ライド・オンのレビュー・感想・評価
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もうそんな時代じゃないのよ
控えめに言って、最高
ジャッキーチェンの集大成
馬はけっこう頑丈
ってサニー千葉ちゃんも仰ってた。
数々のジャッキースタントをジャッキー様扮するルオが演じていたというメタ的設定の映画。
なのでこれまでのジャッキー映画の数々のセルフオマージュや小ネタが全編に込められていて、ファンならそこを探すのも合わせて楽しめる。
主人公が老齢のスタントマンというこの作品は「カンフースタントマン 龍虎武師」のジャッキー様からのアンサームービーの様に思える。
共通ワード "スタントマンはノーと言わない" なんてのは時代錯誤だと、ジャッキー様も本当に思っているのかも。理解はするんだけども、やはりちょっと寂しい。
そんな本作は共演者も豪華。
ユー・ロングァン、シー・イェンネン、ウー・ジン、アンディ・オン、等々。
特にアンディ・オンとのコメディチックなアクションシーンは、泣く程しごかれたという「香港国際警察 NEW POLICE STORY」とは打って変わり、『あん時ゃ悪かったな』、『いやいやあん時のおかげで今があります』。
なんて二人の会話が聞こえて来る様で、観ていてなんだかホッコリしてしまった。派手さは控えめだけど相変わらず高度な事してるんだけどね。
本作は家族の絆がテーマでもあり、疎遠だった娘との仲を取り戻す様子も描かれています。
この娘と疎遠という設定は「ポリス・ストーリー レジェンド」でも同様だったので、ひょっとして隠し子扱いしてきた娘に対して映画の中で謝罪しているのかも。
なんて他所様の家庭の事情に対する野暮はどうでも良くて、娘役のリウ・ハオツンが可愛過ぎる。アイドルかと思ったがきっちり女優さんらしい。今後にも期待です。
脱税はするなよ。
どう見ても娘というより孫だろとツッコミたくなるが、ジャッキー様の安定のスケベっぷりにファンならニッコリです。
御歳70歳、未だに現役のアクションスターで在り続けるジャッキー様を、あとどれだけ観られるのか。
そんなジャッキー様が家族愛とアクション愛を込めた本作。
是非「カンフースタントマン 龍虎武師」と併せて観ていただきたい。
二本合わせて、オススメ。
蛇足
ジャッキー様の映画の衣装がことごとくダサいというのを「プロジェクトV」のレビューで書いたが、まさか自覚されてるとは思わなかったw
ジャッキーチェン50周年記念作品
もっとどうにか出来たんじゃない?
スタントマンはNOと言わない
ジャッキー・チェン、50周年、そして70歳か。。。
80~90年代は、出す映画、すべて見させてもらいました。
かつて伝説のスタントマンと言われた主人公ルオ・ジーロンが一線を退き、
馬のチートゥを育てながら、一緒に地味な仕事をしていた。
ところが、金銭トラブルによりチートゥが売られることに。
困ったルオは、遠縁になっていた娘のシャオバオに助けを求める。
彼女は法学部の学生、そしてボーイフレンドは弁護士。
そんな中、ルオのもとにスタントのオファーが舞い込んできて・・・
といったストーリー。
ルオを演じる、ジャッキー・チェン、ホントに70歳か?という動き。
見た目はさすがに年をとったな、一段と目が垂れたな、とか思ったけど、
相変わらずのコミカルな動き。
しかも今回は馬を相棒に暴れてみたりと。
一人娘のシャオバオ、とても可愛らしい女優さん。今後も要チェック。
娘のボーイフレンド、修行だ!と酔拳の修行させられたり笑
アクションもよかったが、今回はヒューマン要素が多かった。
ストーリー自体はやや薄っぺらくも感じもしたけど、
最近のCGやワイヤーアクションと体を張った演技に対する問いかけ、
父と娘の思考のすれ違い、昔と現在の時代の違いを対比させていた。
また、昔のジャッキー・チェンの代表作いくつかの映像を引用し、
ルオが昔スタントをしていた映画とするとは。うまい!
プロジェクトA、ポリスストーリー?など、懐かしかったー。
エンドロールもいつもどおりメイキングやNGが映像として流れた。
サンダーアームのときの重傷を負ったシーンが流れ、
当時世界を騒がせたニュースになった記憶が再度呼び起こされた。
もう70歳、あんまり無理はしないで笑
スタントマンだって人間、NOと言ってもいいよ。
ストーリーやなんやの作りの粗い面はあるが
香港映画ではない、ところが哀しい。
物足りなさがあるけれど…
ジャッキーらしい温かみを楽しめる
ジャッキー・チェンの全盛期の作品はほとんど観ていない。少なくとも劇場鑑賞は皆無。
でも、最近10年の映画は数作観ていて、大傑作と思える作品はないものの、結構楽しめたという記憶が残っているので、今作も観たくなった。
【物語】
かつては香港映画界最高のスタントマンと呼ばれたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)。今は借金取りに追われながら、愛馬・チートゥと観光客相手の写真モデルで小銭を稼いで食いつなぐ日々。
ある日見知らぬ男達がやって来て愛馬チートゥを差し押さえると告げられる。チートゥはかつて友人の会社経営者の持ち馬の出産に立ち会い、障害を持って生まれた子馬を譲ってもらった馬だった。ところがその友人が経営していた会社が倒産し、チートゥは会社の資産なので差し押さえると言うのだ。
ルオはチートゥを引き取って以来、愛情を注ぎ、息子として育て、今やチートゥは掛け替えのない家族だった。 焦ったルオは疎遠の一人娘・シャオバオ(リウ・ハオツン)に助けを求める。シャオバオは大学法学部で学んでいるため、弁護士を雇う金が無いルオは娘に頼るしかないと思ったのだった。一旦は冷たく追い返すシャオバオだったが、恋人の新人弁護士ルー・ナイホァ(グオ・チーリン)を連れてルオを訪ねて来る。チートゥが会社資産ではなく社長の個人資産だったことを証明するため、父娘は頼りない駆け出し弁護士ルーと共に動き出す。
一方、昔ルオに世話になった映画館関係者からルオとチートゥ共演スタントの依頼が舞い込む。娘・シャオバオもルオの再起を後押しするのだが・・・
【感想】
まあ、なんてことないストーリーだし、スタントが凄いわけでもない。
でも、なんとわなしにいい。心地良い映画だった。
最近のジャッキー・チェン作品は大体いつもそうだ。
まず、ジャッキーの柔和で温かみある人柄がにじみ出ている顔を見ているだけで、癒される。エンドロールにメイキング映像(NGシーン)が挿入されているが、いつも和やかな撮影現場であることが想像される。そういう空気が作品に出ていることが、観ている方にも伝わり、心地良く感じるのではないだろうか。
また、今作の加点ポイントは娘を演じたリウ・ハオツン。女優としては美人とは言えないが可愛い。ヒロインではあるが、主役の憧れの人とか、カッコ良さを求められる役ではなく、老いぼれたスタントマンの娘という役なので、キレイ過ぎるのも違和感があるので親近感を持てる娘としてピッタリだ。娘を持つ身としては、会いたくても会えないでいた娘との距離を縮めて行くルオの歓びを想像しながら、父親目線で楽しめた。
ヒリヒリすることなく、ほんわかした気持ちで映画を楽しみたいというときにおススメの作品。
石丸さんには罪はないけれど。
ちょいと期待し過ぎたか
ジャッキーの老いを突きつけられる作品。 とにかく馬の赤兎が健気で可...
まさかのお涙頂戴アットホームもの!?
辞めるのは難しい。だからまず記念碑を!
私の知るジャッキーチェンこ良いところが全て詰まっている。
これまでの集大成的な作品だけに細部まで存分に楽しめる。
スタントマンという設定にしたことが無敵の設定だ。もうどうにでもなる。
更に、父と娘の親子愛。
かーわいい超可愛い生まれたてほやほやのお馬さんが立ち上がる瞬間に立ち会う!
という歌声が聞こえてきそうなシーン、ここから足の悪い子馬を育てたらもう馬ではなく息子だ。
連れられて行く時は売られていく子牛のように、ドナドナが聞こえる。
チートゥとの親子愛も、動物ものは反則だ、なんて言いません。どうぞ泣かせてください。ありがとうという気持ちだ。
過去映像の振り返りに胸が熱くなる。
飛ぶのは簡単、辞めるのは難しい。
そう、これで辞めるのではなくもう一度飛んで欲しい。
とにかく記念碑が建てられた。そんな作品ができてとても嬉しい!
仲間や家族を守るためにやめると決断すること
ジャッキーが生死をかけて映画史に残るような一世一代スタントにもう挑戦しなくても、スタントマン精神は生き続ける。愛(と尊敬の念リスペクト)に溢れた映画だった!
スタントマンに敬意を。アクション!ジャンプ、病院行き(ホスピタル)…?ジョッキー今回の相棒は、馬のチートゥ!ホッコリするような親子・師弟関係に、疎遠になっていた娘とその恋人も加わり(疑似)家族を築いていく。途中ジャッキーがジャッキーの歴代スタントを見る流れは、ジャッキー版"ニュー・シネマ・パラダイス"みたいでグッとこみ上げるものがあった。あれはヤバい。
日本の"人生の集大成"という宣伝文句に、「勝手にジャッキーの人生終わらせるな!」と思っていたが、実際見てみるとテーマ的にあながち間違いでもないなと思った。スター役に真実味をもたらすウー・ジンはじめ次の世代はスクスクと育ってきて頭角を現すどころか大活躍しているわけで。普段、名前や顔を知ることのないスタントマンの人々には、本当に感謝だ。
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