「シナリオが残念」ブルーピリオド たまごさんの映画レビュー(感想・評価)
シナリオが残念
漫画原作のシナリオが難しいのは分かる。
2時間で何をテーマにし、何を引き算するか。
引き算から生まれるメリハリと心に刺さるテーマ。
漫画原作の映画ではこの計算がとてつもなく難しい。今回も期待して失望。
最後まで観ると八虎の「高校生としての進路に向かい合う成長」にしか見えなかった。
藝大受験を扱うなら「若き凡人が天才と対峙する」くらいの風呂敷を広げて欲しかった。
藝大入学の後の苦悩に続けて欲しかった。
続きが作れないのは理解しているけど、漫画を読んだことのない人に感動させれるシナリオでも演出でもないのだから。
せめて漫画を読んでる人に納得のいく内容であってほしい。
しかし、他によくありがちな。
原作のエピソードに振り回されてテーマが何かも分からないシナリオよりは全然良い。
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