「凄い面白かった」ブルーピリオド ししまるさんの映画レビュー(感想・評価)
凄い面白かった
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原作は既読です。
気になった部分もあるけど、それ以上にワクワクしたり面白いと思った場面が多かったので、とっても楽しめました。
原作は群像劇みたく様々な要素が込められているので、どうまとめるんだろうと気になっていました。その点、実写は主人公である矢口八虎周りのエピソードに絞って、藝大受験までを描ききったのが好印象です。
音楽の使い方も個人的に好きでした(けど過剰だと思う人の気持ちもわかります)。特に序盤から青い渋谷を描くまでは、カメラワークも相まってゾクゾクしました。
やはり気になったのは予備校の面々や高橋くんといった、八虎周りの存在を上手く扱えていなかった部分です。喋らせるなら喋らせるで、きちんと役目を作ってあげて欲しかった(尺的に難しいのは理解してます)。加えて、その他複数のキャラの解釈が少し違うような気もしました。
ですが気になった点は全て私の主観的な意見です。なので本作を一つの映画作品として見た時の、素晴らしさや面白さの方を尊重したいです。
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