「原作リスペクトを感じる良作」ブルーピリオド TCさんの映画レビュー(感想・評価)
原作リスペクトを感じる良作
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原作ファンです!大好きな作品が映画化とのことで公開初日朝に映画館で見てきました!
映画化対象は激アツの芸大受験編。
原作で6巻分もの内容を2時間近くにまとめるのはかなり難しい判断があったのだと思う。
結果、比較的地味なシーンとも言える、矢虎決意後のひたむきな努力、上手くなっていく過程、絵画技法の説明などはバッサリカット。また、個性的な予備校メンバとの絡みもほぼゼロ。
ただ、原作ファンとしては上記部分はある程度脳内補完可能だし、時間的にやむなしと納得。
それよりも、原作の大きな魅力でもある、①「転機となるシーンでの独創的な表現描写」を映像技術で実写化してくれたこと
②「随所に出てくる名言」を丁寧に扱ってくれたこと(アニメでは軽く流されてた印象)
に対しては製作陣に心から感謝をしたい。
また、主人公らの作品に実物の絵画を使ってくれることも原作の大きな魅力だが、実写化により作品の美しさ•迫力・生々しさを原作以上に感じることができ、これまた幸せであった。
配役も違和感なし。大葉先生のガサツだけど愛情のある雰囲気、世田介くんの神経質感、ユカちゃんの美しさ(笑)がよく表現されていた。ゴードンの危機迫る描きっぷりもとても良かった!
映画を見て、原作の素晴らしさを再認識するとともに、またイチから読んだみたくなりました!
(群青とeverblueの良さも再認識!)
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