「映画史上何本かの指に入るスクリーム!」IMMACULATE 聖なる胎動 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
映画史上何本かの指に入るスクリーム!
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アメリカ人が抱くカトリック教会に対する気持ち悪さみたいなのってエクソシストやオーメンなど、この類の映画がたくさんある事からも何となく感じ取れる。
かつてはプロテスタントが多くを占めた土地に、厳しい戒律にもかかわらず布教により広く浸透していったカトリックは、自由の国の民からすると少なからず違和感があるのかなと思う。
ましてやバチカンのお膝元であるイタリアの歴史ある教会ともなれば、きっと何かおかしな事でもやってるはずとアメリカ人が考える都市伝説はたくさんあるだろうし、本作はそれを逆手にとって考えられた作品の一つなのだろうと思う。(個人の見解です)
主演のシドニー・スウィーニーは時々オバさんの様な顔つきになるが、小柄でキュートで今最も旬な若手だが、本作ではなかなか身体を張った熱演を見せ、カリスマ性を持った本格派女優の風格が感じ取れる。
神父が自己紹介でかつて生物学の研究をしており研究室を案内したのは本当に余計なシーンで、即座にホラーではなくサスペンスとして頭をシフトし観てしまったため面白みが半減した。
科学で押すなら、妊娠のさせ方やマリアに仕立て上げる意味などについてももう少し詳細な説明があっても良かったのではないかと思った。
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