IMMACULATE 聖なる胎動のレビュー・感想・評価
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思ったより血が出ます。
あらすじ
幼い頃に瀕死の体験をしたシスターセシリア。
イタリア語も出来ないのに、誘われてイタリアの修道院に入る。
入ってみると、そこは地下墓地の上に建てられた、年老いた修道女の最後を看取るグループホームだった。
生活に慣れた頃、処女懐胎が判明する。
聖母マリアに見立てられたセシリアは、徐々に修道院の秘密に気付いていく。
オカルトホラーではなく、思い切りフィジカルホラー。
前半は脅かし多め、後半は血多め。
苦手な方は回避推奨です。オカルト系を忌避している方でも楽しめると思います。スプラッタ好きにもお勧め。
緩急があまり上手く無く、前半は退屈、後半はジェットコースター。
不必要に血が出過ぎでゴア表現多めのように思う。
シナリオと表現が不一致だなあ、と感じた。
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以下ネタバレ
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多くの人がそうであるように
神父の「生物学専攻してた」と処女懐胎でピーンときた。
もう処女懐胎の仕掛けはそれしか無い。
しかし、カトリックからクレームもんのシナリオだ。
よくイタリアの教会も撮影に貸してくれたものだ。
ともあれ、復讐すべき相手は全員ぶち殺しているので
すっきりしたエンディングでよかった。
最後の決断は自分でもそうすると思う。
IMMACULATE 聖なる胎動(映画の記憶2025/7/20)
丁寧な作り。
ホラーでイタリア・修道院・シスターの組み合わせと来れば⇒そう!受胎もの(笑)
オーメン・ファーストの既視感もどこ吹く風と、アメリカからイタリアの修道院にスカウト?された若きシスターセシリアは胡散臭そうな修道院で不気味な違和感を感じつつ生活していたところまさかの処女受胎→物語は一気に血生臭いラストへwww
ありがちなオカルト展開かと思わせて実は、悪役の元生物学者テデスキ神父が聖遺物の釘に残った骨片や血液からシスターを使って人工授精させてたのはちょっと斬新でした(でもどこで受精したのかがよくわかりませんでした。)
飛び降り、舌切り、足裏への十字焼き印、強制帝王切開未遂と若干イタイ描写はあるものの比較的マイルドでほどよいホラーでした。
なんでやねん
映画史上何本かの指に入るスクリーム!
アメリカ人が抱くカトリック教会に対する気持ち悪さみたいなのってエクソシストやオーメンなど、この類の映画がたくさんある事からも何となく感じ取れる。
かつてはプロテスタントが多くを占めた土地に、厳しい戒律にもかかわらず布教により広く浸透していったカトリックは、自由の国の民からすると少なからず違和感があるのかなと思う。
ましてやバチカンのお膝元であるイタリアの歴史ある教会ともなれば、きっと何かおかしな事でもやってるはずとアメリカ人が考える都市伝説はたくさんあるだろうし、本作はそれを逆手にとって考えられた作品の一つなのだろうと思う。(個人の見解です)
主演のシドニー・スウィーニーは時々オバさんの様な顔つきになるが、小柄でキュートで今最も旬な若手だが、本作ではなかなか身体を張った熱演を見せ、カリスマ性を持った本格派女優の風格が感じ取れる。
神父が自己紹介でかつて生物学の研究をしており研究室を案内したのは本当に余計なシーンで、即座にホラーではなくサスペンスとして頭をシフトし観てしまったため面白みが半減した。
科学で押すなら、妊娠のさせ方やマリアに仕立て上げる意味などについてももう少し詳細な説明があっても良かったのではないかと思った。
神様は男
処女懐胎した修道女と、彼女の暮らす修道院で起こる不穏な出来事の話。
デトロイトからイタリアの田舎の修道院に招待された主人公がやって来て始まって行く。
ワインを飲んでまー大変なのか。そんなものある訳ないだろな楔に興奮したのかバタンキューな流れから、呼び出されて詰問されて、あっという間の妊娠中期…抜けたんじゃなくて!?からのどんどん不穏な事態になって行く。
ちゃんと小出しにしてくるし、話しの流れからなんとなく想像はつく部分もあったけれど、まさかのエキス!?w
画面は終始暗くて見難いし、何もないところでジャンプスケアのラッシュがあったり悶絶・絶叫だしでやかましいしで、あまり好みの空気感ではなかったけれど、話しはまあまあ面白かった。
光過敏性発作になったことがある人は要注意で。
結局、人間こそが…
閉鎖空間における狂気狂乱
ホラージャンルの作品という事とジャンプスケア(突然の大きな音や怖い映像)がある事の、鑑賞前と鑑賞中の心持ちが合致したこともあり、ホラーとしては安定して楽しめた作品でした。
下手に捻った設定や謎、考察に苦労する退屈なシーンも少なく比較的分かりやすい不条理と狂気だったので退屈感は少なく鑑賞できましたが、ホラーが根幹では無い作品のようで、スプラッターやグロ表現は抑え目のためホラー感は期待したよりは少なかった印象でした。
そして終始憤りを感じながら鑑賞できたことは、本作品の性質上、魅せられたなぁと思います。
本作は、聖なる存在や誠実、真理などとは全く関係のない作品だと思いました。
「ナンホラー(修道女と狂信、暴力描写)」ではあるのですが、それはあくまで修道女とキリスト教が出演・舞台になっているだけで、閉鎖空間で宗教を利用しその場を搾取する側と、宗教を妄信する側の、人間同士の狂気共演と思いました。
その理由は以下の通りです。
※注意。ネタばれ有ります。
①テデスキ神父の動機と計画は、自分のキャリアを活かして「不可能」に臨み憑りつかれて、「使えそうな素材」を騙して引きずり込んで詐欺行為を働き、人権も神の存在さえも考えていないただの快楽狂人者であった。
なぜなら、「失敗作」や「反対勢力」に対して普通に非道行為を行いキリスト再誕に挑戦しているだけで、その後(成功した暁後)の聖地や聖なる新興を感じさせる背景や性格は伝わらなかったから。
②修道女院内のテデスキ支持派や宗教の妄信者も、神への信仰を感じさせるよりも妄信して何も考えていないと見えるだけの、閉鎖空間の犠牲者だった。
なぜなら、「現代」なら体外受精や人口受胎などの可能性は十分に考えられるし、疑問にも思えるはずなのに、妄信者たちは意味なく狂信に憑りつかれ、物語の「正」の牽引者だったシスター・グウェン以外の人達は、疑いもしないから。
※それがホラーの物語構成だと言われればそうなのですが。
③主人公シスター・セシリアも、冒頭の「決断」ではないとのクダリでは、信仰に身を捧げる誠実な人物かと思いましたが、それもつかの間、妊娠が発覚してからは信仰の「し」の字も消え失せていた。
あり得ない異常な状況と犯罪の狂気をすぐに察知し脱出に奔走。
神の御業なんて全く信じない(当たり前ではありますが)。
それだけではなく、錯乱し人を殺め普通の暴言を吐き捨て逃れるために一生懸命に生き抜こうとした普通の強い意志の人間だった。
冒頭の、丁寧な言葉遣いや慎み深い態度、鶏をさばけない描写などは、あくまでも「そうなりたいと」との思いを「決断」した人だっただけであり、それを裏付けるように妊娠をしてしまった「罪」を認識した後の彼女の性格は、ある意味普通の錯乱した被害者になり、やはり「(軽い)決断」をしただけの人だった。
また恐らくではあるが、ラストのあの赤子描写の仕方からして、人口受胎はやっぱり失敗しており、その胎児はあまりに不幸な姿だったのであろうかと思える。
そして見せ場のあの絶叫。
信仰に裏切られた怒りもあるであろうが、そもそも信仰の薄さが見て取れてたし、悲しげな表情も皆無だったため、単純に「ふざけんじゃねぇ!」……との怒りのみと私は思いました。
また、何であろうと極悪行為を許さない怒りを抑えられない描写は、まさに「信仰にとりつかれるな。人間らしく自分の意志を持つのが当たり前の生きる道。」を伝えたかった描写と勝手に邪推いたします。
あのラストは「決まりの良い」ラスト演出で満足できました。
本作で、「追い」として思ったのは、閉鎖空間は本当に危険な空間になり得る可能性が高いとの事。
そもそも反社会的思想者は、そこを隠れ蓑に好き放題支配しようとしている事例が、どの国の歴史でも現代でも、見て取れるはず。
宗教を否定はしたくはないのだが、信仰を「利用」して自分勝手に欲望を遂行する人間が必ず存在するので(むしろ数多く)、信仰に耳を傾けることが出来なくなってしまう状況もある事が永遠のジレンマだと思います。
結論、宗教は「自分のみ」の意志と信仰心で介入し、強制や妄信は聖なる存在や真理から外れていることに気が付くべきで、もし信仰に疑問があれば潔く身を引ける環境で有ってほしいと思います。
あと最後に、近日公開された「異端者の家」とは、主人公の描写が180度真逆だったことも、印象深く多種多様な自由な考え方や意志を感じれてよかったです。
不気味で不穏
予告で見たときはオカルトホラーだと思っていたが、以外にもバイオレンスでジャンプスケアー満載。
修道院が舞台となると、呪いとか悪魔憑きとかキリスト教徒が怖いと思う物のオンパレードかと思っていたが分かりやすくシンプルにまとまっていてテンポ良く鑑賞できた。
後半の主人公が強すぎる感あるが、冒頭から漂う不気味さや不穏さは良かった。
細部にもう少し気を使って欲しい
タワワに揺れるゆれる。
イタリアの田園地帯にある修道院で暮らし始めたシスター・セシリアに起こる話。
子供のころ氷の張る河に溺れた過去があり、男性経験のない処女セシリアが暮らし始めた修道院で少し経ったころ妊娠してると判明していき…。
男としてる訳でもなく妊娠発覚で扱い変わり…喜ぶ者、妬む者と現れていくがこの手の作品の文化?風習?の違いでピンとこなく眠い。
ふと気づけば寝落ちしそうになる私、ふと気づけばネグリジェ姿のセシリア…いやっパイパイに目が行きで、何度か寝落ちしそうになった私もストーリーよりもセシリアのパイパイと着衣風呂で透けるアレばかりに目が行きで、男ってモロよりチラが好きなんだ!と改めて思った。
終盤ラストはセシリアちゃんやり過ぎじゃない?と一瞬思いつつも少しスッキリした。
70~75点ぐらい。『ベネデッタ』を思い出した。
ビックリさせられるけど怖くはない
恐かったー!何度飛び上がったか分かりません。
Fan’s Voice 様独占最速試写会にて
恐かったー!何度飛び上がったか分かりません。
アメリカからイタリアの修道院にやって来たシスターのセシリア。とても美しい修道院だったが何やら不穏な空気。イタリア語は殆ど分からず不安だったが友達も出来て楽しく過ごす。そんなある日キリストを処女懐胎した聖母マリアの様に処女なのに妊娠するセシリア。一体彼女の身に何が起こったのか?体調が悪く外部の病院の受診を希望するが頑なに拒否する神父とシスター長たち。
ここから始まる怒涛の展開。セシリアは何とか外へ脱出しようとするが捕まってしまう。まるでカルト教団の様な様相を呈して来てとにかく恐い。ゴアありジャンプスケアあり、息をもつかせぬ89分。
事の真相は如何に?セシリアは逃れられるのか。
この恐怖にあなたは耐えられるか?
面白かったです。『恋するプリテンダー』のシドニー・スウィーニーが主演・制作を務め体当たりの演技でした。あんなに恐ろしい事になるとは思いませんでした。夏にピッタリのホラーでした。
高橋諭治(映画ライター)によるトークイベントは今まで見た登壇者の中で1番聴き応えがあり面白くて的を得ていて良かった。
@fansvoicejp
2025.7.9 ユーロライブ
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