図は、ありきたりな印象を受けますが、そのぶん穏やかな気持ちで見守ることができます。そこに、鮫島と息子、太一と母親という二組の親子の再生物語を絡めて、物語に奥行きを与えています。
鮫島の撮る人物写真がどれほどすばらしいものなのかは、素人の私には正直言ってわかりません。それでも、その瞬間の空気までも写し込もうとする、鮫島の熱い思いはよくわかります。すべてを残すことはできないからこそ、そこに精いっぱいの思いを刻みたくてシャッターを切るのでしょう。写真家のそんな思いまでもが写し込まれたとき、観る者の心を揺さぶる作品になるのかもしれません。
私も4年前から趣味で写真を撮り始めましたが、いい写真を撮りたいという気持ちが強すぎて、ろくな写真を撮れていません。でも、これも、被写体の魅力やそこから得た感動を伝えたいという思いより、見栄えのいい写真を撮りたいと空回りする自分が、そこに写っているということなのかもしれません。
作品の舞台は岡崎で、地元愛知の見知った土地がスクリーンに映るのはやはりうれしいものです。何度も映る乙川べりは、今まで気づかなかったフォトジェニックな一面を見せ、新たな魅力を伝えているようです。作中に登場したSHiN-pleさんのケーキも食べてみたくなります。せっかくなら写真家を主人公に据えたことを最大限に活用して、鮫島が市井の人々をスナップする体で、岡崎の名所や名物や人々をもっと幅広くフィーチャーしてもよかったのではないかと思います。あと、欲を言えば、鮫島の撮った写真をもっとたくさん見せて、太一が惚れ込んだ腕前を映像で納得させてほしかったです。
主演は平泉成さんで、役者人生の集大成としての燻し銀の演技が光ります。共演は佐野晶哉くんで、鮫島との出会いを経て変容した太一を表情豊かに演じています。脇を固めるのは、佐藤浩市さん、吉瀬美智子さん、高橋克典さん、田中健さん、美保純さん、赤井英和さん、黒木瞳さん、市毛良枝さんらで、大先輩の晴れ舞台を祝うかのように豪華実力派キャストが顔を並べます。
優しい気持ちになれる、あたたかい映画でした 平泉成、いいですね 市...
優しい気持ちになれる、あたたかい映画でした
平泉成、いいですね
市毛良枝の良さも改めて実感しました
もっといろいろ出たら良いのに
ピアノの生伴奏みたいな音楽が続くの、
良かったです
あと、田中健はエンディングロールまで、
誰だか気づきませんでした
成さんは今でも健さんに、
ケーナ作ってあげてるんですかね
ちょっと残念
平泉成さんが意外にも初主演ということで、楽しみに見に行きました。
キャストも豪華、地方が舞台で景色も含め全体的に素敵な雰囲気、好きなタイプの映画です。
が!いつもならこの手の人情物の作品はウルッと来て涙が出るのですが。。。
うーん、成さん主演というよりは、佐野君とW主演??
葛藤を抱えた太一君が鮫島さんと出会い、弟子入り志願した割には弟子やってるように見えなかったし、演じる佐野君、笑顔がとても素敵でしたが、演技がうーん…頑張ってほしい。ケーキちゃんと話してるとこは自然で良かったかな。。。
それぞれ家族間で、わだかまりとか確執とかあったのに、鮫島夫妻へのサプライズでうまくまとめてしまった感じがし、スッキリしませんでした。
そして、美保純さんがどーーしてもおばあちゃんには見えなかった。
事前にキャスト見てなかったら、田中健さんと赤井さんに気づかなかったかも。
佐藤浩市さんは三國さんに益々似てきましたね☺️
すべてが繋がってパーフェクトフィナーレ
太一くんgood job
世代を超えたカメラマンストーリー作品。
想像を超えてくる奥深き展開と絶妙なストーリー。久しぶりに序盤から涙腺が緩みっぱなし😭
こんなに良いお話はみんなに観てほしい。素晴らしい。
特筆すべきはケーキちゃんの溢れんばかりの可愛い笑顔。名優の皆さんの友情出演も見逃せません。
是非映画館で🎦
66
「終盤いい」
今年111本目。
息子が婚約者を連れて両親に会いに来る所から画面が明るくなって見易い。
ここからウェディングドレスなど話が展開して行って作品で見せたい所だったんだなあと。
法事の写真などで親戚の方との縁を感じる事はあります。
いいのかそれで
2024年劇場鑑賞138本目。
成功しはじめた若きカメラマンが!自分に欠けているところを踏まえて撮影した写真が飾られている写真館を見つけ・・・という話。
どこかで見たようなエピソードも含みながら若き写真家が目覚めていく様を表現できていたと思います。ラストの主人公の選択は賛否あるかもしれません。自分は否かな。
写真は生きてきた証
映画館告知ではやって無かったのですが平泉成さん初主演ということで見に行きました
全体的に優しい雰囲気に包まれたような映画でした! 夕日など光が優しく感じたな〜
家族写真…大事ですね
BGMのピアノ流し過ぎじゃない?
単調すぎじゃないかなー
あと全体的に音があんまり良くなかった…
会話が聞きづらいとこあったり気になったな〜
平泉成さんは職人気質の頑固親父感満載で良かったです!渋かったです〜
佐野くんの映画ドラマ初めて見ましたが、最初の物憂げな表情と後半の明るい表情とっても良いですね!喋るのは微妙だと思いましたが…
周りを固める役者渋くて良かったです
1番気になったのはケーキちゃん!
普段あんまり見ないですがキュートでとても可愛かったです!また見たいな〜
途中の写真届けに行った行ったところと最後の結婚式場は良かったな〜
集まってくれた人たちは写真撮ってきた人たちってのがいい
それまでの人生の積み重ねを感じますな
全体的に優しい雰囲気に包まれた映画だと思いました!
いい顔をして写真を撮ると言うこと
とても温かい優しい映画でした。
それぞれの人に寄り添いながら写真館を営む鮫島さん。
その鮫島さんの一枚の写真に惹かれて弟子入りを志願する太一。
一度は断わるものの、すぐに受け入れたのは、鮫島さんが太一の中に何か感じる物があったからなのでしょうね。
目で見た物を撮るのが写真だと思っている太一と、被写体を撮るのだけが写真家じゃないと考える鮫島さん。
でも二人共過去に残してきた思いへの悔いがあり、この思いに対しての変化が終盤にかけて上手に描かれていました。
特に太一は写真への向き合い方そのものが変わって行きますが、演じた佐野晶哉くんは自然体でとても良かったです。黒木瞳さん演じた母親とのシーンの涙はきっと本当の涙だったんだろうな。
そして何と言っても平泉成さん。この作品が初主演だったのですね。お芝居に関して僕が語る必要などない素敵な役者さんですが、この平泉さんの為に集まった役者さんの何と豪華なことでしょう。
奥さま役の市毛良枝さん相変わらずチャーミングでした。
この豪華な役者さんを相手に佐野晶哉くん始め、若き演者さんたちもみんな素晴らしかった。
特にケーキちゃん可愛らしかったですね。劇中のケーキちゃんの写真は本当に素敵な笑顔でした。
写真には撮られる側だけじゃなく撮る側もその一枚に写される。
音が鳴る写真を目指して、明日も鮫島さんと太一は写真を撮り続けます。
優しい本当にいい映画を見ました
若い写真家の成長と2つの家族愛の物語
地元が舞台とのことで観ましたが心に残る良い映画でした。
思い通りの写真が撮れず苦悩する若い写真家の成長や、すれ違っていても愛し合っている家族の繋がりを感じます。
佐野くんは最初表情が乏しく愛想がありませんでしたが、音が鳴る写真撮るために大切なことを学ぶにつれ笑顔が増えていくのが印象的でした。
危篤の方を無断で撮影したり奥さんの結婚観の押し付けなど、う~んと思う所もありましたが、写真に残すべきと思ったら止められない写真家の気質や年代に由来するものと考えればそれほど引っかかりませんでした。
開始早々の佐藤さんの後悔、復元した写真から蘇る想い出を噛み締めての泣き笑いは感涙ものです。
全51件中、21~40件目を表示