「内をよく、外をよく、命を濃く」サユリ てつさんの映画レビュー(感想・評価)
内をよく、外をよく、命を濃く
ある家に移り住んだことから謎の怪奇現象に見舞われ、遂には家族の命を奪われ、残るは認知症のおばあちゃんと2人きりになった男子学生のお話。
ホラーにはよくある展開から始まる今作。
前半はやや強度のあるジャパニーズホラーかなと思いきや、物語は途中から急にハンドルを切るようにその毛色を変える。
キーは認知症持ちのおばあちゃん。
原作の押切先生作品に見られる"怒りをパワーに変えてブチかます"スタイルは健全で、ファンとしてはかなり納得できる作品になってるかと。
エンドロールに流れる不思議な余韻は印象的で、なんだか家族のあり方を考えさせられるようなものがあった。
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