「白石晃士と言うノイズ」サユリ Rickaさんの映画レビュー(感想・評価)
白石晃士と言うノイズ
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白石晃士作品好きなんです!
なので、白石晃士っぽいシーンがあると
「おっ、いいねー」
ってニヤニヤしちゃうんです。
原作は未読なのでどの程度忠実なのかわかりませんが、
霊媒師の龍玄(だったっけ?)のくだりは映画オリジナルじゃ無いでしょうか。
まるっきり活躍しないのは意表を突かれて笑ってしまいました。
そんなわけでニヤニヤしながら見ていたのでホラー映画としては怖くなかったのですが「生活費を稼がないとな」と言っていた父親があっさり亡くなった辺りは肝が冷えました。残された家族のその後の生活を考えると本当に怖いです。さらに家族がどんどん亡くなっていく。容赦なさ過ぎる!押切蓮介漫画に出てきそうな顔の弟とか可哀そうすぎる。
顔といえば、主人公が髪型といいひろゆきっぽくて「これはイケメンなのだろうか?」とずっと気になってました。同級生の女の子を大した理由もなく(身体的接触とか、気にかけてくれたりとかはありますが)好きになってしまう辺りとか中学生らしくて微笑ましかったです。
家族の不審死に加えて、サユリの家族が死亡したあの家と生き残った二人、どう考えても怪しすぎるけどお咎め無しで済んだのは「警察それでいいのか!仕事しろ!」って感じで肝が冷えました。殺害はともかく、痛めつけたの婆さんなわけで、その部分は調べたらわかっちゃいますよね。
傍目には主人公は過酷な人生に放り込まれた様に見えますが、良く食べて良く寝て良く笑って暮らすことで対抗できる、というのは日常に辛さを抱えた多くの人にとってちょっとした指標になるメッセージなのではないでしょうか。
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