「原作を読みたくなった」ブルーピリオド romiさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読みたくなった
原作未読。
勉強も遊びもバランスよくこなし、『上手に生きている』感じのちょっとチャラっとした高校生が、ある日突然に絵を描く楽しさ喜びを知り、没頭していく中で挫折や嫉妬や焦りや苦しみなど様々な感情に揉まれながらも、日本で唯一の国立美術大学である藝大合格を目指して脇目も振らずにひた走る物語。
「好きこそものの上手なれ」とは昔からよく言いますが、劇中の『好きなことをする努力家は最強です』とか、『俺は天才じゃないから、天才と見分けがつかなくなるまで努力するしかない』といったセリフ(※細かいところはうろ覚え)に、凡人である自分は胸が震えた。
10代の少年少女ならではの、ある日突然好きなものに目覚め、それしか見えないくらいに夢中になって没頭する熱量、若かりし頃の自分を思い出して懐かしくもなった。
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