「やっぱり泣いてしまう話」がんばっていきまっしょい プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり泣いてしまう話
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高校生の悦子は子供時代、体が大きく運動もでき、輝いてた。
でも今は凡庸となり、人生にやる気を失ってる状態。
そこへリーが転校して来て、ボート部に入りたがる。
ボート部は廃部になってたが、悦子らが名前を貸し、復活。
こうして女子5人のボートチームが、なりゆきで出来上がる。
悦子は全くやる気なかったが、試みに出た大会で大敗し、
負けたくない気持ちから、積極的に練習する気力が生まれる。
でも競技中の事故でチームメイトに怪我をさせてしまい、
またやる気がなくなって、チームから距離を置く。
人数がギリギリ5人なので、チームは実質停止状態に。
悦子はついにそれを乗り越え、チームは復活。
愛媛大会で2位になり、四国大会へ。
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先日見た「きみの色」と同じパターンで、泣きまくり。
青春時代を精一杯に生きる、自分がやれなかったことを、
主人公たちがやってくれる、そんな作品。
とくに悦子には、自分と似た部分を感じたなあ。
基本的にHSP気質で、心を揺らさずに生きてたいタイプ。
有能だと信じてた自分が、実はそうではないのかも??
青春時代にありがちなそんな現実と直面した時に、
「どうでもいい」と自分に言い聞かせて逃げる。
そういうタイプはきっかけさえつかめれば、
心の奥底にしまい込んだ情熱が再燃し前を向ける。
若いうちに、打ち込めるものに出会えてよかったね。
ボートの仲間達も、みんな個性的でみんな根が優しい。
見てるこちらも優しい気持ちになれる。
原作を知らんけど、この後どうなるんやろな。
舞台の松山の一六タルトをモジった広告があった。
十七本舗の十七タルトやってさ。思わず笑ってもたわ。
でもエンドロールで、協賛・一六本舗って出てた。
ならばモジらずそのまま出しゃあええのにw