「郷敦の作品に対する情熱が十分伝わる」ブルーピリオド imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
郷敦の作品に対する情熱が十分伝わる
主人公の矢口八虎(眞栄田郷敦)はまだ自分を見出せていない。だからちょいワル同級生とつるむが成績優秀、天才肌。思いつきで始めた絵画も直ぐに本領発揮。
「青の渋谷」のシーンで空に浮かぶ八虎など効果的にVFXが使われる。八虎の超アップも多用されて、八虎の真剣さがしっかり伝わる。郷敦も実際にかなりの部分で本人が筆を入れているシーンがあり、作品にリアル感が伝わる。
ただ、美術は各人の感性の違いで評価も大きく変わり、絶対的な正解も無い。(「青の渋谷」や「自画像」などはとても良いと思ったが、)入試の二次試験の作品は私には理解できなかった。作品を見た仲間が(映画内で)感想を述べる必要性もないかもしれないが、ラストの重要な場面なのだが、そこで感情移入が十分にできなかった。これはマイナス点にせざるをえない。
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