「おもろい!けどこの展開かぁ」コードギアス 奪還のロゼ 最終幕 JPさんの映画レビュー(感想・評価)
おもろい!けどこの展開かぁ
ついに最終幕暴走したノーランドを止める話でした。
なんだかんだ言って他の外伝作品と比べるとギアス味のある面白い作品だとは思います。
まずは対比構造が良かったです。
言わずもがな、原作のスザク、ルルーシュを踏襲しアッシュ、ロゼで構成されていて原作では、ルルがスザクに生きろというギアスをかけて戦います。
しかし、今回はロゼがアッシュに対して、私の騎士として誓い戦う→ロゼを生かす?ギアスに対比しつつ、原作オマージュもしています。
また、今までのシリーズキャラの戦闘描写がワンシーン程度にあり、今こうしているだと思ったり、やっぱり一世代前は世界大戦をしてたから強いなと感じれてまぁまぁ楽しめました。
opとedも今回からはっきりとストーリーに合わせて変化をし、違いを発見したり考察しがいがあります。
最後もしっかりとギアスの代償を支払ったり、王の力はお前を孤独にするという設定もアッシュという存在を失い回収でき、ギアスらしいハッピーエンドだけでは終わらない感じもあって良かったです。
逆に今回は、今までの荒い部分が浮き彫りになった幕でもありました。
まずはノーランドの目的で、第3幕までギアスを欲しがっているということしかわかりませんでしたが
最終幕では、なんとシャルルのクローンで、オリジナルの魂がない行き場の失った存在でした。
そのことから人自身を裁く権利を有してると思い。
人々を虐殺とのことで、この展開は既視感満載。
クルーゼっすね。うん。もう人が数多持つ預言の日だ。とか言ってくれよ。。。
サンライズでつい最近やった映画の前作と同じ展開は飽きちゃうよね。
あとアッシュの死に方が急すぎる。ことですね。
エナジー切れで落下、2人じゃ助からないから俺が死ぬを1〜2分でやるもんじゃない。
メインキャラが死ぬ理由としては弱すぎるなと感じました。もうちょっと足掻いたり、戦闘で怪我を負ったり、相手の自爆からギアスの効果で騎士としてサクヤを庇って死ぬとか、色々あったんじゃないかなと思いました。
復活するためにあえてあっさり殺したのかもしれませんが、個人的には王の力はお前を孤独にするを完遂するために殺されたのかなとよぎってしまいました。
なんだかんだ書きましたが、続編としては十二分に面白い作品です。ギアス好きはとりあえず観に行こう!