サユリのレビュー・感想・評価
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転居先に取り憑いていた怨霊に家族が一人また一人と容赦なく殺されて...
⭐︎4.0 / 5.0
斬新w
怪異対策マニュアル
おばあちゃんかっこいい
子供向けかな
良い良い!楽しかったー! 前半はホントに怖すぎて。邦画のホラーって...
ホラーコメディ
ばあちゃん覚醒!命を濃く!
ホラーは苦手なのですが、あまりのレビュー評価の高さに誘われて、勇気を振り絞って遅ればせながら鑑賞してきました。公開から1週間が経つというのにまあまあの客入りで、その期待に応えるおもしろさでした。高評価にも納得です。
ストーリーは、中古ながら念願のマイホームを手に入れた7人家族の神木家が、引っ越し直後から不穏を感じる中、家族が一人また一人と謎の死を遂げ、生き残った長男・則雄と祖母・春枝は、この家に取り憑く悪霊・サユリが原因だと突き止め、対峙していくというもの。
冒頭からこの家に取り憑く呪いの正体をチラ見せして、そこから年月が過ぎ、新たな住人を迎えて引き起こされる惨劇が描かれる…と、ここまではよくあるパターンのホラー。特に集客力のある俳優を起用しているわけでもなく、映像や演出に特筆すべきものがあるわけでもありません。
しかし、家族5人を亡くし、生き残った則雄とばあちゃんの二人だけになったところで、ばあちゃんの突然の覚醒!重い認知症だったはずなのに、覚醒ばあちゃんがファンキーに無双し、孫を鍛え上げる姿が秀逸です。ここに“スポ根ファンキーホラー”という新ジャンル爆誕といった風情です。その後も、悪霊サユリを上回るような覚醒ばあちゃんの暴れっぷりに、むしろこっちを祓ったほうがいいのではないかとさえ思えてきます。
また、則雄が友達・住田に寄せる淡い恋心もエッセンスとして、命を濃く生きることに繋げているのも悪くないです。ちょっと下品ではありますが、この世代の男子らしい雰囲気を感じます。ラストは、冒頭シーンへ戻りながらサユリの謎に迫る伏線回収で収まりもよく、家族の絆と強く生きることの大切さを感じさせ、鑑賞後の後味も爽やかです。
ただ、ラストバトルでのチープなVFXだけはちょっと萎えます。ばあちゃんに激しいアクションシーンを演じさせることができなかったためかもしれませんが、教えを受けた則雄が住田のために無我夢中で戦えばよかったのではと思ってしまいました。
主演は南出凌嘉くんで、サユリにビビる感じがよかったです。脇を固めるのは、根岸季衣さん、近藤華さん、梶原善さん、占部房子さん、きたろうさんら。中でも、本作最大の立役者である根岸季衣さんの演技が秀逸です。あと、ドラマ「ばらかもん」以来注目している近藤華さんが見られたものよかったです。
喜怒哀楽の心をあっちこっちに揺さぶられる
「面白い」というより「面白がる」映画
当然観る作品は自分で選んでるワケだけど、その度に「やっぱりホラーは苦手だな」と思っていたりする。
「こわい!」「びっくりした!」「気持ちワル!」全部私にはストレスだ。
でも、映画好き達がこぞって話題にしてるなら、食わず嫌いで置いていかれるワケにはいかない。
私がホラーを観るのはその程度の理由なので、私のレビューや評価など、気にせずすっ飛ばして頂きたい。
ここはあくまで年老いた私の備忘録の場なので。
で、この『サユリ』である。
もちろん原作も知らない(観終わってから「ハイスコアガール」の作者だと知った)し、予備知識もほぼナシで劇場に乗り込んだ。
んんんと。
これは、ホラー…なんですよね?
まあジャンルなんてどうでもいいんだけど、観る側の心構えとしては中盤までホラーで入るんだけど、その後はエラいことになっていく。
そもそも家族が登場した辺りの芝居のやり取りから「ははぁん、これは怪しいな」となる。
原作通りなのかも知れないが、あんな話し方をする老人は(コミックやアニメにしか)存在しないし、痴呆っぽい演技もおかしい。お父さんのセリフの全てが空々しく現実感がない。
だから「別のリアルが存在するんだな」と思っていると、このイカれた話が走り出す。
婆さん最強かよ!
太極拳で戦うって!
物語的な「裏切り」「肩透かし」「そっちかい!」「なんでやねん」で進んでいくオカルト系残酷コント。
だから観客はしっかり心の中でツッコミながら観ていくのが正しい気がする。
「面白い」映画というよりは、こちらから「面白がる」映画。
それなのにサユリの過去は、結局「笑っちゃいけないヤツ」なワケだし、子供にも容赦ない暴力シーンとかもドキッとする。そういう意味で、ホラーに対して受け身で積極性に欠ける私には、うまくこのノリにライドできなかった。
前述したとおり、私の様な「ホラー弱者」や「器用に展開に気持ちを合わせられない人」が観るには、ちょっと厳しいのかも知れない。
怖いけど、カッコいい
漫画にしろ、映画にしろ、ホラーってコメディーだと思います。
恐怖に叫んだ後は、必ず笑いだしてしまいます。
楳図かずお作品が怖すぎて笑う
日野日出志作品がグロすぎて笑う
森由岐子作品が色々ヤバすぎて笑う、などなど色々ありますが、かつてのホラー漫画の巨匠達は、この物語はフィクションですの注釈の代わりに、笑いを入れて子供心を多少は安心させていた気がします。
森先生にそこまでの配慮は似合いませんが。
サユリの原作はまだ読んでいないのですが、ホラーかつコメディーなんだろうなとは想像出来ます。
前半ホラー、後半コメディーにはっきり振り切った監督は潔かったし、生きるパワーが悪霊を追い返すというのはまさに真理であり、押切先生のメッセージは素晴らしいと思いました。
しかし、原作を知らずに観たものにしてみれば、後半コメディーとは予想外でしたので、最後までホラーとして笑わして欲しかったのが本音です
根岸季衣ファンなので、満足は満足です。
酒を飲みながら、若手と演技論について戦わす根岸さんの日常が観たい。
怖いけど、カッコいいだろうな~
B級ホラーと侮る事なかれ
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