「義務じゃなく権利です」ドマーニ! 愛のことづて かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
義務じゃなく権利です
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フランスが実は伝統的にごりごりの男権社会だったのをつい最近知ったが(映画で!)イタリアもそうだったか、これでは昭和の日本よりひどくないか? イヴァーノは周囲のおんなたちからは非難されるろくでなしだが、社会全体としては許容されていた模様、そういう社会。。
ひどい目にあわされるデリアを延々見てストレスたまりまくったところで、オチはそれかい。。
みじめすぎる女性を救うのは、根本的に社会を変える必要がある、政治に参加するのだ、という意識に目覚めての行動を起こした、自分の意志で。
納得はするけど、もうちょっとカタルシスほしかったです。
追ってきたイヴァーノから逃げようとしたところ、決然と振り返ってにらみつけたデリアは、娘の婚約者の店を爆破させるくらいの決断力と行動力があるのでこれからは黙ってハラされてないだろうし、娘とタッグで家庭内変革していきそうだし、と自分を納得させました。
デリアが日曜日が過ぎても「まだ明日もある」と言っていたり、わざわざ夫に出かけてくると告げるとか、駆け落ちするにしては??なところなど確かに伏線はあったけど、わざとミスリードさせるように作られており、そのせいで若干不自然なところがあるようでした。
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Bacchusさんのコメント
2025年6月2日
こういう作品でなぜ?なトリッキーさでしたよね。
日本はいまだに男尊女卑がー的なことを良く言われますが、昔も今も日本はマシな方だと感じます(あくまでも私見ですw)
ファランドルさんのコメント
2025年6月1日
不自然な、というか、アンフェアなミスリードが、作品の主張を損なっていましたね。最後、えっ、そこかよ、と悪い意味で裏切られました。
もっと、堂々と婦人参政権の話に持っていけばよかったのに。