「世の中は理不尽がデフォ!」サユリ やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
世の中は理不尽がデフォ!
不安とか理不尽とか人の闇を描いたら定評がある・・・とされる押切蓮介先生の作品は、その要素がほぼ無いオタク趣味に全振りした「ハイスコアガール」しか拝読しておりません。
胸糞から得るものはあまり無いし、影響されて私生活がどんよりしても仕方がないからこの原作漫画も避けてました。
今回、原作者の才能を高く評価する一人のファンの観点で無茶な原作改変などしなければ映像作品としては外れはなさそうなので、久々ジャパニーズホラーを鑑賞した次第です。
ストーリーは想定を上回る理不尽さを発揮し、挟むには不謹慎すぎる下品なワードとギャグ、スプラッタシーンの数々と・・・有毒な食材を堂々と混ぜこんだ闇鍋を口の中に無理矢理放りこまれてるイメージ。
だがしかし!ばあちゃん主導ではありますが、サユリに復讐するために立ち上がり、決して逃げず立ち向かう主人公の姿は、「世の理不尽に負けるな!」と鼓舞されているようで・・・とても良い教訓?になったと思います。
また登場する役者さんが押切キャラに親和性のある、幸薄めの外見や演技だったのでそのテイストは十二分に味わえるんじゃないか、と想定いたします。
原作ファンはもちろん理不尽耐性があるホラー好きの方はぜひ、ご鑑賞ください。
では。
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