「スピード感ある展開に惚れ惚れします!」バッドボーイズ RIDE OR DIE 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
スピード感ある展開に惚れ惚れします!
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このハリウッド映画には、日本のタカ・ユージの「帰ってきた あぶない刑事」は叶わない気がしました。アクションのスケールとウィル・スミスの人懐っこい人柄にやられてしまいました。とはいえ、決して日本人俳優が劣っているわけではありません。好みの違いでしょうか。しかし、ストーリー展開のスピード感は、この映画の方が勝っている気がします。間延びするようなシーンが全くありません。ヘリコプターの中で何度も死にそうになったりします。また、カーチェイスで火だるまになる緊迫感や、ラストのなんでもありの戦いに、ドキドキしまくりでした。それにしても2人が罠にハマって容疑者となり、警察やラスボスたちから追い詰められる展開には、本当に心配で胸が締め付けられました(笑い)。あと、ウィル・スミスの相棒役のマーティン・ローレンスの演技も面白かった。死にかけて戻ってきたという意味では、三途の川に行ったという意味なのでしょうが、その後、魂論を頻発させます。前世でウィル・スミスはロバで自分は飼い主だという件ですが、キリスト教にはない発想です。いかに仏教思想がアメリカに浸透しているかの証左のように気がします。宇宙の力を使って現実をコントロールするシーンでは、まさに日本発の仏教の影響力が強いと私は勝手に思ってしまいました。さらに劇中で女刑事がかつての恋愛相手が悪党であったことを知って叫ぶ「クソ野郎!」の言葉は、何故か新鮮で気持ちが良かったです。いずれにしても止まらないギャク?ジョーク?のシャワーを浴びて、最後まで笑いとスピード感が半端ない楽しいひとときでした。
追記 2人の生涯の友情と家族愛とマイアミの美しさに乾杯!
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