ライド・オンのレビュー・感想・評価
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アクションも出来る俳優?いやいや……
ジャッキー・チェンが、今作で演じるのは全盛期を過ぎたスタントマン。愛馬との向き合い方や、心の離れた愛娘との関係を取り戻すべく奮起する愛情物語。は?アクション映画だろ?と、ファンの方々に怒られそうですが、鑑賞後にボクの心に残ったのはアクションでは無かった。勿論、劇中でコミカルなジャッキーアクションは全開!香港の武打星アンディ・オンと見事な殺陣を魅せてくれる。(ウー・ジンよ、少しは戦え)。ジャッキーのインタビュー記事で「アクション俳優では無く、これからはアクションも出来る俳優だ」とか語っている。いやいや、貴方はどちらでも無い……アクションと演技の二刀流俳優だ!彼のアクションには毎度興奮させられるし、彼の演技で何度も泣かされた。今作にアクションだけを求めているなら物足りないかも知れない。しかし、いつの間にか愛の物語に惹き込まれ感情を揺さぶられる。そして、合間合間にぶち込んでくるアクションに胸が熱くなる。だから、そう!ジャッキーがアクションと演技の二刀流俳優だという事は、絶対に譲れない!今作を鑑賞して、改めて確信しました!皆さんは、どう思います?
映画はアクションであることの証明
時代は変わり、デジタル化とともに映画撮影は進化を遂げ、今のアクション撮影は万全の安全対策がとられています。主に1980年代のジャッキー・チェン映画は、自ら命がけのアクションをやってのけていることが大きな見どころでしたが、本作の劇中劇のアクション撮影で、ジャッキー演じるベテランスタントマンのルオが昔の危険なやり方を踏みとどまるシーンが印象的です。
でも、当時のジャッキーやそのアクションチームが危険を覚悟の上で生身のアクション、スタントを成し遂げていることが映画としての醍醐味であったのも確かです。映画の原始を遡れば、サイレント(無声)の1920年代にチャールズ・チャップリンやバスター・キートン、ハロルド・ロイドらがフィルムに焼き付けていた生身のアクションとコメディをジャッキーが意識的に受け継いでいる情熱、そして人間の身体能力と映画の可能性をスクリーンから感じとっていました。そこに世界が熱狂したのです。
ジャッキー映画で育った世代にはたまらない一作
ジャッキー映画で育った人にとってはたまらない作品だ。と言ってもこれはアクション映画というよりヒューマンドラマと呼ぶべきか。その端々にジャッキー流の思わず微笑んでしまうコミカルな身のこなしと、主人公が長きにわたって情熱を注ぐスタントマンとしての矜恃が描かれ、さらには仕事の相棒、いやそれ以上の家族にも等しい愛馬との息の合ったコンビネーションが観客の胸を温かくさせる。たえず音楽が叙情的に高鳴り続けるなどの演出上の勿体ない点は多少あるのだけれど、時にそれらがモリコーネ風味に聴こえてくる箇所もあり、映画文化を支え続けてきたスタントマンや動物たちへの敬意を「ニュー・シネマ・パラダイス」的に表現しようとする作り手の思いに気付かされる。そして、ジャッキー映画の伝説的なアクション・フッテージをそのまま引用して主人公のキャリアの軌跡を描く趣向もまた、ファンにとってノスタルジーを誘う格別の場面となるはずである。
馬いらなかったんじゃね?
最近のジャッキー映画の中では観たかった一本。なぜなら「ポリス・ストーリー」とかの映像が出てきて、かつてスタントマンだった男という物語だったから。
まあその予告編を見た時点で、「馬いらねえんじゃね?」と思ったことは確か。ジャッキーは別に馬スタントで有名になった人じゃないんだし、娘との確執や、スタントマン全盛期だった過去を描くのなら、馬なしのほうがジャッキーその人となりのドラマ性を持って、見応えがあるものになりそうな気がした。
これジャッキーも出た「キャノンボール」の監督ハル・ニーダムの「グレートスタントマン」にヒントを得たか、同じ狙いの映画だと思うんですよね。あるいは最近の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観て発想したのかもしれない。往年活躍したスタントマンの現在は恵まれない姿を描くのはジャッキーが演じる意義があると思う。
鑑賞後の感想としては、やっぱり馬いらなかった笑 予告編の時点でも、馬の演技とアクションはCGを足して表現するのがミエミエだったのだが、本編はあまりにそれが露骨すぎて(とはいえラストのNG集を観ると、まあまあ本物の馬も使っているのだが)、ドラマに分裂症を引き起こす。誰でも思うことだろうが、映画の中ではCGを全否定するキャラクターなのに、年老いたジャッキーはかなりCG頼りで、特にクライマックスの馬のハイジャンプに挑むシーンは、疾走中の映像があまりにもCG然としていて、いったいどんなヒネリの演出意図なのかと、こっちが首をひねる羽目になった。だが大して意味はなかったようだ。
馬を使って泣かせようという魂胆が、あまりにも滑っていて、全然うるっとこない。しかも最後のほうはそれがあまりにくどく長いのでげんなりしてくる。娘役の女優さんがすごく上手だったし存在感もあったので、そっちとの関係をもっとラストで丁寧に描いてほしかった。
全体的に、スタントマンという業界ネタを使いたかったジャッキーだが、ストレートに描くのが照れくさかったのか、あるいは重荷に感じたのか、馬という副次的なネタに逃げてしまったなあという感じ。「ジョーカー2」がミュージカルに逃げてしまったのと似ているかもしれない。しかし最近のジャッキー映画の中では、中国プロパガンダ色が薄めのことや、女優の演技がいいことや、暴力的でなくて教育的なこと、薄っぺらくはあっても人間ドラマをきちんと描こうとしたことは良かったと思える。お涙頂戴の好きな日本人にウケると思ったのか、ジャッキーがひさしぶりに自ら来日した理由もわかる。
しかしもともと「キャノンボール」のエンディングNG集が「へらへらふざけて笑っているだけなのが気に入らなかった」というジャッキーが、真剣勝負のNG集を始めたきっかけだったはずだが、この映画のエンディングNG集は「へらへらふざけて笑っているだけ」である。代役とCG頼りだから仕方ないともいえるが(実際にはファンなら知っての通り、全盛期からジャッキーのスタントマンはスタンリー・トンが務め、のちに「ポリス・ストーリ3」の監督に昇格)、なんとなく「言ってることとやってることの違いは受け入れなきゃ駄目?」と聞きたくなる映画だった。
まさかの号泣!
ジャッキーチェン世代のど真ん中で育った私です。
とにかく、なんか良かった!
派手なアクションが無くても十分に満足出来る内容だった。
ジャッキーの映画でこんなに泣いた事はない。
70歳になってもなおジャッキーチェンの良さが出ている映画でした〜!
ジャッキーありがとう‼️
アクションものなのになぜこんなに涙が溢れるんだろう
ストーリー自体は結構ありがち。断絶状態の娘が嫌々ながらサポート役に回っていくうち親子の愛情を取り戻すのもまあ定型かな。クライマックスのスタントシーンで敢えて奇跡を起こさないところは渋いと思ったが…
この映画の肝はジャッキーの横に座って、懐かしいスタントシーンを眺めながら、懸命に生きて来た自身の過去を共に回顧する事にあるのだろう。酔拳のモノマネで突き指してた無邪気な自分、プロジェクトAやポリスストーリーに歓喜しつつ感じていた将来への不安。傍らのジャッキーの号泣シーンを眺めている自分も、いつの間にか頬がビショビショになっているのに気がつくのであった。
ジャッキー映画で泣くとは思わなかった
ジャッキー映画で泣くとは思わなかった
アクションシーン自体は控えめだけど間違い無く我等が想像するジャッキーアクションだった
過去作品のスタントシーンが使われてる所が感慨深かったのと
あの作品のオマージュかな?と思える所も良かった
最後は恒例のアレもあります(笑)
ジャッキーが70代なんだ〰️
70歳とは思えないジャッキー 良い歳の取り方をしていると思う 羨ましい〰️ 映画の中だけではあるが、娘もなんと理解力の有ることか… 私の娘とは、雲泥の差… 良いパパには、良い娘なんだろう‼️
ジャッキー映画の特徴がつまっている
人と馬、父と娘の心のつながりの他に
ジャッキー過去作品と本作品のアクション、
コメディー要素部分、ジャッキー独特の
食事シーンなどがつまっている
ドラマとアクションのバランスが良い
作品になっていて面白かった
ジャッキーの本音を語る映画?
ジャッキーチェン最後の映画?!!!
とのことで映画館に観に行った。
観終わっての感想は、なんじゃこりゃ。
え?この映画が最後で良いの?だった。
私はジャッキーチェンが大好きだけど、
動物もの家族もので終わるのではなくて
やっぱりアクションで終わってほしかった。
でもやっぱり映画の中でも語られてたけど
年齢によって体がついていかなかったり
家族にいつまでやるの?と心配されたり
九死に一生の大怪我もあったり
最新技術のCGアクションへの時代の変化の葛藤だったり、思うことは色々あったのかもしれない。
そういう部分を考えれば、この映画はジャッキーのアクションへの向き合い方・悩みが詰まってるのかもしれない。
娘と父という構図はポリスストーリーレジェンドでもあったけど、ジャッキーにとって家族がうまくいってなかったのか、何か思うことがあったのかな。
私も父とうまくいってないけど、
父親として子供の頃にできなかったことをしてあげたいとか思ってるのかもしれないけど、もう大人になった今の私にそれをされても困るし今更もう遅いしちょっと気持ち悪いし迷惑でしかないからやめてくれと思った。
昔はバスに傘でぶらさがってね、だったり
酔拳の特訓のオマージュだったり
洋服着替えてゴージャスですね、だったり
ところどころに、ジャッキーの今までの歴史が詰まっててクスッと笑えたし嬉しかった。
馬小屋で昔のジャッキーチェンの映像を観るシーンは、演技とかじゃなくて本当にジャッキーが泣いてるように見えて、女優さんも本当に心配してる顔に見えた。
宮廷のシーンでCGを使いたくない!!昔ながらのアクションでやりたい!!っていうけど、始まった途端めっちゃCGで笑った。
それに途中のスタジオの中を馬が飛ぶところは思いっきりCGなのに今更どした?ってなった。
ジャッキーが去って馬が追いかけるところは、3回くらい馬が土のところを転げてて可哀想だなと思った。そんな転げさせなくてもいいのに。
そもそも何故、馬だったのか。
三菱の車はもう出ないのか?
アクションは最初のパートだけなのか?
スローリーでもいいからジャッキーの生のアクションをやっぱり観たくなる。
70歳のジャッキー
最近の出演作品があまり良くないので、それほど
期待せずに観ました。予想通りで最近の作品の
中では1番動けていたけど、ストーリーがどっちつかずで
中途半端で、家族を描くのか、スタントマンとして描くのか
はっきりして欲しかった。
ストーリー展開も、スタントマンとして再起を目指すような
方向が良かったように思います。一世一代のスタントをするような。
ジャッキーのアクションでの負担を
減らそうと馬を登場させるのもなんかねぇ。
それに変なところでVFXを使ったりして、
長くジャッキー作品を楽しんできたファンとしては
物足りない作品でした。
記念作品なのに、やっぱり香港時代の共演者が全く姿を見せないのも
残念です。いろいろあるでしょうけどね。
全編暗い雰囲気の映画
こういう
映画を求めてるんじゃないんだよな
年寄りスタントマンの哀愁とかじゃなくて
じじいでも元気で楽しくやってますみたいなのが
観たいわけよ、それが子供との関係、相棒の馬との関係とか
そんな泣かせる演出はいらなかった。
人情ドラマはいらないんだよ
サンダーアームとかプロジェクトイーグルみたいな
楽しい映画を作ってくれ。打ち切り上映最終日にみたが
10人くらい入っていた。俺1人で見るんじゃないかと思ったが
人がいたw
往年のアクションシーンが懐い
シナリオは中華系なんで少し雑な印象
内容的にはシンプルなのであまり問題は無い
アクションはこの歳でまだこんなこと出来るんだと感心してしまうが早くて分かりにくいので時々スローも入れて欲しかった。
でも作品のテーマは人間ドラマなんで
ファンサービスと思って見た方がいいと思う。
個人的にはラストのスタントは踏みとどまるじゃなくて絵的には成功はさせて着地は失敗で生死の境を彷徨う怪我をして引退って感じがよかったかな
吹替の石丸博也さんは現在は83歳で昨年に引退されてたそうで、この作品の吹替の音響監督の方が頼み込んでくれたから今回は限定復帰したとの事。
流石に昔の様な高い声は聞けなかったけどジャッキーも70歳と高齢なんで一緒に歳をとったんだなと思いました。
50代の独身の友人に見せたら、めっちゃ刺さったw家族や子供がまだ欲しいとの事。
吹き替え版がどうしても観たくて
やっと鑑賞できました。
舞台挨拶付きの上映は1分経たず完売_(┐「ε:)_
アクションよりもヒューマンドラマ要素が強く何度もウルウルしてしまった。
そしてこれまでの名シーンの数々は胸熱過ぎて泣けました。。
CGを使った撮影に対して「観客は何を観るんだ?」。この台詞は危険と隣り合わせで作品を作り上げて来たジャッキーの信念がよく表れていて、名台詞だと思います。観てる人を喜ばせたい楽しんでもらいたい、そんな思いがビシバシと伝わって来ました。
成龍、謝謝‼️
ジャッキーの映画
安心して楽しめるファミリー映画でした。
ストーリーは判りやすく、
父と娘の確執の雪解け
馬との家族同様の繋がり
アクションスターの新たなる人生の歩み方
というようなところですが、
とにかく、馬の演技?がすごいです!
娘さんのシャオ・バオが、とてもカワイイです!
ボーイフレンドも、周りの弟子たちも良い味だしてます!
馬のコレクターの人も良い人でした!
また、ジャッキーの昔の作品の映像が流れるのですが、泣けました。
最優秀ヒヒーン賞
はるか昔、「伊賀野カバ丸」の同時上映として「カンニングモンキー・天中拳」を目にしてジャッキー・チェンのファンになった者です。その後たくさん映画をみる中で最近は遠ざかっていましたが、50周年なのか!これは行かねば!と劇場に向かいました。
だめです。「ありがちな展開が云々」「都合がよすぎ云々」とアタマでは突っ込むのに、もう、心が、無条件で感じ楽しんでいます。いかにものシーンで笑って泣いて、ジャッキーの昔の映画のアクションシーンが見られてうれしく、エンディングのNG集もなつかしかったです。ジャッキーファンからしたら同窓会で思い出に浸ってはしゃいでいるような気分になりました。
でもこの映画の最大の見どころは、愛馬・赤兎(チートゥ!名前は偉大な名馬と同じ!)とジャッキーの共演シーンです。アクションをこなすのもすごいですが、普通にやりとりできてる(?)表情豊かな名演技ぶりにビックリです。犬でも驚くのに、馬がここまでできるの!? 今年は「落下の解剖学」に出演した愛犬・クヌープ君に最優秀ワン優賞をあげたいと思いましたが、ジャッキーの「相棒」以上の「親子」関係を観客に印象づけた愛馬・チートゥにはぜひとも最優秀ヒヒーン賞をあげたい気持ちになりました。昔、乗馬を習っていたのもあり、耳でだいたい馬の機嫌がわかりますが、本当に良い関係で撮影したんだなぁと思います。トレーナーの腕がすごいんですね。その馬も含め、命がけでアクションシーンに臨むスタントマンへのリスペクトにも感動しました。
70歳とは思えない元気な姿を見せてくれたジャッキー・チェン。この映画でたくさんの人々が新たなファンになってくれたらと祈るばかりです。
「龍虎武師」と合わせて満点
ジャッキーはやはりジャッキー。食傷気味になってしまう様なドラマパートも、70歳と聞いても混乱してしまいそうなキレキレのアクションも、全てが我々への"恩返し"の様な作品。"恩返し"なんて言うと偉そうなので"ご褒美"と言い換えても良いのだが、作品から伝わってくるじんわりとした温かさはやはり"恩返し"がしっくりくる。中学生の時に「プロジェクトA」を映画館で観る事の出来た幸せそのままに劇場を後にしながら、少しだけ寂しさも寄り添う映画体験でした。ありがとう成龍👊
相棒のチートゥ(赤兎って発音そうなのねッ!三国志好きとしてはここだけでも声が出そうでした笑)やシャオバオ(小宝)の愛らしさは勿論なのだが、ナイホァ(彼氏)がいかにもジャッキー映画(香港映画)な味付けに抜群の旨味を出していましたね。物語全体を俯瞰してみると彼が(裏)主人公と言っても遜色ないでしょう。修行シーンはエンドロールオマケも含めて爆笑でしたが🤣でもあれって今だと「!!?」なんて騒がれちゃうんだろうな。難しいね。
ノスタルジックな気持ちになりました
子どもの頃から大好きだったジャッキー映画。
でも最近はご無沙汰でした。
普段吹替え映画を観ることは無いのですが、今回だけは吹替えで。ジャッキーも歳をとりますが、石丸博也さんの声も昔とは違うことが最初は受け入れ難かったです。
恒例のエンドロールのNG集も、スタントの失敗とかではないんですね。
映画の出来不出来とは別に、何だか切ない気持ちになりました。
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