「古い雲!?」うんこと死体の復権 オプンチアさんの映画レビュー(感想・評価)
古い雲!?
古い雲と書いて雲古。たしかにその様である。まあその辺の“ウンチク”は識者に委ねるが、うんち というとなにかウエットな感じでよろしくない。
映画は、雲古と死体が虫や菌によって土中分解される様子をその研究者たちが学術的に解明してゆくドキュメンタリー。人類普遍の大問題を真顔で語る姿勢は良いが、硬軟おりまぜて観客を引きつける工夫が欲しい。劇後半、監督自らの湯気立った“なま雲古”を見せられた時には、ついついその科学的検証を逸脱した妄想を巡らせてしまう。『ワイルドアットハート』で床に吐かれたゲロに蝿が止まるシーンの大写しとか………
ふと小学校時代の思い出がよぎる。検便提出日を忘れた女子の気を引こうと“自前の半分”をゆずる提案をしたが、イラナイと言われ、気まずかったなあ、えっちゃん、おれのこと覚えてる?
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